【プロレスリングWAVE】夏すみれ選手・山下りな選手インタビュー!① 後楽園で、若手二人の野望を叶える!

5月3日、後楽園ホール。CATCH THE WAVEの嵐が、後楽園ホールにやってくる。プロレスTODAY編集部は、夏すみれ選手・山下りな選手の同期コンビに後楽園大会の見どころを伺った。

<バブルタッグ再び。一年間ため込んだ思いを、藤田あかね復帰記念に爆発させる!>

――5月3日の後楽園ホールでは、夏さんは藤田あかねさんと組んで、桜花由美さん・宮崎有妃さんと対戦されますね。

:パートナーである藤田あかねとは、もともと一年前に「バブルタッグ」を組んでいました。試合というか、入場で踊れればいいという感じで(笑) 主に「YOUNG OH! OH!」(若手選手限定大会)を拠点にしてやってました。(普段の)WAVEのリングには上がっていないというか、リングに上がっちゃいけないものだと思うので(笑)、「YOUNG OH! OH!」をうまく利用して、自分の自己満足でやらせてもらっていました。それが、ちょうど一年前に活動休止になりました。当時の自分がこのままではアカンということで、その時期に桜花さんに弟子入りして、師弟タッグとしてやっていくことになったので、そこでバブルのネタは休止にして、自分自身の底上げをしなきゃ……と、周りから言われている時期でした。

――自分からではなかった。

:正直、バブルタッグについては活動休止の話は聞かされていなかったんです。当日まで何も知らなくて、活動休止を伝えたのも、私ではなく他の選手がマイクで伝えて、本人は活動休止も自分がどうなるかもわからないままでした。バブルタッグはYOUNG OH! OH!のタッグトーナメントで生まれたタッグで、組むにあたってどういうコンセプトでやっていくかを藤田選手と考えながら、自分たちで作り上げたものでした。今までの試合は周りから与えられたものをやるという感じでしたが、バブルタッグは自分たちですべて考える。衣装も、小道具も、試合展開も考えたので、とても思い入れがありました。それが自分の知らないところで活動休止ということになって、その日は、帰りの電車でひとりで泣きました。悔しくて。おちゃらけてるけど、実は真剣に取り組んできたものだったんです。当時の自分の状況ではそれも致し方ないので、文句を飲み込んで一年間、心の底で悔しさがありました。その時は文句を言わず、いつかまたやってやると思っていた。ここまでは、「やるべき時は今じゃない」という気はしていた。バブルタッグを休止した一年間でいろいろやらせていただいて、いつのまにかボディコン脱いでYシャツ着ていたんで(笑) 今は大田区のYシャツマッチに心が向かっていたこのタイミングで、このタッグが組まれるということも知らなかったんです。試合カード発表で初めて知らされて、一年後の今では、ぶっちゃけ違和感があります。

――心の整理ができていない。

:何も知らされずに活動休止になって、何も知らされず復帰となると、私の中では、向いてるものが変わっていたので、まだ違和感があるんです。ただ、バブルタッグは藤田選手自身が、活動休止中もずっと、やりたいと言ってくれていた。相手も同じ気持ちでやってくれるのがすごくうれしかったので、私もいつかやりたいとは思っていました。藤田あかね選手はヒザのケガで半年ほど欠場していたので、復帰したら、一回くらいはやってみてもいいかもしれないという気持ちでいました。今回は、藤田あかね選手の復帰祝いでもあるし、自分の一年前のもやもやを解消させるための試合なのかなと思っています。対戦相手はかつての師弟タッグの桜花さんと、宮崎さん。相手はタッグチャンピオンなわけです。個人的には、バブルタッグを組んでいた時に「バブルを起こす」と言っていたけど、バブルは待っていたら起きないなと感じておりまして。……ここからノーカットで載せていただきたいんですけど、自分たちで起こしに行かないと、バブルなんか起きないと思ったんですね。ちょうどタッグチャンピオンなので、私はそこに挑んでいってもいいのかと。入場などの衣装についてはきらびやかにやっているけど、腰にはきらびやかなもの(ベルト)がないので、そこを狙ってもいいかなと思っています。取ったうえで、きっかけがあったうえでのバブルと思いますので、この試合で、あわよくば箔をつけて、うまいとこ大田区で、バブルタッグのときに経験した楽しさを含めての、集大成のYシャツマッチを見せられればいいなと思っているので。正直、仕掛けようと思ってます

――桜花さんにも宮崎さんにもガンガンいく、と。

:……ここまでノーカットで載せておいてください。(相手も)見ると思うので(笑) 仕掛けてるぞ、ということをこの場を通してお伝えできたらな、と。(このコメントも)二日くらい考えました(笑)

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