【ノア】拳王「ふざけんなよ!」丸藤との舌戦勃発、アレハンドロも「今すぐやるか?」とジャケットを脱いで挑発!GHCタッグ選手権へ火花散る対決予告
10月8日、プロレスリング・ノアは、10月14日に開催される後楽園ホール大会に向けた記者会見を行った。会見には、GHCタッグ選手権試合に出場する王者組の丸藤正道と杉浦貴、挑戦者組の拳王とアレハンドロの4選手が登壇。タイトルマッチを前に挑発的なやり取りが続き、試合への期待を煽るものとなった。
会見が始まると、まず拳王が挑発を仕掛けた。「おい、昨日ベルトを忘れて帰っただろ?」と丸藤に問い詰める。これに対して、丸藤はすかさず「まだ始まってねえんだよ。黙れ」と応じ、場内は一気に緊張感が高まった。両者の間には長年の因縁があり、この挑発的なやり取りはその延長線上にあるものだった。
続いて、挑戦者組が調印書にサインをする場面でも口論が続く。拳王は調印書を前に「ふざけんな。こんなんでサインできるかよ」と反発。丸藤は「じゃあ、やんなくていいよ別に。タイトルマッチなしだ。早くしろ」と強気の姿勢を崩さない。すると、アレハンドロが冷静に「書きましょう」と拳王をなだめ、場は一旦収まったかに見えた。
だが、ここで丸藤が拳王の著書2冊を取り出し、「ついでにこれにもサインしてくれ」と要求。拳王はこれに「おい、どうせノアの備品から持ってきたんだろ?」と再び挑発。丸藤は「違えよ。俺が自分で買ったんだ」と反論し、拳王はしぶしぶサインを行った。サインした書籍を丸藤の前に投げつけると、丸藤は「これは本当にありがとうございます」と皮肉交じりに感謝を述べ、2冊の本をベルトの横に並べた。
アレハンドロは会見で、「昨日の前哨戦では杉浦さんに圧勝した。次はいよいよ10月14日、僕と拳王さんで丸藤さんと杉浦さんを倒してGHCタッグチャンピオンになる。ノアに無差別級タッグを確立させたい」と自信を見せた。また、「スギベルトも欲しいな」と発言し、杉浦をさらに刺激することとなった。
拳王も続けて、「俺の書籍『拳王のクソヤローども俺についてこい』、現在発売中だが、丸藤が本当に購入してくれたようで、少し上機嫌だ……なんてことはねえよ! おい丸藤! そして杉浦、昨日ドイツから帰ってきて新宿FACEに来たのは偉いと思ってる。それがプロだ。だが、お前すぐ帰っただろ? セコンドについて、タイトルマッチに向けて何かしようと思ってねえのか?」と攻撃の手を緩めない。
これに対し、杉浦は「前哨戦でかなりおちょくられた。当日の試合は、うっとうしいハエを一発で叩き潰すような試合にしてもいいが、ファンが納得しないだろう。だから、当日はハエハンドロ選手、頑張っていい試合にしよう」と、アレハンドロを揶揄しつつも冷静に返答。会場は笑いに包まれた。
丸藤はさらに拳王に謝罪。「昨日、リングに立ってマイクをしたとき、拳王君の完コピを目指して君のマイクを20回、いや30回、耳で聞いてきたが、ひとつ大事なことを言い忘れてしまった。それは『今日ドイツから帰ってきた丸藤だ』と言うことだ。これだけは申し訳ない」と、わざとらしく謝罪し、場を和ませた。
そして、試合中に帰ったことに対しても「しっかりWRESTLE UNIVERSEでファンとコミュニケーションを取った。これを認めてくれ」と発言。さらに、「せっかくだから、このベルトと一緒に書籍もかける。もし俺たちに勝ったら、この2冊を譲る」と拳王に挑発を返した。
これに対し、拳王は「そしたら会場にいるクソヤローども、いや、ちびっ子にその本をあげるよ。そのためにもベルトと書籍を奪ってやる」と応じ、さらなる対決姿勢を鮮明にした。
会見の終盤には、拳王が「こいつらは歴史に甘えている。俺だったらこんな価値のあるベルトを放ってすぐに家に帰ったりしない」と挑発。アレハンドロも「今すぐやるか?」とジャケットを脱いで挑発し、緊張感が一気に高まった。最終的には、拳王がテーブルを蹴り倒し、アレハンドロとともに退席。杉浦が「スーツ忘れてるぞ」と冷静に声をかけると、丸藤が「この本、プレゼントしまーす」と笑いを取りながら会見を締めくくった。
こうして、両チームの間で火花が散る形となったGHCタッグ選手権試合。果たして10月14日の後楽園ホールで、どのような結末が待ち受けているのか、大いに注目される。
『STAR NAVIGATION PREMIUM〜Akitoshi Saito Ridge Road Last KORAKUEN〜』
日程:2024年10月14日(祝・月)開始 18:30/開場 17:30
会場:東京・後楽園ホール
<写真提供:プロレスリング・ノア>
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