【ディアナ】W前哨戦はジャガー組に凱歌!京子とウナギが子供のようにジャガーを煽る

ワールド女子プロレス・ディアナは2月11日に新木場大会を開催した。

井上京子と井上貴子の「W井上」が持つW.W.W.Dタッグへの挑戦が決まっている佐藤綾子と中森華子。そしてジャガーもまた、京子の持つW.W.W.Dエリザベス次期挑戦者である。6人タッグでW前哨戦だ。

ウナギ・サヤカはアイアンマンヘビーメタルを保持しており、24時間気の抜けない日々…。そのウナギがいつも通り「おい、ジャガー出てこいよ」と挑発し、京子がしっかり「さん」と敬称をつける。応じたジャガーが鋭い眼光で先陣を切る。ジャガーは開始早々ウナギに歩み寄りいきなりスクールボーイ、スモールパッケージホールドとフォールを狙う。「お前も狙ってんのか!」と絶叫するウナギ。青コーナーの面々は執拗にフォールを狙い、佐藤と中森も次々に丸め込む。

輝かしい実績を誇るジャガーたちのなりふり構わない姿に、自コーナーから見守っていた京子も「そんなに欲しいの?ジャガーさん…」と呆れ顔。「3人出てきて卑怯だろ!」と怒り心頭のウナギの背後から京子が静かに近づき、不意打ちの丸め込み!敵味方関係なくアイアンマンベルトを狙われたウナギは全てキックアウトし無事に王座防衛。京子は「ごめんなさい」と平謝りするも、「信用できない!」と怒りのウナギはデボラにチェンジ。

京子とデボラはジャガーに連携攻撃仕掛けるが、ジャガーは華麗に切り返す。ウナギもジャガーに対し、怯む事なく思いきり攻めるが蹴り足をキャッチされ、ジャガーのドラゴンスクリューから中森にチェンジ。初対戦となるウナギと中森のマッチアップ。会場を煽りながらのテンポ良いキックのコンビネーションとエルボーのやり合いに会場が湧く。中森のキックの破壊力に苦戦するウナギは、だがそれがいい、ギロチンで一矢報い京子にタッチ。

ラリアットで中森を吹っ飛ばした京子は早速パワーボムで決めにかかるも、佐藤が阻止。綾華コンビで京子を攻めようとするが、ダブルラリアットで吹っ飛ばされてしまう。京子のラリアットに対し、中森は蹴りで応戦。京子の側頭部を蹴り抜き、佐藤を呼び込んでのダブルミサイルキック、シャイニングフラワーが決まるがカウント2。中森から佐藤に替わり、京子のラリアットをすかしざまに投げっぱなしジャーマン。さらに佐藤がロープ反動に走るが、京子は強烈なカウンターラリアット。

そのままパワーボムを狙うが、ジャガーが凶器のパイプ椅子で阻止。CRYSISの凶器連携が決まるかと思いきや、京子がジャガーを振り解き、佐藤にラリアット。グロッキーの佐藤に対し、デボラはスピアー、ハンマーエルボーと追い込むが、佐藤はカウンターのジャンピングニーで反撃。Ayako’s EXで絞り上げるもウナギがカット。ミサイルキックを狙った佐藤だったが、京子が雪崩式ブレーンバスターでコーナーから落とし、そこにウナギがスライディングTANAKA!デボラバックフリップはジャガーがカット。

デボラが再度バックフリップを狙うが、佐藤が体勢を入れ替えバックを取る。デボラに中森のハイキックがクリーンヒットし、綾華のダブルオーロラスペシャル、ジャガーカッターと畳み掛け、最後は佐藤のドラゴンスープレックスで決着。

勝った佐藤は「京子さん、分かりますよね?何を言おうとしてるか。いつまで待たせるんですか?自分ら、11月から挑戦権持ってるんですけど?」。昨年10月の後楽園でW井上にベルトを奪われたが、その後11月に行われた佐藤綾子凱旋大会にて次期挑戦者組決定トーナメントを勝ち抜き、挑戦権を得た綾華。しかし未だに防衛戦は組まれず、しびれを切らした佐藤。これに対し京子は「違うよ!こっちもやりたいのに、違う団体だから全然スケジュール合わないんだって!貴子さんとこっちは準備できてる」と、1.28カルッツかわさき大会の裏で大田区大会を行っていたPURE-J所属の中森を批判!

中森は「合わせます!絶対合わせます!今日だってそのつもりで来たんですよ、私!必ず日程空けます!」と声を荒げる。佐藤は「デビュー35周年で2人でタッグベルト獲って、宝物だってことは分かります。でもベルトは持ってるだけじゃ輝かないですよ」と京子にチクリ。カチンときた京子は「わかってるよ!こいつ(中森)のスケジュールが合わないんだって!」。対する中森はディアナに全てのスケジュールを合わせると宣言!これでようやく両軍の準備が整い、3月10日のアミスタにてタッグ王座戦が決定!

そしてこのやりとりを尻目にジャガーとウナギが小競り合い…。ジャガーがまたもウナギをスクールボーイで急襲!側で見ていた今井レフェリーがマットを2回叩いたところでウナギは命からがら脱出。意外にも(?)アイアンマンのベルトが欲しいジャガーに、ウナギは「諦めろよ!」。まだまだ狙うぞとでも言いたげにウナギを睨み付けるジャガー。身の危険を感じたウナギは京子とこそこそと控え室へ向かう。

ジャガーは「京子、私もお前のベルト狙ってるから」とエリザベス戦へ向け火花を散らす。しかし京子はウナギとともに「バーカバーカ」と子供のようにジャガーを煽る。ジャガーは「私、今年で63になる。お前らなんかに負けないから」と、ウナギともども京子を若手扱い。ビビった京子とウナギは「バーカ!バーカ!かかってこんか~い」と吐き捨て、控え室へ猛ダッシュ。ジャガーも年甲斐もなく2人の後を追い、綾華の2人も追いかけて鬼ごっこのようにリングを後にした…。

ワールド女子プロレス・ディアナ新木場大会
日時:2月11日(日)11:30開場/12:00開始
会場:新木場1stリング
観衆:236名

【全試合結果】

▼第一試合 タッグマッチ
Himiko&◯真琴(10分18秒 片エビ固め)田中きずな&炎華●[Harmonie]
※グラビアバスター

▼第二試合 タッグマッチ
●香藤満月&沙恵(13分分35秒 T-Control)尾﨑妹加&本間多恵◯[SPiCEAP] 

▼第三試合 6人タッグマッチ
ジャガー横田&◯佐藤綾子&中森華子
(10分39秒 ドラゴンスープレックスホールド)
井上京子&デボラK●&ウナギ・サヤカ
※W.W.W.Dタッグ選手権 W井上vs綾華を3月10日アミスタで行うことが決定した

▼第四試合 タッグマッチ
ななみ&●マコトユマ(14分2秒 片エビ固め)美蘭◯&世羅りさ[ブルーオーキッド]
※ライオンサルト

▼第五試合 メインイベント
W.W.W.Dシングル選手権試合 30分一本勝負
[王者] ◯梅咲遥 (18分42秒 ブラスト)笹村あやめ● [挑戦者]
※第17代王者 3度目の防衛に成功

〈画像提供:ワールド女子プロレス・ディアナ〉

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