【DDT】HARASHIMAと納谷幸男がKO-D無差別級王座挑戦に向け猛アピール合戦!王者・火野裕士「どっちがワシの前に立っても、楽しみでしゃーない」

 DDTプロレスが2月11日、神奈川・横浜ラジアントホールで「DDT YOKOHAMA Unlimited Vol.1」を開催。同月26日、東京・後楽園ホールで行われるKO-D無差別級王座次期挑戦者決定戦に向け、HARASHIMAと納谷幸男が猛アピール合戦を繰り広げた。

 次期挑戦権を争う2人は、この日、タッグを結成し、同王者の火野裕士、大石真翔組と対戦。序盤、納谷とHARASHIMAがともに大石相手に、サッカーボールキックを叩き込んで意地の張り合い。

 火野が納谷、HARASHIMAにチョップを叩き込む。

 火野と納谷がエルボーのラリーから、火野がラリアットも、納谷はニーリフト、串刺し式ラリアット、串刺し式ボディアタックで猛攻。

 負けじとHARASHIMAも火野にミドルキック連打、ファルコンアローとたたみかける。納谷が入ってきて、HARASHIMAとギクシャクする場面も。

 火野が納谷に投げ捨てジャーマン、串刺し式ラリアット、エクスプロイダーを決めるも、起き上がった納谷は大石にバックフリップ。火野とHARASHIMAが場外で激しくやり合っている間に、リングでは納谷が大石にバックドロップを決めて3カウントを奪取した。

 火野は「オマエら闘志むき出しなのはええけど、やりすぎちゃうの。ワシは悪の軍団のドンや。もうちょっと悪いことやらせろ。今日のオマエら強すぎんねん。でも今日の試合でよう分かった。オマエらどっちが勝って、どっちがワシの前に立っても、楽しみでしゃーない」とマイク。

 HARASHIMAは「火野君、チャンピオン。僕はDDT26周年記念大会、必ず君の前に立って、そのベルトに挑戦するから。納谷君、僕がまだDDTの中心にいることを、君に勝って証明するしかないんだよ。26日、楽しみだから思いっきりやろう。ガッチリやろう」、納谷は「HARASHIMAさん、僕もメチャクチャ楽しみです。あなたを絶対に超えます。俺がHARASHIMAさんと火野さんを超えて、DDTの最強になります」と口でもアピール合戦。

 バックステージで火野は「アイツらすごいな。3月にワシと試合するのに、もう闘志むき出しやん。久しぶりにこんなにボコられた。こう見えても悪の軍団のドンやで。ちっとも悪いことできんかった。アイツら強すぎた」と苦笑。

 HARASHIMAは「あんまり組みたくないとか、意地の張り合いとかあったかもしれないけど、今日勝つことに集中して試合をした。DDTの26周年の記念大会は、絶対ベルトに挑戦して巻き返す。そのために納谷君にガッチリ勝って、ベルトに挑戦する道をつくりたい。納谷君は大きいし、勢いがある。すごく分かるけど、心の不安というか、そういうのも感じる。近くだからこそ分かったのは、穴が多いなと思いました。いくらでも攻めてはあるんで、いけるという確信も大きくなった」と組んで得た成果を強調。

 納谷は「勢いだけじゃなくて。DDTに来て3年間で培ってきたものがある。それを全部出して、HARASHIMAさんを超え、火野さんにたどりつきたい。HARASHIMAさんが強いのは分かってる。でも、俺ら若い世代の人間が超えていかなきゃいけないと思うんで。負けられない戦いです。絶対に俺が勝ちます」と必勝を期した。

 また、2月18日、名古屋国際会議場イベントホールでDDT EXTREME王座戦(環境利用闘法マッチ)を戦う、王者・秋山準と挑戦者・彰人が8人タッグマッチ(遠藤哲哉&秋山&岡田佑介&吉田考志VSクリス・ブルックス&彰人&高尾蒼馬&須見和馬)で前哨対決。彰人は1本のロープを持ち込み、セカンドロープに設置。彰人はこれを巧みに使い、秋山は戸惑いを隠せず。試合は遠藤がゆりかもめで須見に勝利したが、タイトル戦では2本のロープが十字に張られるだけに秋山には不安要素もちらついてきた。秋山は「機動力は取られるかなと思ったけど。当日までに対策を考えて防衛します。正直やりにくい」と苦い顔。彰人は「本番はあと一本あるんですよ。秋山さんは僕よりも大きい。僕の方が圧倒的に機動力がある。今日はあまり使わなかったけど、名古屋ではしっかりこいつ(ロープ)を使ったプロレスを見せる」と自信のほどを垣間見せた。

 なお、樋口和貞のラブコールに応え、ハリマオ入りした元DNAの中津良太(BASARA)が参戦し、樋口とのタッグで新生ハリマオが始動。ダムネーションT.AのMJポー、KANON組と対戦し、樋口がラリアットでポーを料理し幸先いいスタートを切った。中津は「すぐにベルトは節操ないので」、樋口は「順序だててやっていく」とコメント。

【大会名】DDT YOKOHAMA Unlimited Vol.1
【日時】2023年2月11日(土・祝)
【会場】神奈川・横浜ラジアントホール
【観衆】195人(満員)

▼ダークマッチ ノータッチルール 時間無制限一本勝負
○飯野“セクシー”雄貴&男色“ダンディ”ディーノ vs 大鷲透&アントーニオ本多●
30時間3分40秒 腕ひしぎケツ十字固め

▼オープニングマッチ 「D GENERATIONS CUP」Aブロック公式リーグ戦 15分一本勝負
○高鹿佑也<2勝4点> vs イルシオン●<2敗0点>
8分11秒 変形トライアングルランサー

▼第二試合 「D GENERATIONS CUP」Bブロック公式リーグ戦 15分一本勝負
●中村圭吾<1勝1敗2点> vs 小嶋斗偉○<2勝4点>
7分58秒 エビ固め
※不思議の国の小嶋~コジマワンダーランド~

▼第三試合 「D GENERATIONS CUP」Bブロック公式リーグ戦 15分一本勝負
●石田有輝<2敗0点> vs 正田壮史○<1勝1敗0点>
9分34秒 エビ固め
※侍ドライバー’01

▼第四試合 30分一本勝負
○遠藤哲哉&秋山準&岡田佑介&吉田考志 vs クリス・ブルックス&彰人&高尾蒼馬&須見和馬●
10分8秒 ゆりかもめ

▼第五試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負
MAO&上野勇希&●平田一喜 vs 坂口征夫&岡谷英樹&町田光○
11分26秒 片エビ固め
※居合いパンチ

▼第六試合 バーレスクデスマッチ 30分一本勝負
●勝俣瞬馬 vs 高木三四郎○
9分2秒 片エビ固め
※ストーンコールド・スタナー

▼セミファイナル ハリマオvsDAMNATION T.A! 30分一本勝負
○樋口和貞&中津良太 vs MJポー●&KANON
10分20秒 片エビ固め
※ラリアット

▼メインイベント スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
火野裕士&●大石真翔 vs HARASHIMA&納谷幸男○
14分37秒 片エビ固め
※バックドロップ

〈写真提供:DDTプロレス〉

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