【DDT】秋山準が「KING OF DDT」1回戦で遠藤哲哉との同門対決制し、2回戦でMAOと初シングル戦!

 DDTプロレスのシングル最強決定トーナメント「KING OF DDT 2023」が5月6日、東京・新宿FACEで開幕した。秋山準が遠藤哲哉とのバーニング同門対決を制し、1回戦を突破。同7日、新宿での2回戦ではMAOと対戦する。

 開始早々、場外戦に持ち込まれ、秋山がカウンター席のテーブルでパイルドライバーを狙うも、かわされる。遠藤は場外でムーンサルトアタック、DDTを敢行。リングに戻ると、秋山がパイルドライバーを放ち、フロントネックロックで絞め上げた。エスケープした遠藤はハンドスプリング式スクリューキック、ブレーンバスターを見舞った。

 さらに遠藤はオーバーヘッドキック、エクスプロイダー3連発もカウントは2。ならばと遠藤は旋回式ト―チャーラックボムにいこうとするも、秋山が切り返して丸め込んで3カウントを奪取した。

 また、同じブロックではMAOと正田壮史が激突。

 この一戦を「エセ骨法VS少林寺拳法」と位置付けていたMAOは素足で登場。壮絶な打撃戦となったが、MAOが旋風脚2連発で正田を仕留めた。

 秋山は「まだまだ息子には負けないって思ってたけどギリギリ。最後、あれしか残ってなかった。でも勝ちは勝ち。体力では負けても、技術ではまだまだ負けない」と話した。次戦のMAOについては、「アイツは俺と一番遠そうで、もしかしたら一番近いのかも。思想というか考えというか。彼の言動とか聞いてて。初めてのシングルマッチ。まだ息子には負けらない」と必勝を期した。

 MAOは「ああいうヤツがいるからDDTは面白いんですよ。自分も昔そんな感じだったなみたいな。正田みたいに早くデビューして、ワケ分からないままやってて今の至ってると思う。俺もデビューして、ワケ分からないままやってきて今があるから。ここからの正田はすごいと思う。打撃だけでこれだけ追い詰められるとは思わなかった。ここからが楽しみ」と正田を評価。秋山戦に向けては「プロレスの流派的なところで対極かもしれない。ひょっとしたら一周回って近いところにあるのかもしれない。非常に楽しみな一戦」と秋山と同じような発言を残した。

 一方、1回戦で散った遠藤は「あのクソオヤジ! 息子に道譲れってんだ! 秋山、俺に勝ったなら優勝以外ねぇからな!」と肩を落とし、「俺はUNIVERSALのベルトに集中する。7月23日(両国国技館)、このベルトを元WWEの誰かが狙ってるんだろ。ベルトを狙う前にまず己の名を名乗れ。それが日本の作法だ!」とコメント。

【大会名】KING OF DDT 2023 1st ROUND
【日時】2023年5月6日(土)
【会場】東京・新宿FACE
【観衆】234人

▼オープニングマッチ トーナメント1回戦 時間無制限一本勝負
○樋口和貞 vs 岡田佑介●
9分11秒 TKO勝ち
※頭突き→レフェリーストップ。

▼第二試合 トーナメント1回戦 時間無制限一本勝負
○岡谷英樹 vs 勝俣瞬馬●
8分50秒 エビ固め
※ダブルアーム・スープレックス

▼第三試合 トーナメント1回戦 時間無制限一本勝負
●坂口征夫 vs 高木三四郎○
3分40秒 片エビ固め
※テキサス・クローズライン

▼第四試合 トーナメント1回戦 時間無制限一本勝負
○クリス・ブルックス vs HARASHIMA●
12分8秒 片エビ固め
※プレイングマンティスボム2連発

▼第五試合 トーナメント1回戦 時間無制限一本勝負
●遠藤哲哉 vs 秋山準○
10分12秒 片エビ固め
※旋回式トーチャラックボムを切り返す

▼第六試合 トーナメント1回戦 時間無制限一本勝負
●正田壮史 vs MAO○
9分28秒 体固め
※旋風脚

▼セミファイナル トーナメント1回戦 時間無制限一本勝負
●KANON vs 鈴木鼓太郎○
8分43秒 首固め

▼メインイベント トーナメント1回戦 時間無制限一本勝負
●土井成樹 vs 上野勇希○
16分19秒 片エビ固め
※WR

〈写真提供:DDTプロレスリング〉

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