【ノア】“同期”藤田との25年ぶりの対戦に真壁「俺にとっちゃ最高の敵だよ。最高の同期だよ」

プロレスリング・ノアは2月15日(木)、東京・後楽園ホールにて潮崎豪率いる「TEAM NOAH」がプロデュースする新ブランドとなる『LIMIT BREAK.1 ~Starting Over~』を開催した。

『ザ・リーヴPresents LIMIT BREAK.1 ~Starting Over~』
日程:2024年2月15日(木)開始19:00 開場18:00
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1,212人

セミファイナル(第5試合)では藤田和之&齋藤彰俊がタッグでを結成し、新日本プロレスの真壁刀義&本間朋晃と対戦した。

この試合で注目されていたのは新日本プロレス所属時代の同期である藤田と真壁が25年ぶりに再会。

総合格闘家へと転身した藤田とのNOAHマットでの邂逅。

藤田はリングインするといつもの赤マムシドリンクを真壁に手渡す。

それを口に含んだ真壁が藤田に顔に吹きかけ臨戦態勢、同期の2人がぶつかり合い場内を沸かす。

試合は真壁が彰俊にキングコングニードロップを炸裂させ勝利した。

<試合結果>

▼セミファイナル(第5試合)
藤田和之 
齋藤彰俊 ×
vs
真壁刀義 〇
本間朋晃
15分16秒 キングコングニードロップ → 片エビ固め

【試合後の真壁&本間】

本間「おい、今日の戦いはよ、真壁と藤田だけのものじゃねえんだ。俺だってよ、藤田和之とやるのすっげえ楽しみにしてたんだよ。おい、俺はこの1回じゃ終わらせねえ。次だ、次。またやるよ。なんだと? 『試合中ちゃんと言ってこい』だと? おお、やってやるよ。今日はよ、ちょっとわかんなかった。できなかった。次いってやる次」

真壁「今、言った通り、おい、藤田和之モテモテじゃねえかよ。ありとあらゆる方面から対戦を願う。それは他団体だろうと何だろうと、こいつムカつくなって思ったヤツを徹底的にやるのが俺たちの道理だからよ。一番最初に反応したのがこけしだってのは心強いよな。ただ、なんだろうな。やっぱ藤田和之、野獣だね。野獣だね。俺にとっちゃ最高の敵だよ。最高の同期だよ。

だからこそ燃えてくるしよ、ふざけんじゃねえって思ったよね。試合中、何回飛んだかわかんねえよ。そういうことだ。でも見ての通り、何年? 25年、7年? 27年ぶり? 再会したろ。地球ってのはよ、お前らたぶんわかんねえと思うけどよ、丸いんだよね。だから逆方向いってたって、片方のどっかいってたって必ず交わるんだって。それが今回のこのNOAH大会だろ。今日の客見たろ? 興奮してたろ? 真壁刀義と藤田和之。そして齋藤彰俊と本間・ザ・こけし。これ以上のタッグチームあるかって?

これ以上のカードはねえよな。他団体の選手呼んでよ。それは俺も自負してる。ヤツも自負してる。そして藤田和之も自負してる。いいんじゃねえの。あと何か質問ある? 質問ねえのかよ? そういうとこだよ、マジで。あとで説教するからな、呼び出して。マジだよ。1時間で済まねえからな。俺の説教長湫後輩たちに嫌われてんだから。分かった?

そういうとこだよ。でもよ、俺としたらいろんないばらの道、歩いてきたろ。俺もそう、藤田和之もそう、本間もそう、そして齋藤彰俊もそう。だからこのリングでてめえらの生き様を刻む。最高じゃねえかプロレスのリングってよ。これが新日本だったらよ、いうことねえよ。ただよ、これは他団体のリングだよ。だからこそ俺が自由に動けるってのもあるけどよ。

だってあれだろ? 社長の言うことなんて一切聞かないからな。分かってんだろ? それで年俸下げられたらたまんねえよな、バカヤローな。俺は後輩に一つだけ言いたいもん。誰のおかげでそんな自由奔放にできてると思ってんだよ。みんな俺様、真壁刀義のおかげだぞ。棚橋も含め、菅林もそうだよな。あいつらに俺は訴えたいよね。そしてマスコミを利用するって、この俺もすげえだろ。

そういうことなんだよ。こんだけ饒舌になるってことはよ、試合中に飛んだろうがなんだろうが関係ねえんだよ。俺のハートが動いたってことだ。同期だぜ、27年ぶりだぜ。他の道進んで飯食ってる人間で、それが今の日本プロレス界に戻ってきてインパクト十分だろ。だからこそ俺は手上げたんだよな。当たり前だろ。そのへんのよ、意味の分かんねえ小僧に手挙げたってしょうがねえだろ。

