スターダム退団からマリーゴールド。そしてマーベラスとの対抗戦へ!?あれから1年のMIRAI

試合には勝った。それでも注目はルーキーの闘いぶりに注がれる。しかもその日、詩美がマリーゴールドワールド王座、桜井がユナイテッドナショナル王座、弓月がスーパーフライ級王座を獲得。元スターダムの3人が新しくベルトを巻いた。MIRAIだけが取り残されたかのような状況だ。
「もちろん悔しかったし、最後に3人が集まっているのも遠くから見つめてるだけ。私、なにやってんのかなあ?…みたいな気持ちにもなりましたね」

「写真提供:マリーゴールド」
また、2・20後楽園で満を持して挑んだワールド王座次期挑戦者決定戦でもボジラに敗れ、チャンスを逃した。現在もシングル無冠の状態は続いている。
とはいえ、MIRAIにはMIRAIにしかできない役割があるはずだ。振り返ってみれば、旗揚げ戦や青野とのトーナメント1回戦ではプロレスに戻ってきた元アクトレスの査定とも言えるマッチメークだった。また、南小桃、山岡のデビュー戦の相手をつとめた。初物を迎え撃つ門番的な役割が多いのは、実力者と認められてこそ。MIRAIと闘えば、対戦選手の技量が読み取れ、今後のポジション、マッチメークに反映されるのだ。

「写真提供:マリーゴールド」
マリーゴールドは若手選手が多いだけに、選手の成長過程を全体の進化とともに見せていくべき団体でもある。そのなかにあって、5年目にもかかわらず、MIRAIはキャリアのある方に入るのだ。とはいえ、まだ25歳と若いだけに、リング上でプロレスラーMIRAIを主張したい。そんな思いが最近のネガティブ的な発言を呼んでしまうのではなかろうか。
「自分の旬はいまだと思っているんですよ。その旬の時間を他人のためだけに使うのってどうなのかなと。自分はしっかりとしたプロレスを(マリーゴールドとして)見せたいんです。もっと自分が前に立って、自分のプロレスを見せて、プロレスで集客をアップさせていきたいんです」

「写真提供:マリーゴールド」
肉体的にもここ数年がピークと考えているのだろう。ならば、いまこそ試合内容でファンの興味を惹きつけたい。そんなMIRAIに現状打破のきっかけとなるのか、長与千種率いるMarvelous(マーベラス)が、マリーゴールドに乗り込んできた。2・20後楽園ではバルコニーから観戦、3・11新宿FACEでリングに上がり、3・30後楽園での対抗戦が決定した。新宿での乱闘に加わったMIRAIは、降ってわいた他団体との闘いをどう思っているのだろうか。
「マリーゴールドの中では感じられないもの、見せられないものが絶対にあると思うので、すごく楽しみでもありワクワクしている部分もあります。とはいえ、対抗戦なので負けていられない。3・30後楽園での対抗戦は(ツインスター王座戦、奈七永&山岡組vs彩羽匠&暁千華組)1試合ですけど、私はいつでも準備はできています。団体を背負って、恥ずかしくない闘いをやりたい。若手にもすごくいい刺激になると思うし、みんなで闘う気持ちでいたい。自分もやりたい相手があの(マーベラスの)中にいるんですよ。いまは言えないけど、“赤いあの人”です!」
3・30後楽園では対抗戦を見守る立場のMIRAI。それでもその後、対マーベラスのキーパーソンとなる可能性がある。いや、ならなければならないだろう。新たな戦場を求めて1年、MIRAIの爆発に期待したい。

「写真提供:マリーゴールド」
インタビュアー:新井宏















