【DDT】竹下幸之介が高木三四郎を破り“オヤジ超え”果たすも、条件付き再戦を熱望!

 DDTプロレスが3月21日、東京・後楽園ホールで旗揚げ26周年記念興行「Judgement2023〜後楽園史上最長5時間スペシャル〜」を開催。竹下幸之介が高木三四郎との初シングル戦で勝利し、“オヤジ超え”を果たしたが、条件付きで再戦を熱望した。

 試合前、ビジョンで高木のインタビューが流され、DDT25周年は東京ドーム大会を行い、25周年を区切りに現役を退く覚悟を決めていて、引退試合は竹下と対戦したい思いがあったことを吐露した。

 鬼気迫る表情の高木はゴングと同時にラリアットを放ち猛攻。竹下とのエルボーのラリーでも一歩も引かず。高木はSTF、裏STF、スタナーと攻め立てるも、竹下は雪崩式ブレーンバスターで反撃。

高木も雪崩式ブレーンバスターで返す。竹下は

エプロンからブレーンバスターで、高木が設置していた場外のテーブルにたたきつけた。竹下はダイビング・ボディプレス、ブルーサンダー、サポーターを外してエルボーを叩き込む。それでも高木はスタナー8連発。9発目をかわした竹下は持ち上げてジャーマンもカウントは2。さらにザーヒー連発。

 ここでさまざまな思いが交錯したのか竹下の目には涙が…。それでも3発目のザーヒーを見舞った。

 すぐに起き上がった高木はスタナーで返すも、ダメージが大きく両者ダウン。竹下は立ち上がったが、高木は立ち上がれずKO負け。

 竹下は「高木さん、奇跡でも起こりえない限り、絶対にあり得ないことを言います。僕はなんとしても、AEWでシングルのチャンピオンになります。その代わり、引退する前にもう1度だけ、KO-D無差別級王者になる高木三四郎を僕たちに見せてください。お互いにその約束を果たせたとき、このリングでもう1度戦いましょう。僕たちの約束です」とマイク。

 握手を交わしてバックステージに戻った高木は「本気でリング上でやめようと思ったのに、介錯されると思ったけど、終わった瞬間悔しい気持ちが生まれちゃった。それで竹下にあんなこと言われたら…。辞めないまでも、第一線、第二線、第三線、第四線に退いて、だらっとやればいいかなと思ったけど、どこまで俺を働かせるんだ。悔しいからアイツに勝ちたいじゃん。もう1回、KO-D狙いにいくよ。いつになるか分からないけど。オマエも米国でチャンピオンになれよ。テッペン獲れよ。約束しろ」とコメント。

 竹下は「高木さんは今日で引退というのも考えてたみたいですけど、引退させませんよ。勝ったのは僕ですけど、恩を返し切ったとは思ってないので。僕がDDTに所属を残したまま、AEWのシングルのベルトを巻くという。そこまでして、本当に恩返しできるって思ったので。僕がDDTに入ろうと思ったときのチャンピオンは高木三四郎だった。いろんな選択肢があったけど、何でDDTを選んだのか。そこに高木三四郎がいたからなんです。だからもう1回だけ、高木三四郎がKO-D無差別級王者に、あのベルトを巻く高木三四郎が見れたら本望です」と思いの丈を明かした。

【大会名】Judgement2023~後楽園史上最長5時間スペシャル~
【日時】2023年3月21日
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】1,138人(満員)

▼ダークマッチ イルシオン&エル・ユニコーンDDTeeen!!卒業試合 15分一本勝負
○イルシオン&中村宗達 vs エル・ユニコーン●&今井礼夢
8分14秒 片エビ固め
※RE:VISION1

▼オープニングマッチ 30分一本勝負
○高鹿佑也&石田有輝 vs 小嶋斗偉&須見和馬●
9分2秒 変形トライアングルランサー

▼第二試合 平田一喜デビュー13周年記念試合 30分一本勝負
●平田一喜&ヨシヒコ vs 石井慧介○&高尾蒼馬
10分39秒 片エビ固め
※ランニング両腕極めドライバー

▼第三試合 第4代O-40王座決定3WAYマッチ 60分一本勝負
○大石真翔 vs ゴージャス松野● vs 川松真一朗
4分54秒 エビ固め
※大石が第4代王者となる。

▼第四試合 フェロモンズvsフェロモンズ討伐軍全面対抗戦~ノータッチ&フェロモンズが脱いだら即反則負けルール 30分一本勝負
×飯野“セクシー”雄貴&男色“ダンディ”ディーノ&今成“ファンタスティック”夢人&竹田“シャイニングボール”光珠 vs 彰人&大鷲透&大和ヒロシ×&岡田佑介
11分21秒 無効試合
※収拾付かず。

▼第五試合 スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
○マックス・ジ・インペイラー&ハイディ・ハウイツァ vs スーパー・ササダンゴ・マシン●&アントーニオ本多
7分46秒 体固め
※マスターブラスター

▼第六試合 赤井沙希デビュー10周年記念試合vol.1 30分一本勝負
●高梨将弘 vs 赤井沙希○
9分19秒 ケツァル・コアトル

▼第七試合 30分一本勝負
○HARASHIMA&中村圭吾 vs 坂口征夫&岡谷英樹●
12分26秒 体固め
※蒼魔刀

▼第八試合 スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
●町田光 vs 正田壮史○
6分31秒 片エビ固め
※侍ドライバー’01

▼第九試合 スペシャル6人タッグマッチ~CHARISMA RETURNS! 30分一本勝負
○佐々木大輔&MJポー&KANON vs クリス・ブルックス&ドリュー・パーカー&新納刃●
11分55秒 ミスティカ式クロス・フェースロック

▼第十試合 DDT EXTREME選手権試合 60分一本勝負
<王者>○秋山準 vs 鈴木鼓太郎●<挑戦者>
10分48秒 リストクラッチ式首固め
※第56代王者が4度目の防衛に成功。

▼第十一試合 DDT旗揚げ26周年記念スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
●高木三四郎 vs 竹下幸之介○
13分17秒 KO勝ち

▼第十二試合 インターナショナルスペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
●サムライ・デル・ソル vs 上野勇希○
13分28秒 エビ固め
※WR

▼第十三試合 DDT UNIVERSAL選手権試合 60分一本勝負
<王者>●土井成樹 vs 遠藤哲哉○<挑戦者>
20分49秒 エビ固め
※バーニングスター・プレス。土井が2度目の防衛に失敗、遠藤が第10代王者となる。

▼セミファイナル KO-Dタッグ選手権試合~エニウェアフォールルール 60分一本勝負
<王者組>○MAO&勝俣瞬馬 vs 樋口和貞&中津良太●<挑戦者組>
18分15秒 エビ固め
※俺たちのまっどまっくす。第76代王者組が4度目の防衛に成功。

▼メインイベント KO-D無差別級選手権試合 60分一本勝負
<王者>○火野裕士 vs 納谷幸男●<挑戦者>
22分23秒 体固め
※Fuckin’BOMB。第80代王者が初防衛に成功。

〈写真提供:DDTプロレス〉

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