【新日本】鷹木がヘナーレとの激烈な死闘を制し『KOPW2023』防衛に成功!

新日本プロレスは4月2日(日)、東京・後楽園ホールにて『Road to SAKURA GENESIS 2023』を開催。

『Road to SAKURA GENESIS 2023』
日時:2023年4月2日(日) 17:30開場 18:30開始
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1,298人

メインでは「KOPW 2023」争奪戦が行われ、ルールはヘナーレが決めた「アルティメット・トライアドマッチ」となり、保持者の鷹木信悟がアーロン・ヘナーレと死闘を繰り広げた。

▼アルティメット・トライアドマッチ
・時間無制限勝負
・場外カウント無し
・反則裁定無し
・3カウントフォール
・ギブアップ
・10カウントダウン
※上記のうち3つを奪ったほうが勝者 

タフネス同士の一戦は互いの肉体を削り合う壮絶な一戦となった。

先制したのはヘナーレが鷹木からアルティマでギブアップを奪った。

対する保持者・鷹木もグラウンドコブラでヘナーレからギブアップを奪った。

続け様に鷹木が逆さ押さえ込みで3カウントを奪うと、ヘナーレもStreets of Rageで3カウントを奪取。 

最後は鷹木が強烈なパンピングボンバーをヘナーレに放つと両者がダウンしカウントが数えられ、鷹木がギリギリのところで立ち続けて勝利者となった。

<試合結果>

▼第7試合 時間無制限1本勝負
「KOPW 2023」争奪戦 アルティメット・トライアドマッチ
<KOPW2023保持者>
鷹木 信悟 〇
vs
<チャレンジャー>
アーロン・ヘナーレ ×
38分15秒  10カウントダウン

※鷹木が「KOPW 2023」防衛に成功

満身創痍の鷹木はマイクを持つことなく退場。

■試合後バックステージコメント

鷹木「(※ヒロムの肩を借りていったん控室に直行したが、しばらくののち藤田の肩を借りてコメントスペースに。フロアに座り込むと、大岩にベルトを肩にかけるよう指示。しばらく痛みに顔をゆがめていたが、ふり絞るように口を開く)あぁ、チキショー……。今日こそ……今日こそ! あいたたた……(※大きな声を出した反動であばらに痛みが走ったのか、こう漏らす)、山梨(3.10)で、山梨のメイン後はできなかったから、たっぷりリング上でマイクしたかったのに……しんどすぎて……。いやぁ、それにしてもヘナーレ、ヘナーレ強かったよ。いや、強かったじゃねぇよ、あいつ強すぎだよ。あんな石頭……。あいつのおかげで、鷹木信悟、また強くなることができたぜ。ヘナーレ、お前には感謝するぜ。な、これで終わりじゃないよな? アーロン・ヘナーレ、お前の7年だか5年だか知らんが、オイ、何回でも俺と、ケンカしようぜ。今回は、最高に面白いルール、ありがとな。4月になってな、なんだか4月になった瞬間、俺は、頭の中に、赤いイメージというか……あ、赤じゃない、ピンクか……ピンクのイメージがわいた。まぁ別に頭の中な、別にピンクタイムのじゃねぇ……そういう冗談じゃねぇんだ。桜が散る絵がイメージできた。そう、俺は今日リングに上がる時……なぁ、家から会場入りする前に桜が散ってるのを見て……そうだよ、素晴らしいことわざがあるじゃねぇか、日本には、『春は桜木、人は武士』……そうだよ、ある意味、武士と、大和魂と! 桜は表裏一体。そうだ、今日俺は、不安も、疑心暗鬼の部分もなく、散る覚悟を持って! いいか、散る覚悟を持って俺は! リングに上がった。それは、負ける覚悟じゃない。こんなこといったら、天国にいるアントニオ猪木さんに『出る前から負けること考えるバカいるか!』って怒られるかもしんねぇけど、いや、どんな状況でも、散るかもしれない、散る覚悟を持ってリングに上がれば、こうして生き残ることができるんだ。ヘナーレ、気づかせてくれてありがとな。あと、今週の土曜日の! 両国国技館、ビッグマッチがあるのによ、両国(に観に)行く人間からしてみたら、今日の後楽園は、別に配信観ててもいいんだが、配信観ないで! 今日、後楽園来てくれたお客さん……ウウッ(※痛みが走って顔をしかめる)、あぁチキショー、これ、リング上で言いたかったぜ……ほんとに心から感謝するよ。みんなの熱い応援が、最後に俺を熱くさせてくれた。これでKOPW守ったんだ、オイ、今のところ次の挑戦者、誰もいないか? たっぷりハードル上げたからな。ちょうど俺が今月、オーストラリアに行く。なんだかなぁ、6月は、“禁断の扉”『FORBIDDEN DOOR』ってのがあるらしいな? なんだかTwitterとか海外のツイートを見てると、俺もな、15年、16年前に上がっていたROH、当時に上がっていたメンバー、クラウディオ・カスタニョーリとか、サモア・ジョーとかがベルト持ってんの、俺もうれしく思うと同時に、ジェラシーわくからな。あいつらとやりたいっていう気持ちもあるぜ。あぁ、ブライアン・ダニエルソンも負けたままだしな。えぇ、“禁断の扉”、誰もが行けるわけじゃねぇかもしれねぇが、このベルトを持ってんだったらオイ! AEWさんよ、ちゃんと俺にもオファーくれよ……。そして最後に……そうだな、さっき両国の話をしたから、SANADAとオカダのIWGP(世界ヘビー級)のタイトルマッチがあんだろ? ある意味、今日は今日で、俺なりに! ハードル上げといてやったよ、タイトルマッチのハードルを……。俺に勝ったんだ、2月。“オカダ、簡単に負けるなよ”という気持ちと、“SANADA、せっかくL.I.Jを覚悟持ってやめたんだからよ、中途半端な覚悟見せんじゃねぇぞ、この野郎”。オイ今度は、俺にとことん嫉妬させてみろ。(※立ち上がろうとするも痛みで踏ん張りが利かず、コメントをじっと聞いていた大岩を手招き。肩を借りて立ち上がらせてもらい)今日はもう終わりだ。長くしゃべれねぇ……(※との言葉を残して、控室に運んでもらう)」

※ヘナーレはノーコメント

<写真提供:新日本プロレス>

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