【新日本】マット・リドルがいきなり棚橋を下しTV王座奪取「最高の会社で闘うために遂に日本へ上陸したぞ!」
新日本プロレスは2月23日(金・祝)、北海道立総合体育センター 北海きたえーるにて『THE NEW BEGINNING in SAPPOR』を開催した。
『THE NEW BEGINNING in SAPPOR』
日時:2024年2月23日(金・祝) 15:30開場 17:00開始
会場:北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる
観衆:3,231人
セミファイナル(第8試合)では「NJPW WORLD認定TV選手権試合」が行われ、第2代王者の棚橋弘至に総合格闘技UFCで活躍後、WWEマットで活躍したマット・リドルが挑戦。
リドルは素足での戦いを好み、打撃・関節技・飛び技までこなすオールラウンダー。
その身体能力の高さでエース棚橋を追い詰めた。
対する棚橋もリドル相手に試合巧者ぶりを発揮し対抗する。
しかし、終盤リドルの放ったニーストライクで棚橋の動きが止まると、最後はブロストーンでマットに突き刺し、僅か8分でTV王座を奪取。
新日本参戦でいきなりエース棚橋を下して見せたリドル。
今後、新日本プロレスの台風の目となるか!?
<試合結果>
▼セミファイナル(第8試合) 15分1本勝負
NJPW WORLD認定TV選手権試合
<第2代チャンピオン>
棚橋弘至 ×
vs
<チャレンジャー>
マット・リドル 〇
8分35秒 ブロストーン→片エビ固め
※リドルが第3代チャンピオンとなる
■試合後バックステージコメント
リドル「元気か? (※用意されていた祝杯用の缶ビールを手に取り)これは俺のか? カメラはオンか? いくぞ。キング・オブ・ブロス(King of Bros)が、最高の会社で闘うために遂に日本へ上陸したぞ! ニュージャパン、最高の会社の社長・タナハシサンとレッスルするためにだ!
そして俺はただレッスルするだけじゃなく、彼を倒しただけじゃなく、TV王座も獲得した。最近はよくタイトルを取っている気がするな。このベルトを防衛するのが待ち遠しい。遅かれ早かれやってくるが、ここでは順調に進んでいる気がする。いい感じだ。ゲスな野郎って感じだ。俺が何を言ってるかわかるか? 誰も彼もからこのベルトを守ることはできない。
だから、最初に勝ったヤツから防衛しようと思う。このニュージャパンで俺がこの前闘った男だ。ザック・セイバーJr.。ブラザー、この前おまえが俺の名前を呼んだ時、キング・オブ・ブロスのじゃなくて、キング・オブ・ディッ●ヘッドなんて呼びやがったな。お前がディッ●ヘッドだよ、ブラザー。
お前のことは好きじゃない。お前の出身地が好きじゃない。お前の見た目が好きじゃない。お前の話し方が好きじゃない。お前の歯が好きじゃない。お前の歯はバターみたいだな、オイ。好きじゃないな。だからな、ザック、お前に手をかけ、ティザーを叩きのめすのが待ちきれないぞ。
ザックはどこだ? ザック・セイバーはどこだ? ロッカールームか? ここに呼んで来いよ! ヤツはどこだ? The Mighty Do not Kneel(TMDK)! お前はキング・オブ・ブロスにひざまずくだろう。どこだ? 俺を待たせるのか? 俺にお願いさせるつもりか? ザックは見つからないのか? (※ザックがゆっくりとやってくる。その姿が視界に入って)オォ! 俺の声が聞こえなかったのか?」
ザック「(※手を叩きながら)ヨーコソ、ヨーコソ! オメデトウゴザイマス。シンチャンピオン、オメデトウゴザイマス。おめでとう」
リドル「俺にふさわしい敬意を払えよ」
ザック「何について騒いでたんだ?」
リドル「何について騒いでたかって? 前回ここに来た時、おまえを倒したんだよ、なあ。お前はキング・オブ・ブロスにおじぎしてひざまずいたんだ。そして今、俺はこのベルトを持っている。お前はタナハシサンに負けたんだよな? どんな気分だ?」
ザック「そうだな。お前がそのチャンピオンベルトを持っているのを見るのは、ひどく気分が悪いぞ。その王座に1年分の仕事と愛情を注いだからな。だが俺にはほかに料理しなきゃいけない魚がある。来月は『NEW JAPAN CUP』があるし、IWGP世界ヘビー級王座にも照準を合わせているからな。だからまあ、お前は15分間を楽しめばいいさ。俺には15分より長くやることがあるからな。60分間必要だ」
リドル「そんなに必要ない。15分以内で終わらせるさ。10分でも5分でもいいさ」
ザック「ああ、よかった、よかった。で、俺にチャレンジしたいのか? リドル?」
リドル「ああ、そうだ、そうだ」
ザック「そうか。TMDK、お前はTMDKに挑戦したいと思っている。TMDKは挑戦を受けるが、ザック・セイバーJr.じゃない」
リドル「オッ、誰になるんだ?」
ザック「俺が選ぶ仲間の誰かだ。(※互いに缶ビールを手に取り)乾杯だ、ディッ●ヘッド(※と言って去る)」
リドル「正直なところ、ヤツはすげえヤツだ。だが、俺はあいつが大嫌いだ。みなさん、ありがとう。キング・オブ・ブロスは戻って来るぞ。そして俺は君たちの新しいTVチャンピオンだ、ブラザー。乾杯!」
棚橋「(※フロアに座り込んで、反省の弁をのべるかのように)はあ……悔しい。情けない。自分で、自分で言い訳はしないって言ったから。その言葉の意味、責任、もう1回かみしめて………もう1回……自分自身を高めて、(気持ちを)昂らして、頂点に……負けてなに言ってんだろう?負けて……負けて言うことじゃないかもしんないけど、今の自分をなんとかしたい。なんとかする……。リドルに……うまいことやられたね」
<写真提供:新日本プロレス>
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