【新日本】ファンクラブ会員の個人情報を保存したUSBメモリ紛失について謝罪

 

新日本プロレスは4月30日(火)、「新日本プロレスリングオフィシャルファンクラブ(Team NJPW)」において、ファンクラブの会員に関する個人情報を保存した暗号化セキュリティ機能付きのUSBメモリを紛失する事故が発生した事を公式サイトより発表した。

現在までにUSBメモリの発見には至っていないが、個人情報の不正利用等の二次被害が発生した事実は確認されていないとの事。

漏えいの恐れのある個人情報としては32,775名分にあたり、会員情報として会員番号、氏名、生年月日、年齢、性別、会員種別及び会員期限が含まれ、会員の住所・電話番号・メールアドレス等の連絡先に関する情報や、クレジットカード情報等の決済情報は含まれていないとした。

また事故の経緯としては「4月22日、後楽園ホール大会にてファンクラブのご会員の皆様限定の撮影会の準備を行っていたところ、本件USBメモリを紛失していることが発覚し、当社内や本件USBメモリを使用した場所等を捜索したものの発見できなかったため、4月25日、警察に遺失物届を提出し、捜索を依頼しています。また、同日、個人情報保護委員会及びプライバシーマーク審査機関である一般財団法人放送セキュリティセンター(SARC)に対し報告を行いました。」と説明。

事故の原因と再発防止策については「当社は、各イベント会場でファンクラブ限定の撮影会等における認証として、ご会員の皆様のICチップ入り会員証を認証用端末で読み込む方法を実施しています。その際、当該認証用端末の会員情報の更新を、最新の会員情報の記録された本件USBメモリを読み込む方法により行っておりました。そのため、本件USBメモリを撮影会等の会場に持ち出す場合があり、その過程において本件USBメモリを紛失してしまったものと考えられます。今後、当面は、ファンクラブ撮影会について、会員証、有料入場券及び身分証の確認のみとさせていただき、将来的にUSBメモリを使用しない新たな認証システムへ移行の検討を進めてまいります。また、個人情報の社外への持ち出しを最小限に留めるようにし、持ち出した記録媒体の管理を徹底するようにいたします。」と説明。

個人情報の取扱いについて「当社では個人情報の取り扱いについて管理を行って参りましたが、今回このような事態を起こしてしまったことを真摯に受け止め、心より反省しております。今後は、従業員に対し、個人情報の取り扱いについて、社員教育を通じて周知徹底を図るとともに、全社を挙げて個人情報のより一層厳重な取り扱いに努め、再発防止に取り組んで参ります。このたびは、ご会員の皆様にご迷惑をおかけしたことを重ねてお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。」と謝罪した。

▼新日本プロレス公式HP
https://www.njpw.co.jp/494282

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