【新日本】オスプレイが粘る辻を粉砕しUS王座防衛!ザックが次期挑戦をアピール

新日本プロレスは9月24日(日)、兵庫・神戸ワールド記念ホールにて『DESTRUCTION in KOBE』を開催した。

『DESTRUCTION in KOBE』
日時:2023年9月24日(日) 14:30開場 16:00開始
会場:兵庫・神戸ワールド記念ホール
観衆:4,212人(満員)

メインイベントではIWGP US(UK)ヘビー級選手権試合が行われ、王者ウィル・オスプレイに辻陽太が挑戦。

8月13日の両国大会では6人タッグマッチで辻はオスプレイから直接ピンフォールを奪っているだけに、その勢いのまま辻が序盤からオスプレイに猛攻を仕掛ける。

対するオスプレイも王者として辻を真っ向勝負で受け止め、驚愕のムーブを連発させ場内を沸かせる。

粘る辻を最後はストームブレイカーで仕留め、初防衛に成功した。

<試合結果>

▼メインイベント 第10試合 60分1本勝負
IWGP US(UK)ヘビー級選手権試合
<第18代チャンピオン>
ウィル・オスプレイ 〇
vs
<チャレンジャー>
辻 陽太 ×
27分51秒  ストームブレイカー→エビ固め
※オスプレイが初防衛に成功

試合後、勝者となったオスプレイがマイクを持ち話し始めると、ここでザック・セイバーJr.が姿を現し、次期挑戦をアピール。

■試合後バックステージコメント

ザック「(※オスプレイとリングで揉み合い、汗をかいたザック。脱いだTシャツで汗を吹きながら)あのクソ野郎……。前も言ったけど、オスプレイはレベル違いだ。(※日本語で)オスプレイ、ホントニスゴイ。(※英語で)でもアイツはIWGP UKヘビー級王座を持っている。俺は20年も近く、イギリスレスリングの頂点に立っている。だから、ウィルよ、明らかにしてみようじゃないか。まずは、”ドラゴン・バロックス”(ブライアン・ダニエルソン)を始末してやる(※10/1 AEW「Wrestle Dream」で対戦)。そして、現・世界一のプロレスラー、ウィル・オスプレイだ。(※日本語で)ツギハ、ツギハ、ゼッタイ、シンニホントップ!」

オスプレイ「(※用意されているビールを見て)いつもありがとう。(※ビールを手に取り)冷えてるか?うーん、まぁまぁだな。(※3角形に10本置かれたビールの一番ハジの缶を取るが)誰かのOCD(強迫性障害)を刺激するかもしれないからな(※と言って、真ん中の缶と取り替える)。
新日本プロレスは、常に世界一のプロレスを提供し続けている面において信頼できる。ここ日本で素晴らしいプロレスラーたちと対戦をする度にそう感じている。俺は自分を試すことが大好きだ。しかし、オスプレイの夏は終盤を迎えている。この夏、ケニー・オメガ、カズチカ・オカダ、シンゴ・タカギ、クリス・ジェリコ、ナオミチ・マルフジ、そして今日、ヨータ・ツジを仕留めた。
ヨータ・ツジよ……お前がイングランドに来た時、実は少しガッカリしていた。努力はしていたようだが、何かが違った。学ぶ姿勢、この文化を受け入れる姿勢が見えなかったんだ。メキシコでは異なったようだがな。二人の違った人物に見えたよ。俺はメキシコが怖いからな。すぐに強盗に遭ってしまうからな。実際、俺のダチの多くがメキシコで強盗に遭ってるんだ。俺は行くのが怖い。
辻はスイッチフリットだ。(※スタッフが着ていたオスプレイジャケットに反応して)良いオスプレイジャケットだな。似合ってるよ。問題は、今現在、俺の時代だってことだ。この王座はIWGP UKヘビー級王座だ。これはSANADAの保有している王座よりも優れている。何故かって?俺が持ってるからだ。俺が持つもの、それはSANADAの持つどんなベルトよりも優れているんだ。
何故って?アイツはまだ俺から勝ちを取っていないからだ。この王座(IWGP UKヘビー級王座)はこれから注目されるだろう。だからこの先、俺がこの王座を取られるまで、俺は皆をリスペクトする。それはツジ、お前もそうだ。俺はお前をリスペクトする。でも、それだけだ。王座は俺のものだ。
ザック、もう何年もの付き合いになる、そして何度対戦を重ねてきたか。ここ数年は毎年1度は対戦をしている気がする。そして、カッパーボックス・アリーナのメインイベントとしての対戦はこの上なく最適な機会だと思う。ブリティッシュ・プロレスリングをバックボーンとする二人が、成功している二人が、新日本プロレスの架け橋になっている二人が対戦する、IWGP UKヘビー級王座戦。

