【2AW】“MJ2”真霜拳號&ナカ・シュウマが団体所属選手へ警鐘を鳴らす「梶トマト&岩本煌史は踏み台になってもらう」

千葉密着・発信型プロレス2AWのタッグ王者の真霜拳號&ナカ・シュウマが4月28日に千葉・TKPガーデンシティ千葉にて開催される『GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉』で梶トマト&岩本煌史の挑戦を受ける。

3月20日にはプロレスリングZERO1の佐藤嗣崇&松永準也組を破り第49代インターコンチネンタルタッグを獲得して、タッグ2冠となった真霜&ナカ。

他団体やフリー選手の挑戦を退けるものの、団体所属選手からの挑戦表明がない現状に憤りをあらわにした。

ユニット名も新たに「MJ2」と命名し、勢いに乗る真霜&ナカに4.28タッグ防衛戦への意気込み、現在の2AW、チチャリート・翔暉、仁木琢郎、吉田綾斗が新日本プロレスに参戦について話を聞いた。

『GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉』
日時:2023年4月28日(日)開場12:15 開始 13:00
会場:TKPガーデンシティ千葉 4F コンチェルト

▼2AWタッグ選手権試合
<王者組>真霜拳號&ナカ・シュウマ 
vs 
<挑戦者組>梶トマト(飯伏プロレス研究所)&岩本煌史(フリー)

①2AWタッグ王座&インターコンチネンタルタッグ王座を獲得して現在タッグ2冠

――3月20日(後楽園大会)ではプロレスリングZERO1の佐藤嗣崇&松永準也組を破って第49代インターコンチネンタルタッグを獲得して、タッグ2冠という形になりました。ナカ選手は2AWタッグ王座を獲得してから、まさに破竹の勢いでタッグ2冠になりましたが、現在の心境はいかがですか。

ナカ:タッグの手応えはありますね。その2冠戦のときがアクシデントというか、自分が足痛めちゃってみたいなこともあった上で防衛+奪取できたので。

――あのときは正直言って、すごいヒヤッとしたのですが、本当にこれはノーコンテストになるのではないかなというふうに一瞬思いました。

ナカ:でもそのノーコンテストとかそういうふうにするつもりは、自分はなかったので、でもそれを超えた今はもう怖いものはあんまりないかなっていう感じはします。

――2AWタッグ王座を奪取後、他団体のタッグ王座奪取してみた感想はいかがですか。

ナカ:まだベルト、ZERO1の方に上がったりはしてないので、そんなに感覚はないですけど、でもやっぱベルトを二つ持っているという、それだけで結構重みは感じますね。

――真霜選手は今この2冠奪取に関してはいかがでしょうか?

真霜:僕らにしてみれば当然の力を出した結果と思っていますし、ナカのアクシデントはあったにせよ、負けるとは思わなかったです。その試合が止まるかもっていう危機感はありましたけど、瞬間的な。でもアクシデントの瞬間痛がってましたが、動こうとしていたので、いけるだろうと思っていたので。当然のことというかタッグ2冠になっていることが現在の状況かと思いますね。

――ナカ選手はベルト戴冠から周りからの反響はいかがですか。

ナカ:反響はあんまわかんない(笑)

――周りの方々からどうですか。やったなみたいな(笑)

ナカ:でも、ベルトを持っているのと持ってないのじゃ見られ方違うのだろうなっていうのは感じますね。それが2冠となるとなおさら。でもそんな、周りの反応はあんまり変わってない(笑)

 

②2AWタッグ王座戦への意気込み(挑戦者:梶トマト&岩本煌史)

――そして今大会では、梶トマト&岩本煌史組がタッグ王座へチャレンジすることになりました。

ナカ:それぞれ梶トマト、岩本煌史の1人1人のレスラーとしてはやっぱ申し分ない実力だと思うので、そういう意味では、楽しみだなというかそれをいい踏み台にというか、まあ言ってもこのベルト取るまでは自分はベルト挑戦すらしてなかったわけで、外側に向けての知名度とかも自分はまだ低い、まだまだ足りないかなと思っているので、こういうフリーで活躍している実力のある2人を下したら、またそういうところも変わってくるのかなっていうふうに楽しみにしています。

――真霜選手この2人との戦いについての意気込みは?

