【九州プロレス】「若者よ、世界から九州に集え!」TAJIRI入団会見
九州プロレスがTAJIRIの入団会見を行った。TAJIRIは、今月3日の新宿FACE大会での試合後に九州プロレス入団を直訴。
1月19日、福岡市の九州プロレス道場にて、今月3日・新宿FACEでの試合後に九州プロレス入団が電撃決定したTAJIRIの入団会見が行われた。
先日、奪取した九州プロレス選手権のベルトを会見に持参したTAJIRIは、遅れて来場してきた記者が着席するのを待ち、語り出した。
「今日はご来場ありがとうございます、TAJIRIです。よろしくお願いします。自分は熊本県玉名の出身で52年前に九州で生まれ52年後に戻ってまいりました。というのも52歳になり、この先そんなにプロレス人生も長くないと思うので、この九州プロレス入団はその最後の締め括りというか終わりの始まりだと思っています。筑前理事長の話を最初に聞いた時に共鳴する部分が多かった。もう、この歳なのでこうしてベルトを持つ事も最後なんじゃないかと思っていまして、この歳になると自分が王者として熱い試合をして、というもありますが、それよりも若い子を育てていきたいなと。これまでもずっとそういう事を続けてきまして、数多くいる教え子の中にはアメリカのWWEまで到達した者や、世界の女子プロレスのトップに君臨した子とかもいます。そんな話を筑前理事長に話した時に、是非とも九州でやっていただけたら、という話がありまして、自分の持っている一番いい力を発揮させてくれそうな団体だな、という事が一番頭にありまして、それで入団させていただく事になりました。これまで、世界の若い子をステップアップさせてきたことを、これは自分の宣伝になりますが、自分、文筆もやってまして昨年9月に徳間書店から発刊された最新刊が、この「戦争とプロレス」です。先日の読売新聞にも取り上げていただきましたが、この本に書いてある若者をステップアップさせてきたことを、これから九州でやっていきたいと思っていますので「なんでTAJIRIは九州プロレスに入るんだろう?」と思っている方は是非読んでいただけたら、僕の哲学、思想、理念が分かると思います。」
その後、筑前りょう太理事長よりTAJIRI入団の喜びを語ると共に、国際的有名レスラーの入団に伴う今後の展望として「九州発世界・プロレスラー夢工場計画」をぶち上げた。
①未来のスーパースターを目指す世界のプロレスラーに対し、九州で1ヵ月~1年、寮に滞在し試合を重ねながらTAJIRIらが育成していくプログラム
②プロレスラーを目指す若者を募集育成していくプログラム
上記2つのプロジェクトを実施していく計画であり、これから希望者を募っていく。
会見には今後、来日外国人のビザ申請をサポートする福岡市内の「司法書士法人オフィスフラット」の多伊良壮平代表も参加し「九州プロレスの九州ば元気にするバイ!という理念に共感し申請をサポートさせていただきく事になりました。少しでも九州プロレスの力になれるよう頑張りますので宜しくお願い致します。」と今後のプロジェクトへの協力体制を表明した。
TAJIRIは1月22日の福岡県柳川市での大会から所属選手として参戦予定。以降、他団体、海外からのオファーが重ならない限りは九州プロレス主催全大会に出場を予定している。