【DDT】全日本から帰還の坂口征夫＆岡谷英樹が秋山準＆岡田佑介を退け、アジアタッグ王座初V！2024年1・14鶴見で大仁田厚＆小嶋斗偉が電流爆破で挑戦へ

　DDTプロレスが12月9日、大阪・アゼリア大正で「D王 GRAND PRIX 2023 in Osaka」を開催した。全日本プロレスの「世界最強タッグ決定リーグ戦」帰りの坂口征夫＆岡谷英樹がバーニングの秋山準＆岡田佑介を退け、アジアタッグ王座初Vに成功。2024年1月14日、神奈川・鶴見青果市場で大仁田厚、小嶋斗偉組が電流爆破デスマッチで挑むことが決まった。

　当初は岡田＆高鹿佑也が挑戦予定だったが、高鹿の欠場により、秋山が名乗りを挙げ、師弟コンビでのチャレンジ。11・3新宿FACEで王座に就いたイラプションは、全日本のシリーズに帯同して、「最強タッグ」を戦い抜いての出陣となった。

　序盤から秋山組は絶妙のコンビネーションで攻め立て、岡谷がローンバトルをしいられた。耐えた岡谷は岡田にランニング・エルボーバット、変型ドラゴンスリーパーで反撃。

　さらに坂口のミドルキック、岡谷のエルボーの合体攻撃を岡田に繰り出すも、カウントは2。秋山組がバックドロップとラリアットの合体技を岡谷に決めるも、坂口がカット。秋山が岡谷にエクスプロイダー、岡田がダイビング・ヘッドバットを見舞うも、岡谷はしのいだ。岡谷が岡田にエルボー、坂口が神の右ヒザを叩き込むが、岡田がクリア。岡谷はランニング・エルボーバットから、引退した赤井沙希さん直伝のケツァル・コアトルを決めて3カウントを奪取した。

　試合後、前日に24歳の誕生日を迎えた小嶋が現れ「防衛、おめでとうございます。でも24歳、自分もおめでとう。24歳の目標をかなえに、そのベルトに挑戦表明しに来ました。僕と一緒に挑戦するのは大将、大仁田さんです。僕一人じゃダメでも、大仁田さんがいればめちゃくちゃ盛り上がる」とアピール。岡谷が「俺らが負けるわけない。ルールは何でもいい。テメエらのルールでも」と言うと、小嶋は「電流爆破でやってやる。アチアチにしてやる」と要求。大会終了後、PWFの認可が下り、来年1・14鶴見で電流爆破による王座戦が決定した。

　バックステージで坂口は「1ヵ月前、2ヵ月前、3ヵ月前の岡谷なら危なかったかもしれないけど、俺はコイツに安心感があったし。それが俺らがDDTを3週間離れてた答えだ」とキッパリ。岡谷は「小嶋、どのツラ下げて上がって来てんだ。そんなにやりたいならやってやる。もっともっと防衛して、やりたい相手もいるから。ちょちょっと防衛して、次のステップに進む」と余裕の表情。次期防衛戦について、坂口は「あんなヤツらにやられてるようじゃ、組んでる意味ないんだよ。それくらいの覚悟でイラプションを背負って戦ってる。負ける気はしない。やられたらベルト失って、解散するくらいの覚悟でやってやる。オマエと相方、それくらいの覚悟でリングに上がってこい」と発言した。

　小嶋は「オイ、イラプション！　オマエらが言ったんだからな。アッチアチの電流爆破で大将とアジアのベルト獲ってやるからな！」と絶叫。

　王座奪取ならなかった秋山は「最強タッグ帰りで体もきついと思うけど、気持ちで動かされてるんだと改めて勉強になりました。強かった。（岡谷は）もっと俺のレベルを上に上げないと、倒しづらくなってきてるのかな。岡田が岡谷に負けたのが現実なんで。悔しい気持ちをもって上にいってもらいたい」と話した。

【大会名】D王 GRAND PRIX 2023 in Osaka
【日時】2023年12月9日（土）
【会場】大阪・アゼリア大正
【観衆】245人（満員）

▼オープニングマッチ　30分一本勝負
○男色ディーノ＆大石真翔　vs　彰人＆須見和馬●
9分35秒　片エビ固め
※デスペナルティ―

▼第二試合　30分一本勝負
○佐々木大輔＆MJポー　vs　飯野雄貴●＆通天閣下
9分38秒　反則勝ち
※レフェリー暴行

▼第三試合　30分一本勝負
クリス・ブルックス＆アントーニオ本多＆○正田壮史　vs　MAO＆小嶋斗偉＆イルシオン●
13分0秒　片エビ固め
※正田のチカラKOBUムキムキ

▼第四試合　Bブロック公式リーグ戦　30分一本勝負
●平田一喜＜4敗0点＞　vs　斉藤レイ○＜2勝1敗4点＞
12分49秒　体固め
※ダイビング・ボディープレス

▼第五試合　Bブロック公式リーグ戦　30分一本勝負
●納谷幸男＜3勝1敗6点＞　vs　 KANON○＜2勝1敗4点＞
13分47秒　TKO勝ち
※コブラツイスト2.0→レフェリーストップ。

▼第六試合　アジアタッグ選手権試合　60分一本勝負
＜王者組＞坂口征夫＆○岡谷英樹　vs　秋山準＆岡田佑介●＜挑戦者組＞
16分57秒　ケツァル・コアトル
※第121代王者組が初防衛に成功。

▼セミファイナル　Aブロック公式リーグ戦　30分一本勝負
○樋口和貞＜2勝1敗4点＞　vs　HARASHIMA●＜1勝2敗2点＞
13分14秒　片エビ固め
※ブレーンクロー・スラム

▼メインイベント　Aブロック公式リーグ戦　30分一本勝負
●上野勇希＜1勝1分1敗3点＞　vs　遠藤哲哉○＜2勝1敗4点＞
21分18秒　フォレストブリッジ

〈写真提供：DDTプロレスリング〉

⇒次ページ【動画】坂口が「（大仁田組に）やられたらベルトを失うとともに解散してやるよ」とコメント