【DDT】ササダンゴが青木、上野とのトリオでKO-D6人タッグ王座初Vに成功し故郷に錦!次期挑戦者はハリマオに決定

 DDTプロレスが4月16日、新潟・万代島多目的広場大かまで「DRAMATIC EXPLOSION in NIIGATA」を開催。新潟出身のスーパー・ササダンゴ・マシンが青木真也、上野勇希との異色トリオで保持するKO-D6人タッグ王座の防衛戦に臨んで初Vに成功し、故郷に錦を飾った。

 2月26日の東京・後楽園ホールで、バーニングの遠藤哲哉、鈴木鼓太郎、岡田佑介組を破って王座を奪取したササダンゴは「我々がベルトに挑戦したのは、秋山準のクビを獲るため。故郷で錦を飾りたい」として秋山を含めたチームを初V戦の相手に指名。これを受諾した秋山は岡田、高鹿佑也とのタッグで出陣した。

 先発したササダンゴと秋山はショルダータックル合戦を展開。高鹿がササダンゴにエルボー連打を叩き込むと、秋山と岡田がササダンゴの手をつかんで場外で走り回りスタミナをロスさせる作戦に。

 上野が場外の岡田、高鹿めがけて、トップロープ越えのトペ・コンヒーロを敢行。

 秋山と青木がピリピリするようなグラウンドでのレスリングの攻防を見せる。高鹿がササダンゴにランニング・エルボー連弾からジャンピング・エルボー。孤立したササダンゴに、秋山がヒザ、岡田がダイビング・ヘッドバット、高鹿がダイビング・エルボードロップの波状攻撃。高鹿のムーンサルトプレスはササダンゴが剣山で阻止。

 秋山がササダンゴにエクスプロイダーを狙うも、上野がドロップキックでカット。ササダンゴはヘロヘロになるほどロープワークして、高鹿にラリアット。最後は垂直落下式リーマンショックを決めて3カウントを奪った。

 試合後、ササダンゴは「しかるべき人の腰に巻かれるべく、返上しようじゃないか」と弱気発言。ここで、ハリマオの樋口和貞と石田有輝がなだれ込み、石田が「ハリマオにどすこいさせてください」と挑戦アピール。ササダンゴは「いつ何時誰のどすこいでも受ける」としながらも、「来年の新潟大会なら」とあまりにも身勝手な提案。日時、場所は未定ながらも、王者組が受諾したため、樋口、中津良太、石田組の挑戦が決定した。

 バックステージでササダンゴは「こんなにたくさんのお客さんが新潟に集まったのは、先日の新日本のアオーレ長岡大会以来」と、新潟大会の成功に満足げ。上野は「変な3人が揃って、それがチャンピオン。おもろなりますから。次はハリマオ、正規タッグに勝ってこそ、僕らは上がっていきますから」と迎撃態勢を整えた。

 挑戦が決まった石田は「KO-DのDって、どすこいのDですから。ハリマオが挑戦しないわけにはいかない」と意気上がった。かたや、王座奪取ならなかった秋山は「獲る気満々だったけど、もっと(ササダンゴを)動かすべきだった。出直そう」と唇を噛んだ。

【大会名】DRAMATIC EXPLOSION in NIIGATA
【日時】2023年4月15日
【会場】新潟・万代島多目的広場大かま
【観衆】360人(超満員)

▼オープニングマッチ 30分一本勝負
○KANON vs 瑠希也●
6分12秒 コブラツイスト

▼第二試合 30分一本勝負
樋口和貞&○石田有輝 vs クリス・ブルックス&須見和馬●
8分58秒 片エビ固め
※炎掌

▼第三試合 30分一本勝負
×飯野“notセクシー”雄貴&男色“ダンディ”ディーノ vs 大鷲透&彰人×
10分27秒 無効試合
※見えてはいけないものが見えかける

▼第四試合 スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
○MAO vs 平田一喜●
13分9秒 エビ固め
※みちのくドライバーⅡ

▼第五試合 電流爆破バット6人タッグデスマッチ 30分一本勝負
○大仁田厚&勝俣瞬馬&小嶋斗偉 vs ジョーイ・ジャネラ●&高木三四郎&正田壮史
14分40秒 片エビ固め
※電流爆破バットフルスイング

▼セミファイナル スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
○遠藤哲哉&HARASHIMA vs 坂口征夫&岡谷英樹●
12分24秒 エビ固め
※旋回式トーチャラックボム

▼メインイベント KO-D6人タッグ選手権試合 60分一本勝負
<王者組>青木真也&上野勇希&○スーパー・ササダンゴ・マシン vs 秋山準&岡田佑介&高鹿佑也●<挑戦者組>
20分6秒 体固め
※垂直落下式リーマンショック。第50代王者組が初防衛に成功。

〈写真提供:DDTプロレスリング〉

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