【ノア】「清宮、一度休め」 新時代のNOAHに現れた最強の黒船!ジェイク・リーの本心に迫る!

3月19日(日)「GREAT VOYAGE 2023 in YOKOHAMA」神奈川・横浜武道館大会にて、清宮海斗の持つGHCヘビー級王座に挑戦するジェイク・リーにインタビューを行った。全日本プロレスを退団した後、なぜNOAHのリングを選んだのか。そして清宮海斗という王者をどう見ているのか。その本心を聞いた。

——全日本プロレスを退団しNOAHのリングに参戦されましたが、NOAHに興味のある選手がいた、という事でしょうか?

ジェイク「もちろんいます。今上がっているヘビーの選手はほとんどそうです。大きさをカバーするために考えて工夫するんですよ。だから…“大きいから強い”じゃないんですよね。それをすごく感じますよ、このリングは。それだけが武器じゃないんだって。そこで、もがいて、苦しんで、あがいて、考えて工夫して行動するから、今の俺がいるんだっていう選手が物凄く多い気がする。僕の考え方ですけどね。これは僕の感じたものです」

——2.21東京ドーム大会のオカダ・カズチカ選手(新日本プロレス)と清宮海斗選手のシングルマッチの印象はいかがでしょうか?

ジェイク「あれを見た多くの人たちはIWGPが上でGHCが下という風に見ていた人が多いんじゃないかなって思ったんですけど、僕はそう思わなかったんですよね。今までの歴史を振り返ってもそうだし。ただチャンピオンベルトを持っている清宮選手がオカダ選手に負けたっていう、それだけのことであってNOAHが決して新日本の下とは思わない、というのが僕の率直な意見ですね。挑戦するのはとても素晴らしいことで、自分の弱さを知って、なおかつそれでも立ち向かうというのは多くの人の心を動かすものだし、僕は素晴らしいと思っています。ただ彼にはもう重荷ですよ、今、ベルトは。だから“一回ベルトを置いて休めよ”って。そこからまたチャレンジすればいいじゃないかって。お前はこれからの未来を担うんじゃないのか?っていう意味合いを込めて。じゃあ一回、そんな姿を誰も望んでないし、見たくもないし、だったら俺に(ベルトを)渡せということで、僕はある意味善意で(挑戦した)。それを嫌味に感じる人ももちろんいるだろうし、チャンピオンからしてみたら、いやチャンピオン以外の選手も“来たばっかりで何を言っているんだ、この野郎”って思う人もたくさんいるでしょう。けど、俺がそれを言わなかったら何が生まれたか?なにも生まれてないですよ」

——清宮海斗選手自身の印象はいかがでしょうか?

ジェイク「これ、本当に最初の方に言ったんですけど…“笑顔の少ない選手だな”と。常に眉間を寄せて。皆の期待を背負っているかどうかわからないけど、なぜ君はそんなに固く険しい顔をしているんだろう?それがもう印象で。まぁけど、その言葉をどこで聞いたかわからないですけど、どこかで笑顔が増えたとかなんだとかっていうのはちょっとだけ小耳にはさんだ。そのぐらいですかね」

——ジェイク・リー選手にとってGHCヘビー級王者とはどのようなものでしょうか?

ジェイク「GHCは僕の中では“自由の象徴”です。何かが僕の中でも見えてくるし、そのために挑戦しに来たし」

——全日本プロレスとNOAHでの立ち位置の違いについて感じていることはありますでしょうか?

ジェイク「(全日本プロレスにいた時は)とにかく会社を潰させない、会社をもっと良くしてやるっていう風に、僕は常にそれが頭の中から離れなくて。けど今はどちらかというと、自分がどこまでできるのかっていう考えの方がスゴい割合を占めていて。面白いですよ、だから。今のジェイク・リーっていう人生を歩んでいて」

——GHCヘビー級王者となったらその先の展望などはあるのでしょうか?

ジェイク「具体的なことは言いません。もう目の前のタイトルマッチ、まずはこれですよね。これを勝たなきゃ野望もクソもないわけで」

——ジェイク・リー選手からは勝利を確信しているような自信を感じます。

ジェイク「そうですか?そういう風に見せているだけかもしれないし。まぁそれもまたリング上でのパフォーマンスを見ていただければ」

——では最後に一言お願いいたします。

ジェイク「一言。清宮、もう休め。一度休め」

申し分ない実績、実力をひっさげ、まさに脂ののった状態でNOAHのリングに乗り込んだジェイク・リー。NOAHに登場後すぐにイケメン集団 “GLG”(グッド・ルッキング・ガイ)を立ち上げるなどその勢いは増すばかり。東京ドームという時代の節目を乗り越え、新時代に突入したNOAHの戦いで早くも清宮海斗というNOAHの若き王者の対角に立つ。この戦いはまさに新時代の舵取りは誰がするのか、というものが問われる戦いになるだろう。若きNOAHの王者がこの黒船を止めることができるのか、それともジェイク・リーの侵攻を許すのか。横浜武道館での戦いが、今後の方舟の行方を左右することになるだろう。

このインタビューはNOAH公式YouTubeチャンネルにて公開されている。
視聴URL→https://youtu.be/L9wgvhfGZEU

「GREAT VOYAGE 2023 in YOKOHAMA」
日時:3月19日(日) 開始:16:00開場:14:30
会場:神奈川・横浜武道館

【全対戦カード】

<第10試合 メインイベント・GHCヘビー級選手権>
(王者)清宮海斗 VS ジェイク・リー(挑戦者)
※第41代王者の5度目の防衛戦となります。

<第9試合・GHCジュニアヘビー級タッグ選手権>
(王者)小川良成 Eita VS HAYATA クリス・リッジウェイ(挑戦者)
※第55代王者組の2度目の防衛戦となります。

<第8試合・GHCタッグ選手権>
(王者)マサ北宮 稲葉大樹 VS 拳王 征矢学(挑戦者)
※第63代王者組の初防衛戦となります。

<第7試合・タッグマッチ>
AMAKUSA ニンジャ・マック VS エクストリーム・タイガー ランセロット

<第6試合・タッグマッチ>
丸藤正道 イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr. VS ジャック・モリス アンソニー・グリーン

<第5試合・シングルマッチ>
杉浦貴 VS 谷口周平

<第4試合・タッグマッチ>
鈴木秀樹 サクソン・ハックスリー VS モハメド ヨネ 稲村愛輝

<第3試合・シングルマッチ>
中嶋勝彦 VS 岡田欣也

<第2試合・8人タッグマッチ>
小峠篤司 YO-HEY 吉岡世起 アレハンドロ VS 近藤修司 タダスケ 大原はじめ Hi69

<第1試合・シングルマッチ>
矢野安崇 VS 小澤大嗣

▼大会詳細は公式サイトにて
https://www.noah.co.jp/schedule/435/

〈画像提供:プロレスリング・ノア〉

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