【スターダム】岩谷麻優映画『家出レスラー』公開へ胸を張りつつ「嬉しいけど、緊張感はあります」

by プロレスTODAYの申し子投稿日 2024年5月9日カテゴリー女子プロレス, 独自記事

女子プロレス・スターダムのアイコン岩谷麻優の半生を描いた映画『家出レスラー』の完成披露試写会が9日、東京・飛行船シアターで行われた。

家出レスラーは岩谷の自伝『引きこもりでポンコツだった私が女子プロレスのアイコンになるまで』が原案となっており、試写会には岩谷、主演の平井杏奈、木村有希（ゆきぽよ）、竹若元博（バッファロー吾郎）中本大賀、朱里、向後桃が出席。

本作は山口県の田舎で生きづらさを抱えていた少女・マユが、あることをきっかけに引きこもり生活を2年も続けていたが、兄と観戦したプロレスに感激したマユはコンビニ袋と小銭だけ持って、プロレスラーになるため家出を決行。東京での練習は厳しく、スターダム一期生としてデビューしても“ポンコツ”と呼ばれ、なかなか日の目を見られない日々のなか、様々な人々に助けられて成長していくマユ。ダメダメだった彼女が、“女子プロレスのアイコン”として世界中に名を轟かすようになるまでを描いた奇跡のストーリーとなっている。

岩谷は映画化について「マジで嬉しいけど、緊張はありますよね。この映画、ほんとに楽しんでいただけるかなとすごく緊張感があるんですけど、みんなが力を込めて、精一杯がんばってくれたので、映像を観た後だと本当に胸を張っていい映画ができたと思います。たくさんの人にこれから観てもらいたい」と語った。

また、2022年に行われたオーディションでマユ役を勝ち取った平井は初の映画主演であるが「オーディションはたまたま見つけまして、見つけた瞬間に『引きこもりでポンコツだった私が女子プロレスのアイコンになるまで』を買いまして一気に読んだら、歩んできた境遇とか環境、考え方とか共通点があまりにも多くて驚きもありつつ。絶対に岩谷選手の半生を演じたいなと思いまして。ほんとに映画に出たいとか主演になりたいという気持ちよりは、岩谷選手の半生を演じたいなという気持ちから応募しました」と述べた。

同会場でオーディションが行われたことが明かされ、書類審査から全部岩谷が立ち会ったとのこと。

岩谷は平井がいいと思った事については「直感なんですよ」としつつ、書類審査で「この子いいですね」と出したのが平井で、演技の審査後に心境を唯一インタビューしたことを明かした。さらには平井が会場にオーディションのお披露目に登場した際にも、岩谷がコスチュームの尻尾を忘れた際に平井の自前の尻尾を借りて試合をしたなど奇跡の連発であったことも語った。