あんだけの実績と経歴がある。だからこそ同期、おもしれえ。それだけ。応えは簡単だよ。どう思う? お前。なあ、姉ちゃんどう思う? 俺カッコいいと思うだろ? どれぐらい思う? いっぱい? あ、そうだね。唐突すぎたね、ごめんね。そんな感じよ。姉さんが言ったみたいにいっぱいカッコいいってよ。そりゃそうだよな。俺たちカッコつけてプロレスラーやってんだ。

だから新日本プロレス、今回のNOAH、最高だろ? だからよ、俺一つ言いてえのはよ、新日本だから、NOAHだから、ZERO1だから、他団体だから、そんなことどうでもいいんだよ。心震えるヤツいっぱいいるからよ、そいつらを名指ししたっていいよ。リングでやりゃいいじゃねえかよ。そうすりゃ観客動員だってまあまあ埋まるだろ? 俺の宣伝量がちょっと足りなかったかもしんねえけどな。

バカヤロー、俺以上に高いヤツいるんだ? 他のヤツもっと低いだろ。ばかやろー、そういうことじゃねえんだ。とりあえずよ、今日の試合いろんなことあった。やっぱさすがだね。さすがの藤田和之、一発で俺クラっと飛んだからな。いいじゃない。だからこそ同期の強敵いいんじゃない。どっちが消えるかって? 消えねえよ、バカヤロー。今日の試合見たろ? その辺のリングと全然違うよ。

新日本プロレスのリングより価値ある試合だよ、今日は。分かるだろ? それだけなんだよ、俺が言いてえことは。言いてえことはそれだけなんだよ。それだけって長えだろ? 俺のワンマンショーここからが長いんだよ。あと5分ぐらいかかるから。そうするとマスコミのみんな、どんどんいなくなるな。お前(テレビカメラ)は残っとけよ。分かったな? なんだ? お前、その躊躇した返事は。そういうとこだよ。ないよね。

次? 次につながるね。なんだろうね。新日本プロレスを見てて、俺、第一歩下がってみてるんだよね今。この試合は最高の試合なのか、そうでねえのか、いろいろ見てるんだけど、波があるな。最高潮の新日本プロレスさすがだなって思うときいっぱいある。ところが、ちょっとなんだろうな。足踏みしてるなって感じるときも。そういうときとこの試合入れ替えてみ? 最高だろ。ということなんだよ。

プロレス界の第一線を走ってる新日本だったら全試合どこで見ても、見てる観客を興奮させないと業界のナンバー1じゃねえよな。俺はそういうふうに思ってるからよ。プライド持ってんだよ。だからテレビで頑張ってんだよ。寝てえんだよ俺言っとくけど。寝てえのよ。だけどテレビで使ってくれるっていうんだから、しょうがないから行きますって。分かる?

それやっぱりプロレスラーだから顔売って、試合で成績残して、観客を興奮させて、観客に明日からの頑張る活力を与える。それがレスラーだろ。今日は最高だったよ。最高の敵だったよ。だからこそプロレスやめられねえんだよな。これで終わると思うだろ? (記者に向かって)なんで『うん』っつったんだよ? じゃあ以上です。ありがとうございました」

 

【次回大会】3.20 LIMIT BREAK ex. 横浜ラジアントホール大会全対戦カード

『ザ・リーヴpresents LIMIT BREAK ex.』
日時:3月20日(祝・水) 開始:16:30 開場:15:45  
会場:横浜ラジアントホール

レッスルユニバースにて生配信
https://www.wrestle-universe.com/

【全対戦カード】
<第5試合メインイベント/30分1本勝負>
潮崎豪 夕張源太(JTO) VS 遠藤哲哉 飯野雄貴(DDTプロレス)
    
<第4試合/20分1本勝負>
秋山準(DDTプロレス)齋藤彰俊 VS 石川修司 綾部蓮 

<第3試合/20分1本勝負>
藤田和之 小峠篤司 VS 樋口和貞(DDTプロレス)ブラックめんそーれ

<第2試合/20分1本勝負>
モハメド ヨネ Hi69 VS 菊池悠斗 晴斗希(道頓堀プロレス)

<第1試合/20分1本勝負>
大和田侑 VS 瑠希也(DDTプロレス)

リングアナウンサー:木原文人

<写真提供:プロレスリング・ノア>

➡次ページ(【動画】試合後のリング上で興奮冷めやらぬ2人)へ続く

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