【新日本】ザックがリドルからTV王座奪取!コブがザックに宣戦布告

新日本プロレスは4月13日(現地時間12日)、アメリカ・Wintrust Arena(イリノイ州シカゴ)で『Windy City Riot』を開催した。

『Windy City Riot』
日時:2024年4月13日(土) 17:30(CT)開場 19:00(CT)開始
会場:アメリカ・Wintrust Arena(イリノイ州シカゴ)
観衆:6,028人

第7試合では「NJPW WORLD認定TV選手権試合」が行われ、王者マット・リドルにザック・セイバーJr.が挑戦。

高度なテクニック合戦となったこの試合では、リドルがその身体能力の高さを随所に発揮すると、ザックも負けじと関節地獄に引きずり込む。

15分の短期決戦になれている元王者のザック。

最後はリドルのニーストライクをザックは回転十字固めに切り返し、ついに決着。

<試合結果>

▼第7試合 15分1本勝負
NJPW WORLD認定TV選手権試合
<第3代チャンピオン>
マット・リドル ×
vs
<チャレンジャー>
ザック・セイバーJr. 〇
13分15秒  回転十字固め

※リドルが3度目の防衛に失敗。ザックが新チャンピオンとなる

試合後、新王者となったザック・セイバーJr.のもとに、UNITED EMPIREのジェフ・コブがリング上で挑戦表明を行った。

■試合後バックステージコメント

ザック「アイツは一見バカみたいな風貌だけど、かなりのやり手だね。あいつの蹴りで乳首が無くなったと思ったよ。でも幸い二つとも取れていなかった! (※座り込んで、NJPW WORLD認定TV王座を床に置き)さぁ、返ってきたぞ。俺はこの王座を愛してる。何年分もの愛情、汗、体液をこの王座に注ぎ込んできた。俺にとって新日本プロレスで初のシングル王座でとても誇りに思ってる。16回の防衛に成功した賜物だ。でも、東京ドームでタナハシから王座を獲られた時……どこかでホッとしている自分もいたんだ。だから、今回時間をかけてここまで来ること……そして15分の時間制限は理想的ではなかったけど、図体ばかりデカイスケーターもどきの馬鹿野郎のマシュー・リドルがこれ以上王座を持つべきではないと思ったんだ。TMDKにとってもこの王座は欠かせないものだと思ったから、バッド・ドゥード・ティトやビッグ・フージこと、コウセイ・フジタを呼ぶことも考えた。けど、マット・リドルはかなり手強い。TMDKのフロントマンとして、皆の見本にならなといけない。だから、俺はこの王座を奪い返す必要があったんだ。(※ベルトに向かって)返ってきて本当に嬉しいよ、ダーリン。でも、ここからだ。2024年俺が掲げた3つのゴール。G1クライマックス。IWGPヘビー級王座。そして東京ドームでのメインマッチ。これらが掲げているゴールだ。これからはこの金と茶色の美しいベルトと共に、励むよ。王者として16回の防衛に止まったが、最初、20という数字が美しいと思ったんだ。今回は、もっと高い数字を目標としよう。12億回の王座防衛を、時間無制限で掲げるよ。そして次の挑戦者となるジェフ・コブは適任だ。真新しさはないかもしれないが、片付けられていない仕事が残っている。アイツとは、俺の唯一の時間制限引き分けがあったし、その後の再戦ではどうにか勝つことができた。そして『G1』で敗退した。美しい日焼けした肌を持つハワイのジェフリー・コブよ、まだ俺が成し遂げられていないこと、お前からタップを奪うことを次の試合でやってやるさ。だから防衛初戦をお前とやれて光栄だ。お前のデカ尻からタップアウトをあげてやるぜ」

コブ「ザック・セイバーJr.よ…。(スタッフに)このタオル、持っておいてくれ。あれはいつのことだったかな。ドンタクかな、15分の時間制限で引き分けで終わってしまった後、大阪城での再戦でお前がまぐれで勝ったこと。そして『G1』でリベンジを果たした。だが、その美しいベルト(NJPW WORLD認定TV王座)を巻いた時に勝利したことはない。今夜、お前はマット・リドルに勝ち、2度目のWORLD認定TV王者に返り咲いた。俺が“ゴールド”を狙っていることは周知かと思うが、これはと思い、飛びつくことにしたよ。狙いはお前に定まった。お前は約束を守る男で、俺は根っからの紳士だ。以前、お前はベルトを奪還できたら俺に挑戦させると言った。だからザック改めイギリス人のザッカリーよ。お前の好きにしてくれていい。日にちと場所は、会場、季節さえも選んでくれていい。俺は何があっても、そこに向かうよ」

リドル「ザック・セイバーJr. がはるばる日本からやってきて、NJPW WORLD認定TV王座を奪還した。でもアイツはそれに値するよ。ザック・セイバーJr. は猛獣で、種牡馬だ。ブローストーンで最後仕留めたと思ったら、ザック得意のスタイルで抜け出しやがった。今夜はアイツの方が一枚上手だった。これまでも世界中いろんな場所で対戦してきたけど、今日もいつものように本当に光栄だった。さて、次はどうなるかな? 15kgもの金(NJPW WORLD認定TV王座)を持ち歩く必要がなくなったから、その他の王座にも目を向けて見るのもいいかもしれない。“古い友人”と一緒にタッグ王座を狙うのもいいかもな。誰にも分からない。今夜はここシカゴでディープディッシュ・ピザでも食べて楽しもうかと思うよ。ここは新日本だから、それもいいだろう。またな!」

<写真提供:新日本プロレス>

➡次ページ【動画】マット・リドルvsザック・セイバーJr.(試合ダイジェスト)へ続く

◆プロレスTODAY(LINEで友達追加)
友だち追加

Pages 1 2