真霜:僕は逆に全然楽しみじゃなくて、梶トマトがハイテンションを叫べば叫ぶほど僕テンション落ちていくんです。だから、なにか今一乗り気にならないみたいな、あいつに黙ってもらわないと何か戦いに乗ってこない、自分の気持ちが…。

――梶選手のあのテンションがちょっと苦手なのでしょうか(笑)

真霜:苦手ですね。

――炎と氷というか、なんかちょっと真反対にいらっしゃる感じがしますよ(笑)

真霜:黙らせたいなとは思います。ハイテンション言わせないようにしたいです。

――自分の世界観を相手に押し付けてくるっていうところがありますよね。岩本選手に関してはいかがですか。

真霜:いや、多分対戦経験もあると思うんですが、全然記憶にないです。試合もちゃんと見たことがないというかポイントポイントでしか見たことなくて、難しいとこですよね。わからない相手なんです。僕にとっては。どういうタイプの選手で、どういう技を使ってというのがあんまりデータとしてないので、ここから28日までにちょっと見とかないととは思っています。

――未知数な部分を感じているということですね。ナカ選手はいかがですか。

ナカ:岩本選手は多分対戦したことなくて、自分もなんか柔道的な動きを取り入れている技とかやっているのだろうなっていうイメージはあるんですが、今一つかみきれないみたいなところあるので、でもこないだ前哨戦に当たって、何となくつかめた気はするので、タイトル戦までにもうちょっと詰めたいなって思いますね。

――岩本選手はフリーとして活動の幅を広げてベルトを狙ったり、梶選手は改めて古巣に自身の実力を証明しに来たような感じでしょうか?ちなみにこの梶トマト&岩本組に対して、タッグチームとしてはどのようなイメージを持ってらっしゃいますか。

ナカ:タッグチームとしてのイメージは一切ないです。

――急造コンビ的な部分を感じますね。真霜選手いかがですか。

真霜:未だになぜこの2人が組んだのかわからないですね。今本当におっしゃった通り、フリーとしての戦場を求めに来たのかなとしか思えないです。ベルトを奪うことで、2AWを戦場にしたいのかなぐらいしか思わなくて。わからないですね、彼ら2人の真意が。それぞれは何となくわかるのですが、気持ちは。2人タッグとしてどう思っているかっていうとちょっとわからないですね。

――他団体でもこの2人が一緒に組んで活動しいているというのもあんまり見受けられないのですが、逆に言うとその2人が本当に本腰入れて2AW侵略というか侵攻を目指して、この通行手形としてこのベルトをやっぱり奪取したいという気持ちがあるのではないかなというふうに思います。

 

③真霜拳號&ナカ・シュウマから見て、現在の2AWはどう映るか。

――両選手から見て現在の2AWをどういうふうに映っているのかなというところをちょっと伺いたいなと思います。

真霜:相変わらず自分にとっては気に入らない状況というか、その選手の気持ちなのでしょうね。気持ちというかやり方というか、タッグ王座保有者として言わせてもらえば、この2AWタッグの防衛戦2回連続他団体、もしくはフリーという状況ですよ。なんで取りにこねえのって思うのですが、ベルト軽く見すぎじゃないのって思いますね。ベルトを持っていることが、どれぐらい価値があることかわかってないのだろうなって思いますし、そのあたりをちょっとズバリ言ってしまうと、本当に自分たちが楽しいだけでいいと思っているのだろうなって思ってしまいます。僕らは勝ち、勝利を求めて戦っているし、もっと上に行きたいと思って戦っているし、いろんなものと戦っているつもりなのですが、他のやつらはその場が楽しければいいのだろうって思ってしまいますよね。だから2AWのこのタッグに出ると。ZERO1の方もこのベルト取っても誰も取り返そうと名乗り上げてこないですよね。2AWタッグも我々今、団体に対して背を向けているというか、反旗をひるがえしている状況で、我々がベルトを持っている。でも、取り返そうという者がいない、なんか本当にやる気あんのって思っちゃいますね、両団体の選手に対して。

――これはある意味問題提起にもなりますね。所属選手そして他団体の選手たちにベルトの意味をもう1回考えろというところでもありますね。ナカ選手、今の発言を受けて。

ナカ:梶トマト&岩本煌史組が挑戦表明したときに、こういう挑戦表明とかそういうのは早い者勝ちだと思うから、いち早く来て、あの2人はフリーだからこそ多分そういう感覚強いのかもしれないですけど。それがそのまま正しいとは思わないですが、でも自分がその2AWに今思っていることの一つでもあるかなと思って、貪欲さとか、ベルト…そうですね…情けないなと思いますね。みんなに対して。

――ベルトの価値、勝利への意欲みたいなところが今の団体の選手に足りないと。

ナカ:そうですね。だから、自分たちはベルトの価値をちゃんとわかっているからこそ、手を組んですぐにベルトに挑戦してすぐ奪取して、今まで防衛を重ねてきている状態で、他の人たちは、そういう意味では何を目的に今2AWでプロレスしているのか、試合しているのかよくわかんないなっていう。

――他の選手に対し意識が低いのではないかというような部分っていうことですかね。

ナカ:そうですね。

⇒次ページ(チチャリート・翔暉、仁木琢郎、吉田綾斗が新日本プロレスに参戦、大会へ向けてメッセージ)へ続く

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