【DDT】EXTREME王者・勝俣瞬馬が因縁の岡谷英樹を破り、王座初V!TEAM NOAHのHi69が4・7後楽園でハードコアでチャレンジ!

 DDTプロレスが3月17日、東京・後楽園ホールで「Judgement2024〜旗揚げ27周年記念大会5時間スペシャル〜」を開催した。DDT EXTREME王者の勝俣瞬馬が因縁深き岡谷英樹を破り、初Vに成功。TEAM NOAHのHi69(プロレスリングNOAH)が4月7日、後楽園で団体枠を超えて挑むことが決まった。

 両者は昨年5月21日、後楽園で同じ立場で同王座をかけて「刺さるデスマッチ」で激突。勝俣は試合途中に右足首を骨折し、かろうじて丸め込んで勝利したものの納得のいく試合内容ではなかった。同王座を返上し、8ヵ月欠場した勝俣はベルトを奪還し、10ヵ月ぶりに因縁の岡谷との再戦にこぎ着けた。

 試合形式は「痛みを呼ぶジャングルデスマッチ」。これはデスマッチアイテムの使用が認められ、4つのコーナーに有刺鉄線、竹串、ガジェットボード、安全ピンが設置され“刺さる”コーナーとなり、リングが“痛みを呼ぶジャングル化”される。さらにヘビのオブジェが乗った有刺鉄線ボードが設置された。勝敗は3カウント、ギブアップで決着し、ロープエスケープ、場外カウントはなし。

 のっけから両者ともに“刺さる”コーナーにぶつけられ、勝俣が岡谷を有刺鉄線ボードに投げられる。岡谷は画びょうをばらまくと、セカンドロープから河津落としのような形で勝俣を落とす。

 さらにノーザン、雪崩式ダブルアーム・スープレックスで追い込む。勝俣が岡谷に用意していた竹串を渡すと、互いに自ら頭に竹串を刺してエルボー合戦。

 岡谷がダブルアーム・スープレックスからケツァル・コアトルを繰り出すも、切り返した勝俣がアスタラビスタもカウントは2。

 勝俣はトラースキックからととのえスプラッシュで死闘を制した。

 試合後、涙を見せた岡谷は自らベルトを勝俣の腰に巻き、2人はガッチリ握手を交わした。ここで、今林久弥GMが次期防衛戦が4月7日、後楽園になることをアナウンス。そしてビデオメッセージでHi69の挑戦表明が流され、ルールはハードコアマッチを希望した。勝俣は「EXTREMEはチャンピオンでルールを決めるんだ。やってやるよ。ハードコアで」と受諾し、王座戦が決定した。

 バックステージで勝俣は「岡谷英樹が強すぎて、心折れそうだったけど、負けられない理由がたくさんある。今年で10周年、岡谷とかあの世代とやってると、昔に比べたら動きも鈍くなってるし、プロレスラー人生、そんなに長くないんじゃないかと。このベルトを俺の色に染めるんじゃなく、10周年やってきた勝俣瞬馬をこのEXTREMEで見せていきたい」とキッパリ。Hi69に対しては、「僕とMAOがNOAHのジュニア・タッグリーグに出たとき戦いました。まさかあっちからEXTREMEに挑戦表明してくれるとはうれしい。ただルールはチャンピオンが決める。だからハードコアでやりましょう」と意気込んだ。

 岡谷は「あの日から約1年。あのときの悔しさは同じ相手、同じ場所でしか返せないと思ってたから。負けたけど、俺の思いは全部ぶつけました。まだ全然届かねぇ。でも、こうやって僕の挑戦を受けてくれてありがとうございました」と語った。

【大会名】Judgement2024~旗揚げ27周年記念大会5時間スペシャル~
【日時】2024年3月17日(日)
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】1,491人(超満員)

▼オープニングマッチ “インターンレスラー”鈴木翼デビュー戦 30分一本勝負
○高尾蒼馬 vs 鈴木翼●
9分8秒 エビ固め
※パーフェクトドライバー

▼第二試合 高鹿佑也復帰戦 30分一本勝負
○To-y&イルシオン&瑠希也 vs 夢虹&高鹿佑也●&須見和馬
8分42秒 片エビ固め
※コジマインパクト

▼第三試合 30分一本勝負
大鷲透&●ゴージャス松野 vs 石井慧介○&川松真一朗
9分26秒 体固め
※両腕極めドライバー

▼第四試合 スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
▲彰人 vs スーパー・ササダンゴ・マシン▲
7分20秒 両者睡眠

▼第五試合 SCHADENFREUDE InternationalvsDAMNATION T.A! 30分一本勝負
クリス・ブルックス&高梨将弘&●アントーニオ本多 vs 佐々木大輔&KANON○&MJポー
11分21秒 ジャストコブラツイスト

▼第六試合 スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
●高木三四郎 vs 大家健○
10分32秒 片エビ固め
※炎のスピア

▼第七試合 スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
●樋口和貞&納谷幸男 vs 石川修司○&ヨシ・タツ
12分24秒 体固め
※スプラッシュマウンテン

▼第八試合 KO-D6人タッグ選手権試合~ベルトコントラ解散 60分一本勝負
<王者組>秋山準&男色ディーノ&○大石真翔 vs 平田一喜●&土井成樹&青木真也<挑戦者組>
9分48秒 エビ固め
※エゴイストドライバーを切り返す。第53代王者組が4度目の防衛に成功。ずんちゃ♪マッスルサバイバーの解散が決定。

▼第九試合 DDT EXTREME選手権試合~痛みを呼ぶジャングルデスマッチ 60分一本勝負
<王者>○勝俣瞬馬 vs 岡谷英樹●<挑戦者>
13分38秒 体固め
※ととのえスプラッシュ・オン・ザ・有刺鉄線ボード。第59代王者が初防衛に成功。

▼第十試合 KO-Dタッグ選手権試合 60分一本勝負
<王者組>○遠藤哲哉&飯野雄貴 vs 本田竜輝●&安齊勇馬<挑戦者組>
16分57秒 エビ固め
※バーニングスター・プレス。第82代王者組が初防衛に成功。

▼第十一試合 DDT UNIVERSAL選手権試合 60分一本勝負
<王者>○MAO vs 正田壮史●<挑戦者>
4分22秒 KO勝ち
※旋風脚。第12代王者が6度目の防衛に成功。

▼セミファイナル スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
○KONOSUKE TAKESHITA vs 青柳優馬●
19分16秒 片エビ固め
※変形ファルコンアロー

▼メインイベント KO-D無差別級選手権試合 60分一本勝負
<王者>○上野勇希 vs HARASHIMA●<挑戦者>
22分50秒 エビ固め
※WR。第82代王者が3度目の防衛に成功。

〈写真提供:DDTプロレスリング〉

⇒次ページ【動画】痛みを呼ぶジャングルデスマッチで激突した勝俣と岡谷

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