エル・ファンタズモ、ドリラ・モロニー、フランシスコ・アキラ、カラム・ニューマンを輩出してきた、UKの小さなインディペンデント団体、レボリューションプロレスとのクロスオーバーを実現してきた。WWEからの億単位のオファーを蹴ったのも、レボリューションプロレスを信じてきたからだ。俺もレボリューションプロレスを信じている。
そして何よりも、この旗(IWGP UKヘビー級王座の中のイギリス国旗を指差して)と、全てのプロレスラーたちを信じている。『Royal Quest』に、カッパーボックス・アリーナに、新日本プロレスがまた帰ってくることをとても楽しみにしている。満員御礼になればいいんだが。是非購入して新日本をサポートしてくれ。
これで終わりだ、と言えればいいのだが。『G1』が終わって、月曜に帰って、2日間休んで、その後『AEW Dynamite』に参戦して、木曜に飛行機に乗って、金曜日に帰宅した。2日間休んで、結婚式に参列した。妻がとてつもなく綺麗だったよ。アメリカに行って、金曜日に帰宅して、土曜にウェンブリースタジアムで試合をして、4日間休んだ。その後、アイルランドに飛んだ。その後イングランドに帰り、2日休んで、そして今回の来日だ。
義理の息子が今、学校に通っているが、全て立ち会えないでいる。一人残された俺の妻はとても強い女性だ。これで終わり、と言えれば良いのだが、俺には片付けないといけないファミリービジネスがAEWにある。どうやら過去の亡霊たちが放たれて、蘇生したようだ。ビジネスクラスで飛んで行く。(10/1のAEW『Wrestle Dream』開催地)シアトルで会おう。
一つ問題がある。どのカメラだ?サミー・ゲバラよ。前回、お前は野球のバットで俺の顔を潰したな。お前はもうすぐ父親になる。ここら辺でしっかりと責任を持つべきだ。ファミリーなんだから、お前の顔や髪には触らないでおく。ファミリーは肩を持つべきだからな。一つだけ言っておく。ロッカールームでお前は俺に謝るんだ。そして俺たちは握手する。ファミリーは肩を持つべきだからな。俺は正しいことをする。お前も正しいことをすることを願ってる。(日本語で)ありがとうございました」

辻「(※肩を借りてインタビュースペースに辿り着くと、座り込んで)なあオスプレイ、お前は先日NOAHで丸藤選手と闘った。子供の頃から憧れだったようだな。前にも言った通り、俺はお前に嫉妬し続けている。どういうことか分かるか?認めたくねぇけど、お前は俺にとって憧れのレスラーの一人だったのかもしれない。
ただ、そんなものは遠い昔の話だ。俺は新日本プロレスを変えなきゃいけない。やらなきゃいけないことがたくさんあるんだ。こんなとこでつまずいてちゃいけない。いつかこの先、お前にはその踏み台になってもらう(ニヤリ)」

<写真提供:新日本プロレス>

⇒次ページ【動画】辻がオスプレイのストームブレイカーをまさかの返し方で切り抜ける

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