【東京女子】インター王座V3のSKE48荒井優希2冠獲りを視野に!「タッグとか、ほかのベルトも狙っていきたい」
東京女子プロレスが6月9日、東京・後楽園ホールで「TJPW PRISM ’24」を開催した。名古屋・栄を拠点とする人気アイドルグループSKE48の選抜メンバーで、プロレスラーとしても活動する荒井優希がLAテイラーを破り、インターナショナル・プリンセス王座のV3に成功。プリンセスタッグ王座との2冠獲りに意欲を見せた。
英国出身で初来日のテイラーは身長183センチの大型戦士で、母国での活躍が評価されて、いきなりIP王座挑戦のチャンスが巡ってきた。167センチの荒井とは16センチ差対決となった。
序盤から荒井はエルボー連打、ドロップキック、串刺しビッグブーツと攻め立てるも、ダイビング・ボディアタックはテイラーにキャッチされ後方に投げられる。テイラーはアームロック、ラリアット、ネックロックと攻めていくが、荒井はエプロンでFinally(カカト落とし)を叩き込み、ミサイルキック、サソリ固めと猛攻。抜け出したテイラーは逆片エビ固めで反撃。荒井は再度サソリ固めを決めるも、エスケープしたテイラーは旋回式で荒井を頭から叩きつけ、ラリアット一閃。耐えた荒井は逆さ押さえ込みを返されると、すかさず新人賞、Finallyを繰り出して3カウントを奪取した。
荒井は「自分がどうなってるか分からない状況、時間が長くて。テイラーの大きさだけじゃなくて、力強さ、レパートリーの多さとかを体感して。一瞬の隙で防衛できましたけど、また次試合するとなったら怖いなって。また会えるときがあったら、いろんなものを磨いて待っていたいと思います」と振り返った。そして「3度目の防衛、もう半年ベルトを持たせてもらってるので、まだまだ防衛していきたい気持ちはあるんですけど、ここで満足せず、もっともっと高みを目指して、4年目のプロレスラー荒井優希をもっと磨いていきたい」と目を輝かせた。“高み”については「東京女子には、赤井(沙希)さんと持ってた(プリンセス)タッグベルトとか、ほかにもありますし。赤井さんなしでも、そこにたどり着けたら成長を感じると思うので。このベルト以外のベルトも狙っていきたい。(パートナーは)高め合えるよき人がいたら組んでもらえたらうれしいなって思います」とタッグ王座獲りも視野に入れていた。
【大会名】TJPW PRISM ’24
【日時】2024年6月9日(日)
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】707人
▼第1試合 20分1本勝負
○鈴芽&遠藤有栖 vs 大久保琉那&風城ハル●
8分34秒 片エビ固め
※リング・ア・ベル
▼第2試合 15分1本勝負
○七瀬千花 vs 高見汐珠●
5分12秒 稲荷鳥居
▼第3試合 20分1本勝負
○角田奈穂&SAKI vs らく&原宿ぽむ●
8分59秒 片エビ固め
※紫電改
▼第4試合 20分1本勝負
アジャコング&○上福ゆき&キラ・サマー vs 伊藤麻希&桐生真弥&鳥喰かや●
11分46秒 片エビ固め
※フェイマサー
▼第5試合 スペシャルシングルマッチ 20分1本勝負
○志田光 vs 宮本もか●
9分40秒 片エビ固め
※ファルコンアロー
▼第6試合 20分1本勝負
中島翔子&瑞希&○辰巳リカ&愛野ユキ vs 上原わかな●&HIMAWARI&凍雅&鈴木志乃
14分51秒 片エビ固め
※ツイスト・オブ・フェイト
▼セミファイナル インターナショナル・プリンセス選手権試合 30分1本勝負
<王者>○荒井優希 vs LAテイラー●<挑戦者>
10分9秒 片エビ固め
※Finally。第12代王者が3度目の防衛に成功。
▼メインイベント プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分1本勝負
<王者>○渡辺未詩 vs バートビクセン●<挑戦者>
17分17秒 体固め
※ティアドロップ。第14代王者が2度目の防衛に成功。
〈写真提供:東京女子プロレス〉