【飛鳥プロレス】メインは篠瀬&児玉vs高橋&仲川の元WNC勢によるタッグマッチ!篠瀬三十七が10周年第1弾4・6蒲田の見どころを解説

 篠瀬三十七が代表を務める飛鳥プロレスが旗揚げ10周年記念イヤーに突入し、4月6日、東京・蒲田の大田区産業プラザPiO小展示ホールでメモリアル興行第1弾を開催する。

 10周年記念大会は第2弾が5月3日の神奈川・横浜ラジアントホール、そして7月17日と11月27日には、“聖地”東京・後楽園ホールに進出する。本来、後楽園は7・17だけの予定だったが、運命的に11・27が空いていたため、後楽園2連戦となる。11・27とは、2014年にASUKA PROJECTが初めて後楽園大会を開催した記念日だ。飛鳥の後楽園大会は2019年3月16日のASUKA PROJECT解散興行以来、5年ぶり。

 篠瀬は2014年2月にWNCを退団し、同団体の若手、練習生にチャンスを与える場を作るべく、同年3月23日に地元・北区の王子BASEMENT☆MONSTERでASUKA PROJECTを旗揚げ。同年4月に株式会社飛鳥を設立した。脳腫瘍のため、2019年3月16日の後楽園大会で引退し、同団体を解散。その後、新たなコンセプトのもと、飛鳥プロレスを立ち上げ、2019年9月26日、東京・新宿FACEで旗揚げした。だが、2020年に脳腫瘍の肥大が判明し、手術、治療のため活動を休止。治療、リハビリの結果、脳腫瘍も癒えたことで、2022年7月に活動を再開し、篠瀬は限定復帰した。飛鳥はASUKA PROJECT時代から通じて、この3月で10周年を迎えた。その記念興行第1弾4・6蒲田の見どころについて、篠瀬が解説した。

▼メインイベント 篠瀬三十七&児玉裕輔vs高橋匡哉&仲川翔大
常に“絆”を大切にしてきた篠瀬は、メインでは元WNCメンバー4選手によるタッグマッチを組んだ。児玉以外の3選手は元ASUKAでもあり、児玉も飛鳥に要所要所で参戦してきた。現在、児玉はGLEATなどで、高橋は大日本プロレスで、仲川は自主興行を定期的に開催して活躍中だ。

篠瀬「10周年なので、ふだん組むことが多い高橋選手、仲川選手には対軸にいてもらって、デビュー戦の相手を務めていただいた児玉さんにパートナーになってもらう。児玉さんと組んだことは1回か2回しかありません。僕的にはすごく意味があるカード。10年を経て、現在の4人を見せたい。それぞれが自分の力でやってますから、それを確認するという新たな起点の場所になればいいんじゃないかと思います」
※児玉コメント「久しぶりに会う4人。リングでの戦いを通じて、思いきり語り合いましょう」
※高橋コメント「こうしてまたみんなとリングに集まって試合ができるのはうれしい限りです。今できる試合を皆さまにお見せできればと思います」
※仲川コメント「僕のプロレス人生の始まりからの関係性のお三方との試合。10年以上経っても、こうやってリングで再会できるのは感慨深いです。今の自分を3人にぶつけたいと思います」

▼セミファイナル 真琴vsしのせ愛梨紗
篠瀬の愛娘である愛梨紗がアイスリボンでの大先輩・真琴とのチャレンジマッチに挑む。

篠瀬「現状だと、(愛梨紗に)万が一を期待しても組めないですけど。自分もそうでしたけど、デビューして1年も経たないうちにTAKAみちのくさんとかTAJIRIさんとかと対戦させていただいて、得るものは大なり小なりあるんです。それが得られるチャンスがあれば、ビッグネームとやって吸収させてあげたい。完敗したとしても何か得てほしい。真琴さんは僕のイメージでいくと、WNCのときはアイスリボン色が強くて。フリーになられて、いろんなとこに出て、いろんなものを吸収して、自分の糧にされて、今、各団体に引っ張りだこになるわけですから。これで愛梨紗が損することは1個もない」
※真琴コメント「小さな頃から会場によく来ていたカワイイカワイイ、愛梨紗ちゃん。いずれプロレスラーになるだろうなとは思ってたのですが、アイスリボンを選んでくれたことは、私まですごくうれしかったです。愛梨紗ちゃんとは1度も試合をしたことがないので、本当に未知数なのですが、私を驚かせてくれることを期待してますね。あと、お父さんも愛梨紗ちゃんのために大会をやってるという面も絶対あると思うので。その気持ちをいい意味で利用して、踏み台にしていったらいいんじゃないかな、などとお姉さんは思います!」

▼土肥こうじvs羆嵐
いうまでもなく、土肥羆パートナー対決であり、まさに飛鳥でしか見られない一戦となる。

篠瀬「この2人はタッグのイメージしかなくて、この対戦を見てみたいと。パワフルな2人が対戦したらどうなるか?注目です」

▼本間多恵&稲葉あずさ vs 大空ちえ&Aoi
JTOからAoiが2度目、あずさは初参戦。PURE-Jの大空も初参戦となる。

篠瀬「本間さん以外の3人はキャリアがない。でもJTOはTAKAさんの教え、大空さんもボリショイさんの教えがありますので、ただのキャリアの浅い3人ではないですから。本間さんのいいようにはならないと思います。レスラーですから自分が輝いてなんぼです!本間さんが自分が取れるぞと思って臨んだら、足元すくわれる可能性もあると思います」

▼本田アユム&杏ちゃむvs最上九&YuuRI

篠瀬「ふだんタッグを組んでる杏ちゃむ選手、YuuRI選手をぶつけてみたいなと。タッグを飛鳥に持ち込んでも面白くないかなと。杏ちゃむ選手は石川雄規さんの教えを受けて、格闘技のベースがある。2AWの2人も、組むんじゃなくて、分かれて戦うことで、いつもと違う面が出るかもしれないし、その辺が注目です」

▼花見達也&瀧澤晃頼&中村宗達vs政岡純&吉野コータロー&神崎ユウキ

篠瀬「瀧澤選手はASUKAでデビューして、花見選手はデビューしたての頃から出てくれて、吉野選手もデビューしたての頃から知ってる。彼らもいいキャリアになってて、その変化を見たいし、その下の人もいる。神崎選手とか中村選手とか、逆にこの子たちを見てみたいという僕のワクワクがありますし。その若い子たちをどう瀧澤選手、花見選手、吉野選手がさばくのかな。政岡選手が『鼻くそだろ!』っておいしいところをかっさらっていくのか? いやいや、俺が俺がってのがあるだろうと思う。瀧澤選手と神崎選手はタッグチャンピオンになったけど、分けるから面白い。お互いにパートナーのいいとこ、悪いとこを再確認できる。タッグを組むと離れて戦うことが減っちゃうんで。戦ういいタイミングじゃないかと思います」

〈写真提供:飛鳥プロレス〉

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