【ガンプロ】“難敵”石井慧介&入江茂弘を迎撃するロマンス・ドーンがKO-Dタッグ王座死守を誓う!高尾蒼馬「最高の相手に勝って、いい日にしたい」、翔太「僕が後ろを走っていたけど、前を走る存在になって、2024年を迎えたい」

 ガンバレ☆プロレスが12月26日、東京・千代田区の神田明神文化交流館で今年最後のビッグマッチ「BAD COMMUNICATION 2023」(27日、東京・後楽園ホール)の直前会見を行った。石井慧介&入江茂弘(フリー)を迎え撃ち、KO-Dタッグ王座のV3戦に臨むロマンス・ドーン(高尾蒼馬=DDT、翔太)が王座死守を誓った。

 団体枠を超えたタッグのロマンス・ドーンはDDTの12・2新宿FACEで杉浦透&彰人を破ってV2に成功。高尾、石井、入江の3人はチームドリフの面々で、石井と入江は2011年に同王座を戴冠した経験がある。この一戦は第1試合で実施される。

 挑戦者組の入江は「今年はドイツのwXw16カラットゴールドトーナメントで優勝して、統一王者になって、自分のキャリアのなかでもすごくいい時間だったんですけど。日本に帰って来てからは特に結果を残せず、負けが続いて。今の僕はハッキリ言って強くないです。それは今の自分がよくわかってるので。このタイトルマッチに集中して、絶対にこのベルトを獲りに行きます。隙を見せません。フリーレスラーにとって、勝ち続けるのはすごく大切なことです」と力を込めた。

 パートナーの石井は「今年何も残してません。5月のSOG世界無差別級とか、この間のSOGタッグとか、チャンスはあったけど何もモノにできなかったので。この最後の試合で流れを変えたい。KO-Dタッグは巻いたのが12年前で、第40代王者だったんですけど、そこから9連敗という結果なので。KO-Dタッグでいい思い出が少ないので。12年前のように、入江茂弘と獲りに行きたいと思います」と結果にこだわった。

 王者組の高尾は「DDTのベルトですが、ガンプロで防衛戦ができて非常に楽しみです。翔太とはなかなかベルトに恵まれないなか獲れて、このベルトを最高のパートナーと防衛戦できるので楽しみです。石井・入江はチームドリフのときからやっていたので、素晴らしい選手だとわかってるので最高の対戦相手。明日を最高の日、最高のパートナーと過ごして、最高の相手に勝って、いい日にしたいと思います」と意気込んだ。

 翔太は「この試合、僕の希望でオープニングマッチというのを出したんです。昨今、世界的に見ても、ビッグマッチのオープニングはすごい大事で。日本も第1試合が大事だというんですけど、概念が違っていて。一気にギアをフルスロットルに、トップに入れるという。エンターテインメントとして、そのほうが時代的にも合ってる。初っ端から120で見せるものを提供したいという思いが何年もあって。今回チャンピオンという立場、隣にいる2人がいるからこそ間違いなく最高のタイトルマッチができるという思いから、オープニングを務めることになりました」と第1試合になった事情を説明。そして「僕は若手の頃から他団体にいる状態で、この2人。いや、この3人の活躍を見ていて、ジェラシーを感じていたし、負けたくない思いがあったので。このベルトをかけて、4人で並んでいることを光栄に思うし、興奮しています。負けてられるかと思っていた世代のなかで、僕が後ろを走っていたけど、次は前を走る存在になって、2024年を迎えたいと思っています。まだまだDDTでも戦いたい選手もたくさんいるので、必ずチャンピオンとして2024年を迎えたい」と胸中を吐露。

 第1試合になったことについて、石井は「試合順にこだわりはない。第1試合のほうが調子が出ると思ってるのでラッキー」、入江は「試合順は気にしてない。第1試合から一気に火をつけるというのは同意します。世界的に見て、第1試合で火をつけるのは常識かもしれない。米国とかで試合してると、メインまで5時間くらいあって、お客さんが疲れてることがある。第1試合というのは僕たちにとってありがたい」と話し、問題なしとした。

 ガンプロのリングでKO-Dタッグの防衛戦をすることの意義を問われると、高尾は「ガンプロのタッグのタイトル戦をしたほうがいいのかもしれませんが…DDTで獲ったベルトをこっちのリングでもやりたいのがあるので」。翔太は「ガンプロ所属としてDDTに上がるチャンスがあって、ベルトを獲れたので。ふだんガンバレ☆プロレスを見ない人にも存在をアピールできるチャンス。なおかつガンバレ☆プロレスのタッグベルトもロマンス・ドーンとして、いつか必ず巻きたいと思っているので。KO-Dタッグは歴史があります。過去に巻いていた元チャンピオンとできるという、歴史がつくる物語みたいなものが、歴史のあるベルトがつくってくれたので。それをガンプロに持ってくることができたのが、ガンプロのベルトだけではできなかった部分だと思う。それはすごく意義のあることだと思っています」と思いを込めた。

【大会名】BAD COMMUNICATION 2023
【日時】2023年12月27日(水) 開場17:30 開始18:30
【会場】東京・後楽園ホール

【全対戦カード】

▼第一試合 KO-Dタッグ選手権試合 60分一本勝負
<王者組>翔太&高尾蒼馬 vs 石井慧介&入江茂弘<挑戦者組>
※第80代王者組3度目の防衛戦。

▼第二試合  30分一本勝負
夏すみれ&YuuRI&リアラ vs 真琴&HARUKAZE&バニー及川

▼第三試合 スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
長谷川美子 vs 遠藤有栖

▼第四試合 30分一本勝負
宮本裕向 vs 中村宗達

▼第五試合 ガンプロvsGLEAT全面対抗戦~ガンプロ名物イリミネーション10人タッグマッチ 時間無制限勝負
<ガンプロ軍>今成夢人&和田拓也&渡瀬瑞基&冨永真一郎&前口太尊 vs カズ・ハヤシ&田中稔&伊藤貴則&チェック島谷&頓所隼<GLEAT軍>
※先に相手チームを全員失格にさせたチームが勝利となります。
※3カウントフォール、ギブアップなど通常のプロレスルールに加え、トップロープを越えて場外に転落すると失格になるオーバー・ザ・トップロープ・ルールが採用されます。

▼セミファイナル スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
大家健 vs 羆嵐

▼メインイベント スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級選手権試合 60分一本勝負
<王者>木髙イサミ vs 勝村周一朗<挑戦者>
※第5代王者5度目の防衛戦。

〈写真提供:ガンバレ☆プロレス〉

⇒次ページ【動画】12月27日後楽園大会へ向け記者会見、翔太&高尾蒼馬vs石井慧介&入江茂弘

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