【ノア】清宮との王者対決に完勝したオカダ「(再戦)ないです。もうこれで決着ついたし」

プロレスリング・ノアは2月21日(火)、東京ドームにて『KEIJI MUTO GRAND FINAL PRO-WRESTLING “LAST” LOVE ~HOLD OUT~』を開催。今大会では“プロレスリング・マスター”武藤敬司の引退とあって、最後の雄姿を一目見ようと東京ドームに多数のファンが駆け付けた。

『KEIJI MUTO GRAND FINAL PRO-WRESTLING “LAST” LOVE ~HOLD OUT~』
日程: 2023年02月21日(火)開始17:00 
会場: 東京・東京ドーム
観衆:30,096人

武藤敬司の引退試合と同様に今大会の注目の一戦として、オカダ・カズチカ(新日本プロレス)vs清宮海斗(プロレスリング・ノア)の団体の威信をかけた最高峰のベルト保持者同士の一騎打ちが組まれた。

お互いの殺気がほとばしる試合は、場外戦やお互いにドロップキック、清宮がレインメーカーを交わしてのカウンターのシャイニングウィザードで攻める。しかし、IWGP世界ヘビー級王者のオカダは最後に延髄斬り、エメラルドフロウジョン、レインメーカーで3カウントを奪い勝利した。

<試合結果>

▼MASTER STAGE
シングルマッチ 30分1本勝負
SHINING THROUGH
○オカダ・カズチカ
vs
●清宮海斗
16分32秒 レインメーカー → 片エビ固め

■試合後バックステージコメント

オカダ「何かあれば、無ければ別に行っちゃいますけど」
 
ーー清宮選手とシングルで闘ってどうでしたか?
 
オカダ「まあ、さすがGHCヘビー級チャンピオン。といったところですかね、ハイ。いいですか?」
 
ーーそれ以上の印象は?
 
オカダ「まあ、そうですね。まあ、気合を、気合は認めますよ。気合は認めます。今日も無制限になったでしょ。そんだけでも心意気は買いますよ。必ず決着をつけるなんていうね。まあいいじゃない。しっかり決着もついたし。まあ時間無制限、意味ないわけじゃないと思いますよ。チャンピオン同士、お客さんが、どうなるじゃないかって思ってた部分もあれば、あると思いますし。

ただね、経験が違うんですよ、こっちは。東京ドームで何回もメインイベント戦ってますし、タイトルマッチ、いろんな相手とやってる。別にね、ちょっと前にタイトルマッチやってたとか関係なく。清宮選手も清宮選手で、タイトルマッチ以上の練習をしていたかもしれないし、そういうのね、結局、プロの世界からしたら言い訳になっていしまうと思うんで。

まあ、清宮選手がね、ボクのところまでたどり着いたという。そこだけは評価していいんじゃないですかね。ただもう顔面蹴るのは止めてよと。しっかりプロレスでやっていけたらいいなと思います。

ただ今日は、GHCのチャンピオンの清宮選手ではなかったのかなと。まあ、いろいろな硬さも緊張とかもねあったと思いますし。ただね、もうそんなこと言ってたらいつまでたってもね、新日本プロレスが常にプロレス界のトップだし、オカダ・カズチカが、プロレス界のトップっていう現状はいつまでたっても変わらないと思いますし。

まあ、かわいいですよ。新日本プロレスではね、若いのでボクに噛み付いてくる人間もいませんから。まあある意味、ボクも強くしてもらいましたよ。11日からタイトルマッチやって、この前もサンノゼでタイトルマッチやって、ここでシングルマッチ。武藤さんの引退試合でねオカダ・カズチカ、やっぱ出ないとダメだなと思いましたんで。

まあ、いい経験でした、ハイ。まあ、清宮選手はね、もう泣くなよと。泣くなよ、泣いてる場合じゃないから。まあ、この戦いに向けていろんな経験もされたと思うし、いろんなブーイングとかもあったと思うし、絶対そういう経験は活きるから。またね、その経験を活かしてまたノアを盛り上げていって下さい。もうボクは本当にプロレスリング・ノアさん、お疲れ様でした。もうボクは大丈夫です。ありがとうございました」
 
ーー試合後に勝ち名乗りを受けることなくリングを立ち去りましたが、どういった心境、どういった意図でしたか?
 
オカダ「勝ち名乗りは受けましたよ、ハイ」
 
ーー勝ち名乗りを受けてすぐに退場ですか?
 
オカダ「まあね、新日本プロレスの大会ではないですし、もう結果は出ましたから。もういいでしょって。ボクも休みたい、早く。休みたいし。だからね、パッと帰って、武藤さんの引退試合、見て帰りますよ。パッとシャワー浴びて、ウン。だから別に、パッと降りたのには深い意味はなく、もう結果は出たからそれでいいでしょというような感じです」
 
ーー年下の選手とここまでやりあったのはあまりなかったと思いますが、怖くて強いオカダ選手が出たと思いますが、そこはどうですか?
 
オカダ「まあね、まあ年下……オスプレイも年下ですし、ジェイも年下ですし。まあ、若いレスラーっていっても新日本プロレスにまた凱旋して出てきてると思うんで、まあそれはこれからあるのかなと思いますし。まあ逆に新日本の若いのはこれぐらいじゃないとね、ダメでしょという。まあ、オレと清宮選手とは世代が違うかもしれないけど、同世代は新日本プロレスいると思うし、そういう同世代の人間ってのも気を引き締めてこれからやっていって欲しいなと思います」
  
ーー清宮選手とまた交わる可能性は?
 
オカダ「ないです。もうこれで決着ついたし。まあボクは本当にもうプロレスリング・ノアさんもお腹いっぱいなんで。ボクがやらないといけないことは新日本プロレス盛り上げなきゃいけないことだし。プロレスリング・ノアの為に戦う必要ってのは、所属選手じゃないんで。ボクが新日本プロレスをしっかりと盛り上げていかないといけないと思うし。まあ、やりたいんだったら、ね。今日の結果でまたすぐやりたいなと思うこともないと思うし、ウン。またね、もう1回だって言えたら、その神経は凄いと思うし。逆にそんなんだったらね、認めてやりますよ、ハイ。ただもうね、ハイ。ない。ボクの中ではやっぱ新日本プロレスを盛り上げていきたいなと思います。あと大丈夫ですか? ありがとうございました」

<写真提供:プロレスリング・ノア>

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