【新日本】“元WWEスーパースター”ドルフ・ジグラー改めニック・ネメスがフィンレーに勝利し「IWGP GLOBAL王座」奪取!
新日本プロレスは2月23日(金・祝)、北海道立総合体育センター 北海きたえーるにて『THE NEW BEGINNING in SAPPOR』を開催した。
『THE NEW BEGINNING in SAPPOR』
日時:2024年2月23日(金・祝) 15:30開場 17:00開始
会場:北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる
観衆:3,231人
メインイベント(第9試合)では「IWGP GLOBALヘビー級選手権試合」が行われ、王者デビッド・フィンレーに元WWEスーパースターのドルフ・ジグラーがニック・ネメスに名を改め挑戦した。
WWE時代にはドルフ・ジグラーとしてシングル・タッグ王座など、各王座を総なめしグランドスラムを成し遂げた実力者。
スーパースターの誇りを胸に新日本マットは上陸を果たしたが、相手はBULLET CLUBのフィンレーが相手だけに序盤から荒れた展開となった。
ラフファイトを前面に押し出すフィンレーに対し、ネメスも応戦。
試合の要所で得意のスーパーキックを決め、試合巧者ぶりを発揮。
最後はネメスがDanger Zoneをフィンレーに炸裂させ、IWGP GLOBAL王座を奪取した。
<試合結果>
▼メインイベント(第9試合) 60分1本勝負
IWGP GLOBALヘビー級選手権試合
<初代チャンピオン>
デビッド・フィンレー ×
vs
<チャレンジャー>
ニック・ネメス 〇
23分07秒 デンジャーゾーン→片エビ固め
※ネメスが第2代チャンピオンとなる
試合後、ネメスは翌日の試合に棚橋弘至とのタッグ結成を熱望した。
■試合後バックステージコメント
ネメス「(※マスコミに向かって)何か質問はあるか?」
──いまどんな気持ちですか?
ネメス「今後の人生の最初の日という感覚だ。出来るかどうかわからなかった。自分が通用するのかどうか、自分を信じることが出来るかどうか。でも、リングにさえ戻れば、この王座(IWGP GLOBALヘビー級王座)を奪うチャンスを嗅ぎ取ることが出来ることはわかっていた。
俺こそがこの王座に相応しいことを、俺はわかっていたんだ。これはフィンレーが持つべきものではなく、ファンや家族、現役の、もう亡くなった、もしくはこれから生まれてくる未来の世界中のプロレスラーにとって大きな意味を持つものなんだ。俺にとって全てなんだ!
この王座はいつ、世界のどこであったとしても、誰と対戦することになっても、死ぬまで守り抜いてやる。俺はこの王座を信じている。それはこの俺こそが、世界最高のプロレスラーで、それをいつどこであったとしても証明し続ける。そして、新日本プロレスには、このチャンスを与えてくれたことに感謝したい。
限られた世界に身を置いていたから、外の世界で自分を証明することがこれまでなかった。この5年間、俺自身まだ行けるのかわからなかった。新日本は、そのチャンスをくれた。俺自身がやりたいと言えば、まだ出来ることを言ってくれた。この20年間、俺が築き上げてきたものの集大成が今夜だったんだ。
俺自身が終わりと言えば、そこで終わり、引退だってありえたんだ。フィンレーにはお礼を言わないといけないな。アイツが俺の顔に唾を吐きかけた時、俺は怒らなかった。アイツが俺に火をつけたんだ。そしてこの火はもう消えることはないだろう。この王座はこの先20年防衛し続けることになるかもしれない。墓場まで持っていってやる。
そして、俺はベストよりも優れていることを証明してやる。俺はこのまま帰宅して、3カ月後にかかってくる次の対戦の連絡を待つ男じゃない。もしチャンスが欲しいなら、正々堂々と俺の目の前に姿を見せて、目を合わせ、対戦を望むことを伝えればいい。そして俺がその頭を蹴り落とさないことを祈るんだ!」
──新日本プロレスで初めての試合はいかがでしたか?
ネメス「俺に出来るかどうかわからなかった。WWEでは俺がベストよりも優れていることを知っていた。だが、新日本プロレスでは、俺よりも強かったり、速かったり、俺よりも若かったり、経験値を持っていたり、ハングリーなヤツらがいるかもしれない。もしそんなヤツがいれば、俺に挑戦してこい。たった1試合の勝利ではおちおち寝ていられない。俺は年間365回の勝利が欲しい。
この2週間、俺に出来るかどうかわからなくて、眠れないし食べれなかった。そして今夜、ここ新日本プロレスでの一戦が俺を変えたんだ。新日本プロレスをより高みに牽引する。俺が約束する。この王座を奪うためには死をも覚悟しないといけない。どこでもいい。かかってこい。ズタズタに打ちのめしてやる」
外道「(※床にへたり込んだフィンレーに向かって英語で)ありえない、なんてことだ……!」
フィンレー「どれもこれも新日本プロレスのせいだ!」
外道「(※英語で)その通りだ」
フィンレー「(※仰向けに寝転がって)10日前、俺は新日本プロレス史上もっとも残忍なケージマッチで闘った。そして10日後、外から来たクソッタレを相手に王座防衛戦が組まれているなんてどう言うことだ!?
でも……ニック・ネメスは俺に勝っていない。スチールケージが俺に勝ったんだ。UNITED EMPIREは負けた。ウィル・オスプレイも負けた。あのケージマッチの最大の勝者は……ニック・ネメスだ。それに加えて、今日、WAR DOGSが変わるという知らせを受けた。正直言って、この状況はクソ食らえだ! フ●ック!!」
<写真提供:新日本プロレス>
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