【東京女子】2・18名古屋でIP王座に挑戦するジャナイ・カイが王者・渡辺未詩を挑発!「全身黒を着てきたのはあなたの葬式だから」
東京女子プロレスが2月17日に都内で記者会見を行い、同月18日の名古屋国際会議場イベントホールでインターナショナル・プリンセス(IP)王座を争う、王者・渡辺未詩と挑戦者ジャナイ・カイ(米国)が出席した。
昨年10月9日、TOKYO DOME CITY HALLでアレックス・ウィンザー(英国)を破り王座を奪取した渡辺は、宮本もか、トリッシュ・アドラ(米国)の挑戦を退けてV2に成功しており、今回が3度目の防衛戦になる。
渡辺は「短い期間で3人目の外国人選手との対戦。今まで2回当たって、もかと当たって、去年の夏には見えてなかった、いろんな景色が見え始めていて。戦えば戦うほど、もっといろんな景色をベルトが見せてくれるんだろうなって。まだまだ未知な成長の可能性を感じることができているので、ここでこのベルトを手放すわけにはいかない。もっともっと防衛して(3・18)有明コロシアムも、(3・31)米国も、このベルトを持って走り抜けたいと思うので、負けずに防衛したい」と王座死守宣言。
ジャナイは「プロレスを始めたその日から、いつか日本でプロレスをするんだと言い聞かせてきました。5年かかったけど、こうやってIPのベルトを獲る機会が、目の前に来るところまでたどり着いた。ここにいることは私の夢。その夢はベルトを獲ること。今とてもハングリーで、とてもおいしそうなステーキのように、このベルトが見えている」とベルト獲りを見据えた。
両者は初対戦となるが、双方の印象について、渡辺は「映像で研究してた部分ではとにかく蹴りがすごいなって感じていたので、蹴りを警戒しなきゃという意識でいた。でも、2・11後楽園で戦ってる姿を見て、レスリングだったり、ドラゴンスリーパーのような絞め技を決めていて、結構警戒しないといけない」と気を引き締めた。ジャナイは「この試合が決まってから研究を続けて、アドラと仲がいいので聞きました。アドラが言うには、ミウはとても強くて、ものすごい情熱をもってると。ただ強さという観点なら、たぶん私の蹴りのほうが強い!」とキッパリ。
さらに、渡辺は「ここで防衛したら、有明でも防衛戦ができるだろうと思ってます。そこでも防衛して、米国(ロサンゼルス大会)への道のりに2つもタイトルマッチがあるかもしれない。道のりが長いですが、インターナショナルのチャンピオンとして、米国に行けるように頑張りたい」と今後のビジョンを語った。
それを聞いたジャナイは「アリアケとかロスとか壮大なプランを言ってたけど、明日私に負けたらそんなプラン、何の意味もない。今日、全身黒を着てきたのは、(明日が)あなたの葬式だから」と発言。渡辺は「そうじゃない!」と全面否定し、“渡辺流”の独自の英語でまくし立てて反論した。それでもジャナイは「あなたにとっては残念で申し訳ないけど、このベルトは私が持っていく。頭に一発蹴りを入れたらそれで終わり」と不敵な笑み。
最後にジャナイは「IP王座を獲ったら、米国でも世界中でも防衛したい。ただ私の夢はTJPWで成功することだから、それもやっていく。全部手に入れて、全部実現させていく」と語った。
〈写真提供:東京女子プロレス〉