【新日本】SANADAが絶対王者オカダを撃破し悲願のIWGP世界ヘビー初戴冠!ヒロムが次期挑戦に名乗りを上げるも金丸が立ちはだかる

新日本プロレスは4月8日(土)、東京・両国国技館にて『SAKURA GENESIS 2023』を開催。

『SAKURA GENESIS 2023』
日時:2023年4月8日(土) 15:30開場 17:00開始
会場:東京・両国国技館
観衆:6,510人

メインイベントで行われたIWGP世界ヘビー級選手権では王者オカダ・カズチカに『NEW JAPAN CUP 2023』を制覇したSANADAが挑戦し、難攻不落の絶対王者からついに勝利を奪った。

この日のSANADAはコスチュームを一新し、ロングタイツからショートタイツに変えてオカダに挑んだ。

試合は両者一進一退の攻防を繰り返し、SANADAのスカルエンドとオカダのマネークリップも要所で決め合う展開に。

最後はオカダの繰り出したレインメーカーをSANADAが逆転のデッドフォールを炸裂させ、ついに3カウントを奪取し、悲願のIWGP世界ヘビー級王座初戴冠となった。

<試合結果>
▼第9試合 60分1本勝負 
IWGP世界ヘビー級選手権試合
<第6代チャンピオン>
オカダ・カズチカ ×
vs
<チャレンジャー>
SANADA 〇
※3度目の防衛戦
26分58秒  デッドフォール→体固め
※SANADAが第7代チャンピオンとなる

試合後、勝利を収めたSANADAの元に、セミファイナルでIWGPジュニア王座防衛を果たした高橋ヒロムが登場し、新王者となったSANADAに挑戦表明を行った。

その挑戦表明に対しSANADAはヒロムに「その前にやるべき相手がいるんじゃないですか?」と話すと、金丸義信がヒロムのベルトに挑戦表明を行った。

ヒロムはこの要求に対し嬉々として挑戦を受諾。 

ヒロムに退場を促した後に、SANADAはギフトを演出し大会を締めた。

■試合後バックステージコメント

タイチ「(※拍手をしながら)ヨーシ、やった!」

金丸「ヨシ、乾杯(※と言って、ビールを配る)」

タイチ「早えな(笑)。飲みたくてしょうがねえじゃん。じゃあ、乾杯の音頭を取らせてもらいます」

TAKA「ヨッシャ!」

タイチ「(※缶ビールの表示を見ながら)え~っと、5℃」

金丸「その温度じゃねえよ! 何回やってんだよ。もういいよ」

タイチ「(※マスコミの方を指差し)3人ぐらいウケたよ(笑)。じゃあ、サナヤン、IWGP世界ヘビー戴冠おめでとう! 乾杯! 手が滑った(※と言いながらビールをSANADAの頭から注ぐ)。あ~あ~ベルトにかけるヤツがいるかよ(笑)」

SANADA「(※頭からかけられたビールを拭きながら)これやられる方はあんまり好きじゃない、嬉しくないっすよ」

タイチ「えっ、嬉しくない? 嬉しいっしょ? 気持ちは嬉しい?」

SANADA「(※金丸にビールを向けて)やります?」

金丸「いや、俺はいい」

タイチ「いやいやいや、やったな」

金丸「いいもの見た」

──では、代表質問始めさせていただきます。改めておめでとうございます。

SANADA「ありがとうございます」

──ようやくベルトを手に入れた思いを聞かせてください。

SANADA「このリングに来て7年なんですけど、ちょうど7年前の4月の両国で、しかもIWGP戦の乱入で、その時リングにいたのがオカダと内藤で。なんか対戦相手が、その時いた人に勝ったっていうのが、なんかストーリーあるなと思ってて。ここまで獲れなかったのも全部意味があったのかなと、今日獲るために今まで獲れなかったのかなと。まぁ一番の理由は(※周囲のタイチ、金丸、TAKA、DOUKIを指しながら)このJust 5 Guysのメンバーと組んで取れたっていうことが凄く嬉しいです」

──レスラー人生をかけて闘うと試合前にも話しておられました。今日はどんな思いでリングに上がりました?

SANADA「そうですね。ここでSANADAが負けたらもう後がないなとずっと思っていたので、やっと獲れたんですけど凄く嬉しいです」

──改めて同世代、4年前にはオカダ選手自身がライバルと表現されましたが、オカダ選手という相手はどんな存在だったのでしょうか?

SANADA「ライバルっていうのは自分で言うものじゃないと思っているんで、周りが言うべきだと思っているんで自分からは言えないですけど、そういう関係だったら嬉しいなと思います」

──まだその二人のストーリーっていうのは続いていくっていうことですか?

SANADA「まだまだ。今35なので、まだまだいけるんじゃないですか?」

──そうした中、次の挑戦者という形で高橋ヒロム選手が、かつて同じユニットの仲間でしたけど、改めてヒロム選手の挑戦はどのように感じているんですか?

SANADA「まだ正式には決まっていないので、その前にノブおじさんが行くので。それからですね」

金丸「もうこれは決定だよ。アイツに決定権はない。これが俺の挑戦するタイミングだよ。今まであったかもしれないけど、今がそのタイミングだった。ただそれだけだよ」

──これからどのような景色を私たちに見せてくれるのでしょうか?

SANADA「まず自分がチャンピオンになったことで景色が変わると思うんで。で、こうやってヒロムさんとかチャレンジャーで来るっていうこと自体がもう新しい景色で、こういうことが増えて、今までないものが今後実現していくんじゃないかと。それが新しい景色に繋がるなと思います」

──実際にそのベルトを腰に巻いたことはどんな思いですか?

SANADA「思ったより重かったんですけども、なんか凄い感動して涙が出てくるかなと思ったんですけど、やっぱりこのメンバーと共に獲れたんで嬉しさの方が勝っちゃって」

──コスチュームをショートタイツに変えてきましたけど、それは?

SANADA「そうですね」

タイチ「(※SANADAがしばらく考え込んでいるのを見て)あれ、ガウンは美川憲一をモチーフにしたんですか? 違う?」

金丸「違うよ。そんなわけねえだろう(笑)」

タイチ「違うんだ(笑)」

SANADA「美川憲一さんっぽかったですか?」

タイチ「ぽいなと思って。テーマ曲も…そんなわけねえ」

金丸「そんなわけねえだろう(笑)」

SANADA「そうじゃないことを祈っております」

タイチ「ちょっと見間違えた。ごめんね」

──シャイニングウィザードも出されましたけど、武藤さんが引退された年に新日本の最高峰に立ったということはどう思われますか?

SANADA「それはたまたまだと思います。別に狙っているわけでもないですし。あのう、もう言いたいこと言ったんで、皆さん、帰ってもらっていいですか?」

タイチ「(※TAKAに向かって)先輩締めましょうか」

TAKA「1月、“4 Guys”を結成してから『景色変える、景色変える』って言ってたけどよ、全く変わらなかったのが、こうやってSANADAが入って“5 Guys”になって、やっと景色が変わった。あくまでもこれはスタートにすぎないから、これからもこの新日本プロレスをこの5人で動かす。これは本当にスタートにすぎない。憶えておけ。俺たちはもうただの5人組じゃねえ。チャンピオンが加わった新たな5人組、Just! 5! Guys!」

SANADA「ハイ、ありがとうございました」

タイチ「おめでとう!」

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