【九州プロレス】めんたい☆キッドがTAJIRIから王座奪取!SUGI & RAICHOがタッグ初防衛!野崎広大「俺は九州を離れます」2.5北九州大会<全試合結果>

九州プロレスは2月5日、福岡・西日本総合展示場 本館中展示場にて第一交通産業グループPRESENTS『北九州元気祭2023』を開催した。

メインイベントにて1月に入団を発表した九州プロレス王者のTAJIRIにめんたい☆キッドが挑戦し、見事に王座を奪取。タッグタイトル戦では王者組のSUGI & RAICHOが初防衛に成功。

また、玄海の復帰戦となるシングル対決に敗れた野崎広大が「この試合が決まる前から決めてました。俺は九州を離れます。これからの野崎広大の動向に注目してください!」と発言した。

九州プロレス 北九州大会
第一交通産業グループPRESENTS『北九州元気祭2023』
日時:2023年2月5日(日)14:00開始
会場:福岡・西日本総合展示場 本館中展示場 
観衆:1,202名(満員)

〈オープニング〉

北九州のプロレスの聖地、西日本総合展示場に、昨年7月以来、半年ぶりに九州プロレスが帰ってきた。今大会はマスク着用の声援可能大会となり、1,202人の大観衆がつめかけ、大いに盛り上がった。

第1試合〈シングルマッチ〉15分1本勝負
北九州元気祭 闘会始~熊本の狂犬 vs 欧州の貴公子~
◯梅田公太(5分34秒 片エビ固め)オーエン・ブランコ×
※ハイキック

TAJIRI入団に伴う新プロジェクト「九州発世界・プロレスラー夢工場計画」の第一弾選手として、マルタ共和国からギアニー・ヴァレッタの弟子が初来日。昨年12月に玄武會入りした熊本の狂犬・梅田が迎え撃つ!

ブランコは、豊前大会に続き、国内2戦目となる。スタイルが全く異なる梅田の強烈な打撃に、序盤から苦戦のブランコ。梅田のスワンダイブをかわすと、ラリアット、さらにフライングラリアットで流れを変える。

1.28豊前大会での一寸を仕留めた得意技・ブランコバスターを狙うも、読んでいた梅田にかわされ、ハイキックを放たれる。しかしブランコもなんとか回避。ならばと、梅田のスワンダイブミサイルキックはカウント2。ブランコもみちのくドライバーでフィニッシュを狙うが、梅田の強烈なハイキックが見事に決まりカウント3。 

第2試合〈3WAYマッチ〉20分1本勝負
女帝北九州降臨 ~混ぜるな危険三巴戦~
ジャガー横田 vs ばってん×ぶらぶら vs 梶トマト
◯ジャガー横田(8分20秒 首固め)ばってん×ぶらぶら×

7年ぶりに九州プロレスのリングに女帝ジャガーが降臨!対するは、九州最弱のばってんにハイテンショントマトという異色の3WAYが実現!!ジャガー横田は、6年半ぶり二度目の九州参戦。ばってんとも、その時以来の対戦となる。

ファーストコンタクトは3人によるチョップ合戦だったが、ばってんvsジャガー&トマトのハンディキャップマッチ状態へ。ジャガーについていたトマトは、隙を見てジャガーを丸め込む裏切り行為。ばってんの「市長選、旦過市場、資さんうどん」の北九州応援エルボーは不発。

ジャガーは二人を蹴散らすと、トマトに拷問コブラツイスト。そこへばってんがジャガーに浣腸でカット。ジャガーへWブレーンバスターから、ばってん&トマトの北九州応援エルボー。

チャンスと見たトマトはばってんに照準を絞りプランチャ。トップロープに登ると、ジャガーがロープを揺さぶり急所を強打。ばってんは、レジェンドに恐れ知らずの髪食い。怒りのジャガーは、強烈なビンタからの丸め込みで試合を終わらせた。

第3試合〈シングルマッチ〉30分1本勝負
“新生”玄海再起動~ 野獣とのケジメの再戦~
◯玄海(15分17秒 刀狩)野崎広大×

昨年8.11、野崎との九州王座戦での負傷から、遂に本格復帰を迎えた“新生”玄海。王者を経験し、格段に成長を遂げた野崎とのケジメの再戦!!

野崎は試合前、「この試合で今の自分の力を改めて測りたい。そして勝っても負けても、次の行動をする。」と今後の進退を匂わせるような発言を。腰にベルトはないが、二人にとってあまりに大きな意味を持つ大一番。

玄海は見事にビルドアップしパワーアップ、シルバーのコスチュームで復帰のリングへ。ゴングが鳴ると、序盤から両者いきり立つ互角のぶつかり合い。パンチ、エルボー、逆水平の撃ち合いから、早くも刀狩を狙う玄海。

野崎はラリアットの連打で逆襲。玄海はパンチから野崎の巨体をバックドロップ。さらにサモアンドロップを決め野崎は場外へ。そこへ走り込んできた玄海、エプロンにうずくまる野崎へドロップキック。ダイビングエルボーからラリアット3連発でダウンを奪う。

必殺技・玄界灘を野崎は耐えきり、逆にブレーンバスターで切り返す。さらに、雪崩式ブレーンバスター。

玄海はフランケンシュタイナーから超人拳で流れを取り戻そうとするも、二度目の超人拳をキャッチされデスバレーボムの餌食に。

さらに野崎は8.11で玄海を仕留めた砲弾スピアーを狙うが、玄海はなんとか受け止め、強烈な刀狩り!野崎は逃げきれず、ついに力尽きる!

