【ガンバレ☆プロレス】大家健・まなせゆうな・中村宗達が独立後初の興行4.27北沢大会に向けて決意を語る!

3月いっぱいでCyberFightから独立して新体制となったガンバレ☆プロレスの大家健代表・まなせゆうな・中村宗達がプロレスTODAY編集部に来社。

独立後の新体制で初の大会となる4月27日(土)、北沢タウンホール大会。

独立後の初興行を控えた現在の心境や、各々の試合への意気込み、所属選手へのメッセージなどを語ってもらった。

『スプリング・ブレイカーズ2024』
日程:4月27日(土)開始:18:00
会場:北沢タウンホール

①独立後の初興行を控えた現在の心境

――独立後の初興行として『スプリング・ブレイカーズ2024』4月27日、北沢タウンホールで第1戦を迎えることになりました。現在のお気持ちをお三方に伺います。

大家 緊張していないというと嘘になるんですけど、してるわけでもなくて。わりと平常心ではいます。

――いつもの興行の延長線上のイメージですか?

大家 はい。だけどやっぱり今後を占う大会ではあるわけで。だからここはやっぱり、しっかり成功させないといけないなという気持ちはすごくあります。

――なるほど。でも本当に、ある意味その平常心が大家代表の強みでもあるかなと。あまりあたふたしてると逆に所属選手の皆さんが「大丈夫かな」と思われるかもしれない(笑)

大家 かもしれないですね。

――緊張感は持ちつつ、でも平常心で今回の大会に臨んでいきたいと。

大家 そうですね。たぶん内部のことは、実は三島社長がやってくれてるからというのもあると思う。

――その安心感もあるんですね。

大家 それが1番デカいですかね。あと勝村さん。3人でやってるんですけど、2人がすごくやってくれているので助かっていますね。

――経営チームとしても非常に機能しているという感じですね。

大家 そうですね。

――そしてプロレスTODAY準レギュラーのまなせ選手、今回ついに独立後の初興行という形になりました。

まなせ 私は逆にめっちゃメラメラしてます。ここでまず1発大成功させることが大事ってなっているので、むしろ気合が入りすぎてもう燃えております、私は。

――本当に怪我から復帰していきなり独立するっていう大変な状況になりました(笑)

まなせ いや、本当だよ(笑)。欠場中に独立とかもびっくりしたけど。こないだ来たときって発表してすぐで、自分のまだモヤモヤしてる時期と、言葉出しちゃってからって気持ちのすっきり具合が違って。プラス、復帰したじゃないですか。復帰する前って何ができるか、すごく不安だったんですよ。試合してないから。でももう今、試合をしてるし、独立も4月でしましたし。もうやることいっぱいで、毎日充実しまくってます。ありがとうございます(笑)。独立してくれてありがとう。大家さんも『独立して良かった』と言ってたじゃないですか。

大家 独立して良かったのは、やっぱり。いや、そんなに自己肯定感が高くないんだよ。1月に勝村さんとシングルマッチをやったときは2人で独立しようって話をしてた。してたから「お前、来れんのか」って言って。試合中にね、「お前、来れんのか」って。

まなせ 言ってた。殴り合いながら言ってたんですよ。

大家 「お前、誰もついて来ないかもしれないけど、やるか。もう2人でやろう」っていう話で。

まなせ 言ってたの。『一生2人だったら、ずっと俺たちのシングルだからな』って言いながら殴ってるんです。

――毎大会(笑)

まなせ そう、毎大会シングル。

大家 わりと話をして、残ってくれる、即決してくれる人たちもいたし。でも実はその日って、この2人はいなかったんです。大阪大会で、欠場中で。だから話ができてないから。即決してくれる人は何人かいたんだけど、でも不安なわけじゃないですか、やっぱり。まなせはまだ復帰してないから不安になるし、宗(中村宗達)は活躍してるからもしかしたらガンプロ以外の選択肢がいいんじゃないかという気持ちがあったりするわけです。だからわりとその不安の中でみんなに、しかも俺も不安だから、きついこと言っちゃうわけですよ。「お前ら、やれるのか」みたいな。

――踏み絵を踏ませるというか(笑)

大家 そうそう。だから1月6日の大阪大会終わりだったんですけど、わりとね「ん?」という感じになったんですよ。

まなせ 女子部がざわざわって。『大家さんがすごく怖い』みたいな。いつも優しいから余計に目立って『大家さんが『覚悟がねぇやつは来るな』くらいの勢いだ』みたいな。

――大家代表自身も追い詰められてた部分があったんでしょうね、心の中で。

大家 私が独立を急転直下できめたところがあるので。それでも話をしていって『残ります』と言ってくれた人たちの気持ちというのはあまりよく分からなくて。でも会見を3日にやったときに、みんなそれぞれがすごく頼もしい言葉を言ってくれたので、これは独立して良かったな、みたいな。意外と分からないんですよ。他人のことは分からないから。自分の考えていることしか分からないじゃないですか、人間って。だから、それを言葉にしてもらって、これはしっかりした言葉だな、ガンバレ☆プロレスのレスラーとしてやっていきたいんだなって。だからガンバレ☆プロレスありきでレスラーをやってくれているんだなという感じをみんなから受けられたので、やっぱりそれが嬉しかったですね。

――感動しますよね。

大家 感動しますね。

まなせ 宗ちゃんの、独立を聞いてどうするかの話、すごく好きだった。

――では中村選手、いきましょうか。

中村 はい。

――今回ガンバレ☆プロレス独立後、初興行を迎えますが、そもそもガンバレ☆プロレス好きというのは、どういったところから始まったんですか?

