【東京女子】愛野ユキが遠藤有栖を破ってIP王座挑戦権を奪取し、7・8大田区で王者・辰巳リカにチャレンジ! 

 東京女子プロレスが6月11日、東京・後楽園ホールで「STICK OUT ’23」を開催した。メインイベントでは愛野ユキが遠藤有栖とのインターナショナル・プリンセス(IP)王座次期挑戦者決定戦を制し、挑戦権を獲得。夏の祭典「SUMMER SUN PRINCESS ’23」(7月8日、東京・大田区総合体育館)で王者・辰巳リカに挑むことが決定した。

 キャリアで上回る愛野がショルダータックルなどパワーで攻め込めば、遠藤はドロップキック連打、磐梯山で対抗。

 場外で愛野がリングの角にボディスラムで叩きつければ、遠藤は鉄柱攻撃、エプロンからの鶴ヶ城で逆襲。

 愛野はエプロンにいた遠藤を強引にサイドスープレックスで投げると、セントーン、ジャンピング・ショルダータックルと猛攻。それをしのいだ遠藤は執ようなキャメルクラッチでギブアップを奪いにいくも、愛野はなんとかエスケープ。

 耐えた愛野はブルドッキング・ヘッドロックからヴィーナスDDTを決めて3カウントを奪った。

 試合が決すると、辰巳がリングインし、「約束通り、このベルトをかけて私とタイトルマッチやりましょう。場所は7・8大田区で。世界中にとどろくような熱い試合をやりましょう」と決戦の場を7・8大田区に指定した。

 バックステージで愛野は「(遠藤は)どんどんいろんな攻め方ができるようになって、私にはできない動きとかたくさんやってて。ホントにすごい強くて。この間、シングル初勝利した選手とは思えないです。これからどんどん強くなるんだろうなって。でも今日目の前の相手に絶対負けたくないって思って頑張りました。有栖のおかげで、また一つ強くなれたかなと思います。このままインターナショナルのベルト、リカさんに挑みます」と意気込んだ。

 惜しくも敗れた遠藤は「期待に応えられなかったのはメチャクチャ悔しいです。でも前向きになれたので。声を大にして、ほしいものとかやりたいこととか言ってよかったなって思います。またいつか、今だなって思った時はほしいってちゃんと伝えるようにします」と前を向いた。

 受けて立つ辰巳は「2人のどちらが上がってきても楽しみにはしてたので。ユキはメチャクチャ熱いハートの持ち主だと思うので。大田区で所属同士で東京女子のリングで世界に届ける試合をするっていうのが、IP王者として、タイトルマッチをする意味だと思うので」と気を引き締めていた。

【大会名】STICK OUT ’23
【日時】2023年6月11日(日)
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】604人

▼第一試合 20分一本勝負
○乃蒼ヒカリ&角田奈穂 vs 凍雅●&大久保琉那
7分4秒 片エビ固め
※ランニング・ネックブリーカードロップ

▼第二試合 15分一本勝負
○原宿ぽむ vs HIMAWARI●
8分5秒 片エビ固め
※ぽむ・ど・じゃすてぃす

▼第三試合 20分一本勝負
○上福ゆき&鳥喰かや&上原わかな vs 荒井優希&らく&鈴木志乃●
9分51秒 片エビ固め
※フェイマサー

▼第四試合 15分一本勝負
○ハイパーミサヲ vs 桐生真弥●
8分53秒
※ハイパミ・リターンズ

▼第五試合 20分一本勝負
中島翔子&○宮本もか vs 鈴芽&風城ハル●
13分35秒 羅生門

▼セミファイナル 1vs2ハンディキャップマッチ 20分一本勝負
●瑞希 vs 辰巳リカ○&渡辺未詩
17分8秒 片エビ固め
※ミサイルヒップ

▼メインイベント インターナショナル・プリンセス王座次期挑戦者決定戦 30分一本勝負
○愛野ユキ vs 遠藤有栖●
14分27秒 片エビ固め
※ヴィーナスDDT

〈写真提供:東京女子プロレス〉

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