【ノア】<ジェイク・リーインタビュー>ノアを選んだ真意に迫る!「俺いつまでもここにいるワケじゃないから」

 

プロレスリング・ノアが開催した話題となった元旦決戦で、衝撃の登場を果たした元全日本プロレスのジェイク・リー。

8日昼の後楽園大会で稲村愛輝とのシングル対決が決まったジェイクに、改めてノアマット参戦の真意に迫った。

【ジェイク・リー インタビュー】

――まずなぜノアのリングを次なる戦場に選んだのでしょうか?

ジェイク「もの凄くシンプル。おもしろそうだったから。ノアにはやったことない選手が多い。だから『このリングでやったらどうなるんだろう?』っていうのを想像で終わらせたくなかった…っていうのが一番の理由ですね」

――改めて全日本を飛び出そうと考えていたのは、いつ頃からでしょうか?

ジェイク「2〜3年前から。ただ、同時に(全日本プロレス)50周年という節目に自分がどんな役割を担えるか…っていうことも常に考えていて。だから50周年(2022年10月)を迎えた時に、改めて自分の中にどういった思いがあるのか。それはその時になってみないと分からないな…って思っていたんですけど、50周年を迎えた時に『やっぱり俺はいろんな選手とレスリングしてみたいな』っていう。ホントにシンプルにその気持ちですね」

――そこで選んだのがノア。これまで接点が無かったが、改めてノアという団体の印象はいかがでしょうか?

ジェイク「やっぱり今でも三沢さんのイメージがあって、その次に出てくるのがサイバーエージェント、ABEMA。そういうキーワードですね」

――では現在のノアの闘いはみていたのでしょうか??

ジェイク「いや、メチャクチャみてましたよ。それこそWRESTLE UNIVERSEも加入してるし(笑)」

――なんと。それでもいきなりジャック・モリスと握手したのは意外でした。

ジェイク「そうですか? その辺の理由はもうちょっと経ったら分かってくると思いますよ。だから今はコレ(内緒のポーズ)でお願いします」

――『おもしろそうな選手が大勢いる』と言っていたが、例えばどんな選手に興味がありますか?

ジェイク「やっぱりパッと出てくる名前は中嶋勝彦。DDTの遠藤(哲哉)選手とやった時(※昨年のサイバーファイトフェスティバル)に、遠藤選手が張り手でガクっといっちゃったことがありましたよね? あの時の空気感として“触っちゃいけない”みたいな感じで、(起こった事象から)距離を置いてる…みたいな。『もったいねえなあ』と思って。これだけ強くて巧い選手なのに、なんで…?って。だから(中嶋が)なんで金剛にいるんだろう?っていう感覚もあって。誰かの下につく…っていうのもおかしいですけど、『あなた本当にそこで良いの?』って感じなんで」

――今のGHCヘビー級王者の清宮海斗についてはいかがでしょうか?

ジェイク「彼、なんであんなに暗いんですか? イメージとして笑ってる顔っていうのが、パッと出てこないんですよ。ベビーフェイスで凄くみんなに愛されるチャンピオンのはずなのに、なんでいつもあんなに眉間にシワを寄せてんだろう…って。そのイメージが強くて。キミが眉間にシワを寄せて険しい顔ばかりしてたら、子どもたちもみんな逃げちゃうよ?って。ベビーフェイスのチャンピオンだったら、もっと笑顔でいたら?って」

――なかなか手厳しいです…

ジェイク「もしかして余裕がないのかも。余裕がないのなら、じゃあそのベルト獲りに行くよ?って。俺のほうが笑顔似合ってるから(満面の笑み) そしたら俺自身の知名度も上がるし、それはそれでいろんな反応が起きるんだろうし。まぁ今はこれくらいで。それはまた“追々”ということで」

――ノアに詳しいばかりか、デリケートな部分に深めに切れ込んでいる気が…

ジェイク「みんな好きじゃないですか、そういうの(笑) 『それってそのままにしてて良いの?』って俺は思っちゃいますね。そういう違和感みたいなもの。ずっと心のどこかにあって、決して消えないもの。だったら、それを俺がきっかけで“何か”に変えることができたら最高じゃないですか」

――タブーなき姿勢でノアに参戦していくという事でしょうか?

