【ディアナ】スターダムの”超新星”天咲光由が初参戦、梅咲遥とのタッグで勝利!3.24『フューチャーサイト アミスタ大会Vol.6』<全試合結果>

ワールド女子プロレス・ディアナは、2023年3月24日(金)19:00より「フューチャーサイト アミスタ大会Vol.6」を開催し、超満員札止めとなった。

スターダムの”超新星”天咲光由が初の他団体出場で話題となった大会は、梅咲遥とのタッグで笹村あやめ&美蘭から勝利をおさめた。

第1試合タッグマッチ20分一本勝負
○網倉理奈&櫻井裕子(12:24 片エビ固め)マドレーヌ&ななみ●
※Wあーみんバスター

所属ユニット・COLOR’Sの第5代王者に輝き、勢いに乗る網倉が櫻井と共に「Are you ready」として登場。まずはマドレーヌと櫻井が先発。櫻井は早速網倉とのWわー!プレスで会場を盛り上げる。マドレーヌはバチボコバランサーで櫻井の腕を攻める。櫻井は痛む腕でマドレーヌにボディスラム、網倉にタッチ。

マドレーヌもななみにタッチし、パワフルなタックル合戦に。力と力の勝負は五分。しかし網倉の雷電ドロップ、櫻井のコブラツイストにななみは悶絶。これを切り抜けたななみはダイヤル固め、ヒップアタックで流れを取り戻しマドレーヌへ託す。マドレーヌは櫻井のビッグブーツを2で返し、網倉には得意のキックや関節技で攻め、フェイマサーでフォールを狙うがカウント2。

この流れを受け取ったななみだが網倉の強烈逆水平チョップを食らってしまう。ななみもエルボーを網倉の胸に叩き込んで猛反撃。しかしユニットで行動を共にする「AYR」のコンビネーションに追い詰められ、網倉のセントーンは何とか切り返したななみだが、2発のダブルあーみんバスターに沈む。

第2試合シングルマッチ15分一本勝負 
○高瀬みゆき(12:37 片エビ固め)Himiko●
※ダイビングギロチンドロップ

熱血全力ファイトが持ち味の高瀬も思わず「視線が熱い!」と漏らす程、この一戦に気合いを漲らせるHimiko。ロックアップ、ヘッドロックの応酬も、Himikoは一歩も引かず食らいついていく。まずは高瀬がキャメルクラッチ、逆エビ固めで絞る。キャリア5年ながら実績充分の高瀬はHimikoのエルボー、ドロップキックを余裕の表情で受け切り、関節技も切り返す。さらにギロチン、ダイヤル固めの連続攻撃に苦しむHimikoに「もう終わりか?」と発破をかけ、火が付いたHimikoは渾身のエルボーを打つ。

高瀬はリストバンドを投げ捨て、逆水平チョップを40連発! コーナーに振ってトドメのラリアットを狙い猛然とダッシュする高瀬をカニ挟みで倒し、マウントポジションでエルボー連打の反撃に転じるHimiko。Himikoは高瀬も得意とするギロチンを落とし、客席もどよめく。そして再びリングは打撃合戦に! 

Himikoのエルボーに「さっきの方が強かったね」と笑みを浮かべる高瀬。これに触発されたか、Himikoは気迫溢れる渾身のエルボーを打ち、鈍い音を響かせる。この一撃で高瀬は結っていた髪を解き、いよいよ本気モードだ。Himikoは負けじとチョップ、ドロップキック、ボディスラムからの押さえ込み、丸め込みの連続攻撃で畳み掛ける。これを耐えきりダブルアーム卑弥クラッシャーも2で返した高瀬は、カミカゼでリングに大の字になったHimikoに滞空時間の長いダイビングギロチンドロップを投下!

