【Sareee-ISM】闘いに燃えるSareeeが帰って来た!日本復帰初戦は橋本千紘に惜敗も力強く宣言「私が日本の女子プロレス界を変えてみせる」

世界最大のプロレス団体であるWWEのNXTで約2年間在籍し、日本復帰を決めた女子プロレスラー・Sareee(サリー)が5月16日(火)東京・新宿FACEにて自主興行『Sareee-ISM〜Chapter One』を開催した。

「闘いを見せたい」と久しぶりの日本での試合だから自分の好きな、自分の思い通りの大会をやりたかったと日本復帰戦は自主興行を選択した。

そして、対戦相手には「私の中で日本一強い女子プロレスラーだと思う」と橋本千紘を指名した。アメリカに居た際にも活躍が伝わってきていたとインタビューにて語っていた。

 

試合は序盤から激しいぶつかり合いを見せて、Sareeeは場外へダイブ。

橋本はじっくりSareeeを締め上げる。

Sareeeも橋本の腕を狙い、フットスタンプや関節で攻めていく。

橋本はハワーボムを見舞うもSareeeもこれを返す。

Sareeeは必殺の裏投げで反撃。

2発目の裏投げも返され、ロープに走ると橋本がこれを捉えてオブライトで勝負を決めた。

勝利した橋本はマイクを持つと「私、Sareee選手との試合、めちゃくちゃ待ってたんですよ。でもそれは今日私が勝ったから言えることであって、私が負けてたらどんな状況かわからない。今日、復帰第1戦に選んでくれて本当にありがとうございます」と言葉を送る。

これを受けてSareeeは「橋本千紘、負けて言うのも何だけど、やっぱ日本の女子プロレスって最強だな!ハッキリ言って今日は私の完敗だよ。あんたの方が成長してるわ」と負けを認め、橋本の成長を述べた。

そして橋本は「おいSareee、お前が日本の女子プロレスの強さ広めるために海外行ったんじゃないの?ハッキリ言って悔しいよ。けどさ、またさこうやって戦って、私たちが日本の女子プロレス引き上げて、強いプロレス見せていこうぜ」と共に盛り上げていくことを語った。

Sareeeは「おい、橋本!今日はな、負けちゃったけどな、次やったらぜってー負けねえからな。お前に勝つまでおめぇのこと追っかけてやるよ。何度だって挑戦してやるからな!」と返し、橋本はリングを後にした。

敗れはしたがSareeeコールの中で「みんな、ただいま~!私のためにこんなにたくさんの方が今日集まってくれて本当に私は幸せです。私の夢はまだまだまだこれから長く続いていきます。私の諦めない気持ち、そして戦う魂、必ずこの女子プロレス界にどんどん広めていきたいと思いますので、皆さん、私にどうか、どうかついてきてください。私の覚悟をぜひ皆さん最後まで追いかけてほしいです」と大会を締めた。

▼試合後バックステージコメント

Sareee「ありがとうございました。いや~素直に本当に負けたこと、めちゃくちゃ悔しいし、本当に情けないなと思うんですけども。でもホントに日本の女子プロレス最強だなって今日改めて思いました。橋本千紘、私は絶対にあきらめないから。何度だってお前に勝つために挑戦してやるよ。私が日本の女子プロレス界を変えてみせる。強さがなければ戦いはできない。だから私は今日負けてしまったけど、もっともっともっと強さを追い求めていきたいと思います。それが私がやるべきことだと思います。私にしかできないことだって思います。私のリング上での戦い、これからを見ていてほしいです」

――今しかできない闘いがしたいと行って日本に帰ってきましたけど、今日できた手応えはどうでしょう?

Sareee「いえ、まだまだだなって思います。負けてなんかいらんないですね。だからもっともっと私が駆け上がっていきます」

――橋本選手から「私たちで女子プロレスを引き上げていこう」とエールもありましたが?

Sareee「私と橋本千紘がやんなきゃ誰がやるって話なので。彩羽匠、世志琥、私のライバルです。こいつらともどんどん戦っていきたい。世志琥、どこ行ってんだよ?帰ってきたのによ、何でいないんだよ?世志琥が戻ってくるリングは私がきっちり守っとく。だから必ず戻ってこいよ。世志琥に伝えといてもらえますか。よろしくお願いします」

――日本に戻ってきたなと感じた瞬間はどんなところがありましたか?

Sareee「ホントに苦しかったです。正直、何度も自分に負けそうになりました。でも勝ったのは橋本千紘、私が敗者。ホントに厳しいなと思います。でもこれが私のやるべきプロレスだと痛感しました」

ーーこのSareee選手の闘いをこれからどんどん見せていきたいというのはありますか?

Sareee「あります、はい。私と戦いたいと思ってくれる選手がいたら、私は誰とだって正々堂々戦いたいと思います。もちろん私が戦い選手もいるので、ぜひ戦っていきたいです」

――もったいぶることはしないと。

Sareee「はい。したくないですね、なるべくなら」

――第2戦は決まっていますか?

Sareee「第2戦はさっき発表になったかもしれないですけど、来週、木村花ちゃんの大会に出場させていただきます」

――そこでもSareeeのプロレスを見せる?

Sareee「はい。もちろんですね。世界からも注目している大会だと思うので。やっぱ2年間アメリカに行ってたくさんの海外のファンの方が、応援してくれてる方がいっぱいいるんで、その方たちにもしっかりSareeeのプロレスというものをを伝えていきたいと思います」

――今日くらって他では味わえないと思った技はなんですか?

Sareee「オブライト、エルボー、ラリアット、逆エビ、全てですね。いやホント悔しいです。橋本千紘、めちゃめちゃ成長してたなと思います。私はここから追い上げていかなければいけないなとホント思います。またイチから死ぬ気で頑張ります。次、橋本千紘とやった時はこんなもんじゃすまないぞっていう戦いを見せなければいけないと思ってます」

橋本「Sareee選手の復帰戦、第1戦に選んでいただいて、まずありがとうございます。これが闘いかなっていうのは凄く試合をしていて感じて。やっぱり私の全てをぶつけられる、ごくわずかな選手の一人がSareee選手なので。まあ最後はお互い本当にヘトヘトでしたけど。何度も言いますけど闘いだと思ったので。このSareee選手との闘いに勝てたことは私にとっても凄く大きなことなので。もっともっと私たちの女子プロレスを世の中に広めていって、私は東京ドームでSareee選手と試合することが夢です。これからも戦い続けます。ありがとうございます」

Sareee-ISM
日時:2023年5月16日19:00開始
会場:東京・新宿FACE
観衆537人(超満員札止め)

第4試合シングルマッチ
●Sareee vs 橋本千紘○
23分17秒 オブライト

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