安齊勇馬が覚醒!混迷する全日本プロレスの新たな光「俺は全日本の”未来”から”今”になる」

③闘魂スタイルを標榜している現三冠王者・中嶋勝彦について

――そして全日本プロレスに闘魂スタイルを標榜している現3冠王者の中嶋勝彦選手について、参戦後すぐに三冠王者になり去年の最強タッグリーグでも優勝しました。その中嶋選手に対する心境はいかがでしょうか?


<写真提供:伊藤ミチタカ氏>

全日本プロレス所属としては、やっぱり悔しい気持ちもありますし、早くベルトを取り返したいという気持ちはあるんですけど。一プロレスラーとして見ると闘魂スタイルがもうどんな形であれ、世に伝わってるじゃないですか。良くも悪くもいろんな注目のされ方をされて、賛否あると思うんですけど、どんな意見があろうと知ってもらえたら勝ちじゃないですか。そういう点では、上手くやってるなと思いました。今はなんでも好き勝手やってくれっていう感じではありますね。美味しく、もっと美味しくなったときに僕が食べに行くぞっていう気持ちではありますね。

 

④離脱者続出について思っていること

――そして現在の全日本プロレスは離脱者が続出しているという現状について、どう思っていますか?

今の全日本のリングを見ると所属選手もいますけど、それと同じぐらい以前に所属してて、今はフリーっていう人もリングにいっぱい上がってるじゃないですか。絶対もう一生リングに上がらないっていうわけではないじゃないですか。今のゴタゴタが全部解消されて、いつか全てが丸く収まったら帰ってくるというかまた参戦するかもしれないし、所属になることだってできるかもしれないし。
そこまですごい深く悲しいっていう訳じゃないんですけど、やっぱり発表されたときは僕も悲しいと思ったんですけど、今所属としてできることはその人たちがやっぱり全日本が良かったなとか、一番面白いなと思ってもらえるようなリングを作ることだと思ってるので。とにかくもうプロレスでリングの上で全力を出すしかないなっていう風に感じてますね。そうすればいつか帰ってくるんじゃないかなっていう風に思っています。


<写真提供:伊藤ミチタカ氏>

――今の残った自分たちの力で全日本プロレスをもっと盛り上げていくという感じですね。

そういう離れていった方々も戻ってこれるような環境を自身たちの手でもう1回作り直したいっていう感じです。

 

⑤他団体で意識する存在や対戦したい選手など

――続いて他団体などで現在意識する存在や、対戦したい選手などはいらっしゃいますか。

いつも思ってることはやっぱり同世代っていうか、他団体の同世代は対戦したいなって思っています。どっちの方が上なのかなっていう感じですね。あと最近思ってるのは、今、全日本プロレスがゴタゴタしてる中で、「全日本大丈夫か?」みたいなことを心配してるのか、馬鹿にしてるのかよくわかんない発言をされてるそういう人たちに、自分の感情としては腹が立つっていう部分があるので、そういう人たちと戦って全日本が一番試合は面白いっていうのを見せたいなっていう気持ちがありますね。

――外野でガヤガヤ言ってる人たちに対して、自分の力を今ぶつけて、それで黙らせたいっていう、そんな感じですかね。

試合だけ、リング上だけで見たら絶対全日本プロレスが一番面白いんですよ!だから、そんなことを言ってないでリング上で勝負したいっていうのは最近思ってますね。


<写真提供:伊藤ミチタカ氏>

――同世代の方々との対戦する機会もだんだん増えてきてるんじゃないかと思いますが、同世代でやるとやっぱり弾けやすいですか。

そうですね。結構キャリアが上の人とデビューからずっとやらせてもらうことも多いので、そういう人にも思いっきりぶつかってきますし、最近の若手主催の大会とかでも、自分を出しながらプロレスできたりするんで、どんな人であってもやっぱりプロレスは楽しいですね。

――今はプロレスが一番楽しい時期ですか?

なによりもプロレスが一番楽しいです!

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