ジェイク「俺はただ単に思ったことを言ってるだけなんですけどね。『こうしたら、どうなるんだろうか』とか『こうしたらもっと良くなるのに』とか。別に喧嘩腰で言ってるワケでもないし、上から目線でもないし」

――ノア初参戦となる1・8後楽園大会では稲村愛輝とのシングルマッチが決まりました。

ジェイク「彼は正しい選択をした。今の俺はおいしい。俺と闘うことでもっと注目を浴びられる。武道館でそう言いましたけど、その言葉そのままで。彼は“きっかけ”が欲しいだろうし。ただ、1月1日の武道館。彼の試合もチェックしましたけど、確かに勝ちはした。でも、それが次に繋がる闘いだったかを考えると、僕はどうなんだろう?って思う。気持ち良く勝てたけど、それで? 何かが生まれたの?って。本人はどう思ってるか分からないですけどね」

――稲村愛輝というレスラーの印象はいかがでしょうか?

ジェイク「うーん…ひとりワールド・ストロンゲストマン(笑)」

――よくご存知で…やはり巨大タイヤのイメージが…

ジェイク「うん(笑) 見ててスッキリするじゃないですか。多分、彼はすごく応援されるんだろうな…って思うし」

――その稲村との試合はどんな試合になりそうですか?

ジェイク「自分が勝つイメージしかないですけど、“ただ単に勝つだけ”っていう感じにはしたくない」

――新しい一歩だけに、どんなインパクトを残したいとお考えですか?

ジェイク「ノアの選手になくて俺にあるもの…っていうのは、この身長(192cm)なんですよ。サイズ。ここもみんなが触れない部分だろうけど、今のノアのヘビー級って他の団体に比べると小柄な選手が多いじゃないですか。小柄っていうか、引き締まってるって言ったほうが良いかな。動きが俊敏で。けどパワーもある。ただやっぱり、どの競技にもいえるのは“サイズ”って凄く大切で、それだけでやっぱり見方が変わってくるんですよ。だから俺はこの武器を生かしたうえで、“いろんなこと”をやっていきたいな…って」

――“いろんなこと”というのが意味深に感じます。

ジェイク「確かにいろんな選手と試合したい。ただ、それだけじゃつまんねーなって。ちょっと“言ってみたいこと”もあるし。ここ数日間で、このワンパクな脳みそでひらめいたことがあって。ただそれは今じゃなくて、どこか別のタイミングで言おうと思ってます」

――ノアに来ることでどんな化学反応が生まれるのか、自分でも楽しみな部分がありますか?

ジェイク「そうですね。なんであっても、やってみなきゃ分からない…ですから。もしかしたら『図体だけかよ』って思われるかもしれないし。その不安と緊張感っていうのは常にあって。ただ、その不安と緊張感が常にあるからヒリヒリとしたものを凄く感じて、逆にそれが楽しくて。ギリギリのところを行くのが、凄くスリルがあって」

――ちなみにノアには多くのユニットがあるが興味あるユニットはありますか? または自分でつくる考えなどはありますか?

ジェイク「うーん、まぁ金剛に入ったところで、あんだけ人数がいるだけでゴチャゴチャになるだけだし。かといって他のユニットもどうなんだろ。まぁ『いろんなヤツと闘いたい』っていうのが一番なんで“属さず”っていうのを考えてますけどね」

――改めてノアで成し遂げたいことがあれば教えてください?

ジェイク「気になる選手を何人か挙げましたけど、それ以外にも気になる選手が出てくると思うんですよ。いろんな選手と試合をしていくうちに。で、今のノアって、やっぱり丸藤さんだと思ってるんですよね。今まであえて名前は出さなかったですけど、対峙したら必ず何かが生まれると思ってるんですよ。僕の心の中で何かが」

――その“何か”がどんな感情なのか自分でも楽しみという事ですか?

ジェイク「うん。丸藤選手に限らず、いろんな選手と触れていけば、いろんな感情が胸の中に新しく生まれていくと思うんですよ。その感情をムゲにせず、自分にウソをつかず、しっかりと向き合っていけたらと思ってますね」

――そして『俺はいつまでもここにいるわけじゃない』ともおっしゃっていました。初登場時のコメントとしては意外だったように思います。

ジェイク「そのまま受け取ってもらえれば。ここ(ノア)に骨を埋めようとか、そういうことは思ってなくて。俺が一貫して言ってるのは『いろんなヤツと試合したい』。だから、ここでの物語をつむいで、自分の中で『次だな』って思ったら出て行っちゃうと思うし。だから今のうちに観にこいよ。そんな意味だと思ってもらえれば」

――では最後にファンの皆様へメッセージがあればお願いします。

ジェイク「皆さん、明けましておめでとうございます。何度も言いますけど、俺いつまでもここにいるワケじゃないから、俺を観にきてください。今のうちに。多分、楽しいものが提供できるので。いや、きっと、必ず。まぁ、これからを観てれば分かります」

<写真提供:プロレスリング・ノア>

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