この直撃を受けたHimikoは惜しくも3カウントを聞いた。貫禄勝ちを収めた高瀬はHimikoの健闘を讃えリングを下りた。

第3試合タッグマッチ20分一本勝負
○佐藤綾子&狐伯(14:13 ジャーマンスープレックスホールド)AKARI&デボラK●

ディアナ所属の佐藤とデボラが、他団体からそれぞれ試合巧者をパートナーに引き連れて激突。まずは佐藤・狐伯組がAKARIを捕らえる。狐伯がスピードで翻弄し、佐藤もグラウンドのテクニックでAKARIを逃がさない。このローンバトルをAKARIは高さのあるドロップキックで切り抜け、デボラにチェンジ。

しかし替わったデボラも佐藤・狐伯組の連続攻撃を食らう。リングにAKARIを呼び込むが、狐伯はダブルのドロップキックで2人を相手に奮闘。さらに狐伯は大柄のデボラに劣らない迫力のエルボーを打つが、デボラとAKARIの連続ドロップキックからAKARIの変形脇固めに悶絶! 

何とかエスケープし、素早い動きでスワンダイブ式ドロップキック、直伝WアームTを狙う狐伯。これを持ちこたえたAKARIは2段蹴りで窮地を脱する。佐藤はジャンピングニー、ミサイルキック、そしてトドメのジャーマンを狙いAKARIのバックを取る。AKARIはこれをヴィクトル投げから膝十字に切り返す。古傷の左膝を狙われた佐藤がロープ逃げたところにすかさず追い討ちの619!佐藤はこれを間一髪かわし、ジャパニーズレッグロールクラッチはカウント2.9。

しかしデボラの連続タックル、AKARIの619直撃に狐伯の誤爆まで受けてしまった佐藤。このピンチにセコンドからお盆を受け取りデボラの脳天に振り下ろす。今度こそは狐伯のアシストが決まりデボラのバックに回ると、必殺のジャーマン!ブリッジでがっちりホールドし、3カウントを奪った。

第4試合スペシャルタッグマッチ20分一本勝負
○梅咲遥&天咲光由(13:28 アメジストクロス)笹村あやめ&美蘭●

この日の目玉カード、スターダムの天咲光由がディアナに電撃参戦するスペシャルタッグマッチ。他団体への参戦がキャリア初ということもあり、超満員の客席からは入場から声援が飛ぶ。

天咲は梅咲との超新星タッグ、笹村との初遭遇、そして昨年12月スターダムの「ニューブラッド」で対決した美蘭とは再戦になるなど見所盛り沢山だ。先発する天咲は、同期にあたる美蘭のドロップキック、笹村の挨拶代わりのバックエルボーやフットスタンプなどディアナマット初参戦の洗礼を浴びる。天咲はスペースローリングエルボーで反撃し、ここでディアナの若きエース梅咲が登場。美蘭を弓矢固めで絞り、天咲にチェンジ。美蘭を豪快にボディスラムで投げたが、2発目は美蘭のドロップキックが鋭く突き刺さる。

ここで替わって入った笹村はパワーとスピードで観客を魅了。梅咲を嫌味たっぷりに煽り、飛び出した梅咲と天咲を2人まとめてフットスタンプ! 天咲のエルボーは余裕綽々で受け、お返しとばかりに全力エルボー!この重い一撃には客席騒然、コーナーで見守るパートナーの美蘭もなぜか苦悶の表情だ。笹村はDDT、フロントネックロック、ブレンバスターの鮮やかな連続攻撃で天咲を追い詰める。天咲はトルネードDDT連発で梅咲にチェンジ。

梅咲がブレンバスターを狙うと美蘭が飛び出してカット。しかし梅咲はこの2人をまとめてネックブリーカー! ここで笹村を豪快にブレンバスターでぶん投げ、ミサイルキック発射! とどめのアメジストの構えに入ると笹村はフルパワーのエルボーを梅咲の胸にも叩き込む。梅咲のエルボーも唸りをあげ、2人のぶつかり合いに客席は大興奮! 

笹村は投げっぱなしジャーマンから美蘭にチェンジ。美蘭のドロップキックは天咲が迎撃、今度は笹村がデッドリードライブで梅スプラッシュを阻止し、そこに美蘭のライオンサルト!スクールボーイであわや先輩超えのシーンも作ったが、梅咲のアメジストクロスが完璧に決まりフィニッシュ。

女子プロレス若手ホープによる夢の対決は13分28秒、超新星タッグの快勝で幕を閉じた。

〈写真提供:ワールド女子プロレス・ディアナ〉

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