【東京女子】インターナショナル王者・荒井優希が卒業する長野じゅりあを破り王座初防衛!元IP王者・上福ゆきが3・31両国国技館でチャレンジ

 東京女子プロレスが2月10日、東京・後楽園ホールで「第4回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント」を開催。インターナショナル・プリンセス(IP)王者の荒井優希(SKE48)が4月13日の東京・北沢タウンホールで卒業する長野じゅりあを破り、初防衛に成功。元IP王者の上福ゆきが挑戦の名乗りを挙げ、「GRAND PRINCESS ’24」(3月31日、東京・両国国技館)での王座戦が決定した。

 荒井はイッテンヨン(1月4日)・後楽園で“怪物”マックス・ジ・インペイラーを倒して同王座を奪取。元空手世界王者でプロレスのほか、女優、看護師、TikTokerなどとしてマルチに活動する長野は、より芸能活動に注力するためプロレス卒業を決断。「勲章というか証がほしい」として、IP王座挑戦を表明した。

 長野の蹴りを警戒した荒井は足攻め。耐えた長野はいろんな角度からの蹴りで攻め込む。荒井のサソリ固めから脱出した長野は飛び蹴り。

 荒井はビッグブーツからFinally(カカト落とし)を狙うも、手でブロックした長野は突き、手刀、ブラジリアンキックと波状攻撃。

 しかし、長野の旋風脚をかわした荒井がフルネルソン・バスターから強烈なFinallyを叩き込んで3カウントを奪取。長野の初のベルト獲りは露と消えた。

 荒井は「卒業が決まってるじゅりあちゃんが、ベルトに挑戦することは勇気のいることだったと思うので。強い気持ちを感じる試合で、戦えてよかったと思いました。私はこの後も誰が相手でもベルトを守って、もっといろんな景色を見ていきたいと思います」とマイク。 

 すると、上福が現れ「私も東京女子を盛り上げたい。そしてビジュアルを大切にしてる者同士、お互いの顔面を崩し合って、このベルトをかけて戦い合ったら、もっと盛り上がるんじゃないかなって思うんですけど…」と“らしく”挑戦をアピール。

 これに対し、荒井が「まさか上福さんが出てくるとは思ってなくて、戸惑ってるんですけど、私も戦いたいと思います」と受諾すると、上福は「名古屋の女って派手なの好きだし、私も派手好きなので、どうせやるなら両国。KFCじゃないほうね」と決戦の場を両国国技館に指定した。

 バックステージで荒井は「蹴りがすごくて、何回も意識が飛ぶんじゃないかって場面もあったんですけど。チャンピオンになったばかりだし、もっともっと防衛したい気持ちがあったので、気持ちだけで勝てた印象です。(上福の挑戦表明は)先輩に挑戦されるのは、タッグのときはあったけど、パートナーに赤井(沙希)さんがいらっしゃったので心強かったんですけど。一人で先輩の挑戦を受けるのが、どういう感じなんだろうっていうのもあるんですけど。自分はチャンピオンなので、堂々と自分らしく国技館で勝てたらなと思います」と王座死守宣言。

 王座奪取ならなかった長野は「プロレスをやってきて、勲章というベルトがほしかったんですけど。荒井選手はすごく強くて、今持ってる力すべてを出し切って全力で挑んだんですけど、ベルトには届かなくて。負けて悔しい気持ちはいっぱいあります」と唇を噛んだ。

 上福は「荒井ちゃんは数年前に東京女子にやってきて、どんどん人を抜いていって。模範解答のような愛されキャラで、ビジュアルも最高によくて。アイドル業とプロレス業をどっちも引っ張って活躍して、スーパーエリート。エリートってちょっといじめたくなるじゃないですか? いがみの心じゃないけど、たまには誰かに食って掛かってみようかなって。荒井ちゃんくらいだと、愛知県の半分くらいは持って来れるんじゃないかと思うので。私も藤沢市民をたくさん連れてこようと思ってるし。ホントは緊張するし、タイトルマッチとかあんまり率先していこうとは思わないけど、東京女子を盛り上げるためなら、緊張すること、やりたくないことをやろうって感じです」と虎視たんたんと約3年ぶりのベルト奪還を期した。

【大会名】第4回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント
【日時】2024年2月10日(土)
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】674人

▼第一試合 15分一本勝負
●鈴木志乃 vs 風城ハル○
7分31秒 回転足折り固め

▼第二試合 20分一本勝負
○上福ゆき&角田奈穂&桐生真弥 vs らく&原宿ぽむ&ラム会長●
11分46秒 片エビ固め
※フェイマサー

▼第三試合 15分一本勝負
●宮本もか vs 鳥喰かや○
7分31秒 片エビ固め
※旋闘鳥流

▼第四試合 20分一本勝負
中島翔子&○ハイパーミサヲ vs 上原わかな&HIMAWARI●
11分34秒 チキンウィング・フェースロック

▼第五試合 15分一本勝負
○瑞希 vs ザラ・ザッカー●
8分40秒 キューティースペシャル

▼第六試合 20分一本勝負
山下実優&●凍雅 vs 水波綾&愛野ユキ○
12分35秒 愛と炎のフルネルソン

▼セミファイナル インターナショナルプリンセス選手権試合 30分一本勝負
<王者>○荒井優希 vs 長野じゅりあ●<挑戦者>
11分41秒 片エビ固め
※Finally。第12代王者が初防衛に成功。

▼メインイベント 第4回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント決勝戦 時間無制限一本勝負
●辰巳リカ&渡辺未詩 vs 鈴芽○&遠藤有栖
19分37秒 体固め
※リング・ア・ベル。でいじーもんきーが初優勝。

〈写真提供:東京女子プロレス〉

⇒次ページ【動画】防衛に成功した荒井の喜びのバックステージコメント

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