中村 ガンバレ☆プロレス好き。ファンのときは申し訳ないんですけど見に行ったことはなくて。ガンプロに入ってから、ガンプロが好きになりましたね。

――ここで一緒にやりたいと思ったそのきっかけというのはどの辺だったんでしょう?

中村 やっぱり戦っていて楽しいですし、この独立が決まってから選手の一体感というか団結力というのがすごくて。

まなせ 分かる(笑)

――中村選手が見ていても、やっぱりすごく感じるものだったんですね。

中村 もう絶対にこの新体制を成功させてやるという気持ちがみんなから伝わってくるので。僕もここでやっていたらもっと楽しいし、大きくなれるんじゃないかと思って、みんなについて行くことにしました。

――素晴らしいですよね。やっぱりそういう若い選手から、ガンバレ☆プロレスを盛り上げたいという言葉を聞いて、大家代表どう感じましたか?

大家 ありがたいです。僕、勝手にやってるだけだと思っていたので(笑)。またこれ社長の話なんですけど、高木さんに言われて。『お前だったらプロレスをメジャースポーツにできるから』って言って、なぜか自分のお金じゃなくてGMのお金1万5000円を俺に渡して旗揚げさせたんですよ。もうその時点で悪いやつですよね。今考えるとね、冷静になるとね。でもそのときはもうこうなってるから、これは俺がやるしかねぇんだと思って。右も左も分からない、俺がやろうと思ってやってる団体だから。団体愛があるかないかなんていうのは、もうそんなの分からないんですよ。1人だから。今成は参加してたけど浪口を倒したいというだけの素人ですから(笑)。本当に申し訳ないけど素人って言えるのは今、今成はすごいからその当時は素人だって言えるので。素人1人に、レスラー1人です。あと適当に集めた、適当にって言ったらあれだけど、適当でもないけど。自分たちがくすぶっている、いわゆるド底辺にいるようなレスラーたちが集まってきて、それがガンバレ☆プロレスだったから。団体イコール俺なので。結局、他人の気持ちは関係ない。

まなせ 団体イコール俺、かっこいい。

大家 だから結局、何かダメだったりしても、俺がダメだから。俺が宣伝するしかないし、俺が全部やるしかないっていう気持ちでずっといた、ずっと。チケット営業とかも全部自分でやってたし。どこ行ってもそうだったので。その状態がもう半分くらいはそうですね。

――高木社長が大家健という存在にきっかけを与えてそれが今回大きく芽吹いてきた感じでしょうか。

大家 そうなのかもしれないですね。でもたぶんやっぱり僕は、かごの中の鳥みたいなところがあるかなと。

まなせ プリンセスじゃん(笑)

大家 高木三四郎が思っている範疇の中でどれだけバタバタできるかっていう風に自分はずっと思ってたんだけど。だから、この人の期待するのを超えてやるという気持ちがすごくあって。プロレスキャノンボールのときも『お前だったら人を集められる』と言われたから、2週間でフライヤー5000枚配って、ポスター500枚配って。それで1000人くらい来たんですよ。大船渡にプロレスを見たことない人たちが。そういうのとかもあるし、ガンバレ☆プロレスが初めて後楽園でやったときも、勝手に引退を懸けてやったんですけど、それも1000人以上の人たちが来たので。それはもう社長を喜ばせたいみたいな気持ちでやってたんですよ。ちょっと選手が増えたから、そうじゃなくなりましたよね。高木さんの顔色を伺うじゃないけど、高木さんが喜ぶことをやっててもしょうがねぇなみたいな。しょうがねぇな、じゃないですね(笑)

――高木一座から、企業にだんだん変わってきたなという感じでしょうか。

大家 はい、そうなんですよ。

まなせ 私が好きだった話は、宗ちゃんと話をしたあとに会ったんですよ。話に行ったときに『いや宗がさ、ガンプロ独立の話をしたら、あんなにあいつ人気なのに『ガンプロ独立、楽しそう』って言ったんだよ。俺は嬉しいんだ』って。その話をしてほしかった。宗ちゃんがもう引っ張りだこなんですよ、本当に。どこに出ても、彼をみんないいって言ってくれる人が『ガンバレ☆プロレスの独立、楽しそうだから僕はいる』って言ったっていうのをすごく嬉しそうに話してたって話をしてました。

――本当に今、業界でも超期待の星でファイトスタイル、試合を見るだけで心を掴まれる存在だと思います。

まなせ 私の友達もみんな宗ちゃんに『お肉食べさせたい、ご飯連れて行きたい、あの子をご飯連れて行きたい』って。

――今までのガンバレ☆プロレスは大家健のストーリーを追いかけてきたガンバレ☆プロレスから、これからはみんなのガンバレ☆プロレスになって、尚且つ中村宗達選手の成長ストーリーを追いかけられるガンバレ☆プロレスになるんじゃないかって気がします。

中村 期待に応えられるように頑張ります。

⇒次ページ(大家、まなせ、中村の自身の試合への意気込み)へ続く

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