【DDT】中村圭吾が4・26墨田区での1年ぶり復帰戦でMAOの持つUNIVERSAL王座に挑戦!勝俣瞬馬はEXTREME王座次期挑戦者にA本多を指名し、5・17上野で防衛戦へ

 DDTプロレスが4月21日、神奈川・鶴見青果市場で「ネタバレ禁止興行 vol.1」を開催し、DDT UNIVERSAL、DDT EXTREMEの2大王座戦の実施が緊急決定した。

 オープニングでサウナカミーナのMAO、勝俣瞬馬、To-yがリングに上がり、MAOが欠場のあいさつをしていると、中村圭吾がDDT UNIVERSALのベルトを持って現れた。右ヒザの故障のため1年間欠場していた中村は26日の東京・ひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)でMAOとのシングル戦で復帰する。

 中村は「MAOさん、復帰戦よろしくお願いします。一つ提案があります。復帰戦でこのUNIVERSALのベルトかけてやってもらえないでしょうか? 1年間欠場してたまってるものがあるんです。それをこのUNIVERSALにかけたいんです」と熱望。今林久弥GMが中村を叱責するも、MAOは「面白そうじゃねぇか。こういうのを待ってたよ。前代未聞のことをやろうぜ。中村のことだから断らないよ」と受諾し、この一戦がUNIVERSAL王座戦になることが急きょ決まった。

 バックステージで中村は「復帰戦でUNIVERSALをMAOさんから獲って、僕の大好きなDDTの中心メンバーになるんで。(特殊な意気込みの見せ方は?)復帰するんで、マジメに獲りに行きます。虫を食ったりは去年の話です。新たな自分で行きます。UNIVERSALのMAOさんは世界から注目されてる。それで獲れば、世界の中村圭吾になるんで」と大マジメに語った。

MAOは「ああいうヤツがいるから面白い。復帰戦でUNIVERSALに挑戦させてくださいって、どの口が言ってんだって。そういうの好きだから。第1試合だろうから、逆に面白いわ。いつか受けてやろうと思ってたけど、早ければ早いほどいいでしょう。いろいろたまってたものがあると思うんで、好きにやってくれ。(ブランクがあるが?)欠場前から、俺が一番買ってた後輩なんで。俺いろんなできないことあるけど、俺にできないことをアイツは結構できる。だから楽しみにしてます。そこを引き出せるくらいボコボコにしないといけないだろうけど。期待を込めてボコボコにするつもりでいます」と迎撃態勢を整えた。

 また、オープニングで勝俣が「次のEXTREMEの挑戦者を決めてます。アントーニオ本多選手です」と本多を呼び出すと、「僕はEXTREMEのチャンピオンとして、アントーニオ本多の壁を超えないといけないと思ってます。DDTの歴史を振り返ったとき、アントーニオ本多の名はたくさん刻まれてるんで。僕とEXTREMEかけて戦ってくれませんか?」と指名。

本多は「俺の壁を超えなきゃ、そのベルトを巻いてるような気がしない? そのベルト、かつて私が大切に巻いてた。そのときを知らない人がここに来てるファンには多いと思われる。俺の生活はそのベルトによって成り立ってたこともあった。そのベルトを俺の元に返すことが、ベルトにとっていいことなんだよ。貴様を倒して、そのベルトを再び俺のモノにする」と受けて立ち、5月17日の東京・上野恩賜公園野外ステージ大会でタイトル戦が行われることが決定した。

 控え室で勝俣は「アントーニオ本多選手はDDTの歴史のなかで、いろんな試合をしてきたと思います。アントーニオ本多にしかできない試合もあると思うし、あの人は自分の人生をプロレスで表現できる人。あの人こそ超えなきゃいけない。DDTでこのEXTREMEのベルトを持ってるからこそ、チャンピオンとして戦って超えなきゃいけない。超えてまた新しい勝俣瞬馬を見せたい。そういった気持ちで指名しました。どんな試合になるかはまだルールも決めてないんで。上野のビアガーデンということで、会場にふさわしい試合ができたらいいと思うし、生き様をぶつけ合いたい」と決意表明。

本多は「EXTREME、その意味を知ってるか? EXTREMEは極端なという意味なんだよ。EXTREMEのベルトは一番極端なヤツが巻くんだよ。オマエ、俺より極端になれるか? それなら防衛するチャンスはあるかもしれない。俺より極端になれるかどうか神のみぞ知るだ」と余裕を見せていた。

【大会名】ネタバレ禁止興行 vol.1
【日時】2024年4月21日
【会場】神奈川・鶴見青果市場
【観衆】312人(超満員)

<試合結果>

▼オープニングマッチ ノーDQマッチ 30分一本勝負
①佐々木大輔&KANON vs バッドバディ夢虹&ピトチーコ須見
※試合中に夢虹と須見のシングルマッチに変更。
②○バッドバディ夢虹 vs ピトチーコ須見●
7分50秒 スリーパーホールド

▼第二試合 ノーロープ・サバイバル4WAYマッチ 30分勝負
○樋口和貞 vs 伊橋剛太●
7分6秒 アウト・オブ・ザ・リング
※リング外に転落で失格となる特別ルール。
【試合経過】
①○納谷幸男 vs MJポー●
3分46秒 アウト・オブ・ザ・リング
②○樋口和貞 vs 納谷幸男●
6分43秒 アウト・オブ・ザ・リング

▼第三試合 スペシャルタッグマッチ~ノータッチルール 30分一本勝負
×飯野雄貴&飯野“セクシー”雄貴 
vs 
男色ディーノ×&男色ディーノ
12分55秒 無効試合
※収拾つかず。

▼第四試合 異種格闘技スペシャルタッグマッチ~新体操&アマレス&学生プロレスミックスルール 3分無制限ラウンド
遠藤哲哉<第24回全日本ジュニア新体操選手権大会男子団体8位※中学3年生当時>
高鹿佑也●<全国選抜レスリング大会出場ベスト32※高校3年生当時> 
vs 
西垣彰人<全日本ジュニアレスリング選手権大会カデット部63キロ級2位※高校3年生当時>
はやぶちゃ○<第9代SWS世界ヘビー級王者※大学3年生当時>
3R 2分59秒くらい 片エビ固め
※ファイアーバード・スプラッシュ

▼セミファイナル スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負
ティラノサウルス井上&▲スーパーハードコア勝俣&To-y 
vs 
高木三四ロボ with マッドドクターヒゲ&パクリ無双▲&スーパーハードコアクリス
14分35秒 両者リングアウト

▼メインイベント ノータッチルール 30分一本勝負
○上野勇希&上野勇希&上野勇希&上野勇希 
vs 
平田一喜●&アントーニオ本多●&平田一喜&アントーニオ本多
27分24秒 クロスフィックス

<写真提供:DDTプロレス>

◆プロレスTODAY(LINEで友達追加)
友だち追加