試合後、マイクを持った野崎が衝撃発言。
「この試合が決まる前から決めてました。俺は九州を離れます。これからの野崎広大の動向に注目してください!」

第4試合
北九州元気祭2023 2大タイトルマッチ①~ハイフライvs九州活火山~
〈九州プロレスタッグ選手権試合〉~60分1本勝負~
[王者]〇SUGI & RAICHO(14分11秒 片エビ固め)阿蘇山 & 桜島なおき×[挑戦者]
※夢創

1.3新宿大会でSUGI&RAICHOのミル・グラシアスに流出した九州タッグ王座。「九州の至宝」奪還に名乗りを上げたのは阿蘇山&桜島の“九州活火山コンビ”。国内屈指のハイフライヤーコンビをどう攻略するか注目の一戦。

桜島とRAICHOの先発で手の内の探り合い。SUGIは、阿蘇山との体格差に物怖じせず、スピードで撹乱するも、パワーに圧倒される。九州活火山コンビは速いタッチワークで、SUGIのスタミナを奪っていく。桜島はSUGI&RAICHO二人まとめてコブラツイストからのグランドコブラ。阿蘇山も久しぶりのタイトル戦線に大噴火。

ようやくロンリーバトルを脱したSUGI。RAICHOとWのノータッチトペコンヒーローを決め観衆を沸かせる。

王者組の猛攻を耐え、阿蘇山の万トーンから桜島のスライディングDで流れを変える。

桜島はSUGIへ、美しいドロップキックからジャーマンスープレックスを決めるがカウント2でカット。そこから王者組の逆襲。RAICHOのミサイルキックからSUGIのスワンダイブドロップキック。さらに桜島に、ブファドーラ、千本桜と得意の流れへ。

そしてRAICHOとの合体技、夢創(合体不知火)で見事、3カウントを奪い、第12代王者組が初防衛に成功した。

第5試合
北九州元気祭2023 2大タイトルマッチ②~世界vs九州~
〈九州プロレス選手権試合〉~60分1本勝負~
[王者]×TAJIRI(17分33秒 片エビ固め)めんたい☆キッド◯[挑戦者]
※めんたいスプラッシュ

1.3新宿大会で九州プロレス選手権新王者となり九州プロレスへ電撃入団したTAJIRIに対し、「これはハッピーエンドではない!」と一人反対の姿勢を見せためんたい。約5年ぶりの九州王座獲りに立ち上がり、『全ての答えを求めて戦う!』と気合い十分!TAJIRIは、めんたいのどこか一点を集中攻撃し破壊すると予告。

ゴングが鳴ると、TAJIRIは牽制のレッドミスト。静かな探り合いから、息を飲むスピーディな攻防へ。TAJIRIは場外へエスケープし、流れを止める。

TAJIRIは予告通り、執拗なまでの左腕集中攻撃で破壊を開始。完全に王者のペースへ。場外戦へ持ち込みエプロンや鉄柱までも使い左腕を痛めつける。なんとか逃れためんたいはスリングブレイドでダウンを奪い、串刺し攻撃で一気に流れを変える。

めんたいは場外のTAJIRIへ、ノータッチトペコンヒーロー。さらにスワンダイブで追い込むが、TAJIRIはグリーンミストで迎撃。ここからさらに左腕集中攻撃を再開し、場内は大めんたいコール!

左腕にバズソーキック2連発を受けながらも、バックスプリングエルボーからファルコンアロー、フライングボディプレスで逆襲を試みるめんたい。しかし、左腕破壊のダメージから、決めきらず。TAJIRIはさらに脇固めから、左腕を決めたまま丸め込み。さらに再び、左腕にバズソーキック2連発!

意地のめんたい、ドロップキックから092で起死回生。フライングボディプレスから、必殺技・めんたいスプラッシュを完璧に決め、TAJIRIから3カウントを奪い、大観衆と共に「めんたい流ハッピーエンド」を喜び合った。

第12代王者が初防衛に失敗。めんたい☆キッドが第13代王者となる。

試合後、マイクを持っためんたいはTAJIRIへメッセージ。
「あなたは九州を元気にする最高の仲間です。一緒に九州プロレスを盛り上げていきましょう!」めんたいとTAJIRIはしっかり握手を交わし抱き合う。

そこへ玄海がリングに上がり、めんたいへ、そしてTAJIRIと言葉を交わし、リングを後にした。
今後の3人の動向に注目される。

〈写真提供:九州プロレス〉

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