【新日本】『BOSJ』藤田晃生がAブロック突破“史上最年少優勝”へ王手「希望もヘイトも、すべて背負って優勝する」
新日本プロレスは5月27日、静岡・キラメッセぬまづで『BEST OF THE SUPER Jr.32』第11戦を開催し、Aブロックの最終公式戦が行われた。
『BEST OF THE SUPER Jr.32』
日時:2025年05月27日 (火) 17:30開場18:30開始
会場:静岡・キラメッセぬまづ
観衆:668人
セミファイナルで実施された藤田晃生とクラーク・コナーズの一戦は、若き挑戦者が意地と執念で勝利を手にするという劇的な結末となった。

開幕前の時点で両者には予選突破の可能性が残されていた。勝てば可能性が広がる一戦において、藤田は「史上最年少優勝」という夢を胸に、コナーズの屈強な肉体と暴力的な攻撃を迎え撃つ形となった。

DEFYのチャンピオンベルトを腰に下げ入場したコナーズは、序盤から攻勢を仕掛ける。リング外でも容赦のない攻撃を見せ、観客席へと藤田を二度も投げ飛ばす。さらに取り出した“ホイールさん”を用いた非合法な打撃で、藤田の背中を容赦なく痛めつけた。その場に居合わせた外国語実況のロビー・イーグルスが席を立ち、藤田の無事を確認しようとした光景は、事態の過酷さを物語っていた。

それでも藤田はカウント19でリングへと生還。そこから幾度となくコナーズの攻撃を跳ね返し、自身の持ち味である粘り強さを発揮していく。強烈なパワースラムやスピアーを浴びながらも、カウント2で執念のキックアウトを続けた藤田。

終盤、スピアーをかわしてフットスタンプ、そこから一気にネ申スペシャルへと移行すると、コナーズはついに逃げ場を失い、無念のギブアップ。藤田がブロック最終戦で劇的な勝利をもぎ取った。

<試合結果>
▼セミファイナル(第8試合) 30分1本勝負
『BEST OF THE SUPER Jr.32』Aブロック公式戦
藤田 晃生 〇(5勝4敗=10点)
vs
クラーク・コナーズ ×(5勝4敗=10点)
13分32秒 ネ申スペシャル
そしてメインイベント終了した結果、藤田はAブロックの代表となり、優勝決定戦進出が決定。リングアナウンサーからその事実が告げられると、観客席の奥から藤田が登場。敗れた高橋ヒロムはその場で感情を露わにし、藤田の肩を力強く叩いて無言のエールを送ってから花道を去った。
エプロンに上がった藤田に対し、この日ヒロムを撃破したロビー・エックスがマイクを使わずに言葉を投げかけた。

「リングに入るんだ。わかるか? オマエのそのちっこい脳みそで。俺はオマエに勝った。そしてたったいま、ヒロムにも勝った。だから、オマエが『BEST OF THE SUPER Jr.』を優勝してデスペから王座を獲ったら……、俺に最初の挑戦権を与えるんだ! 俺はオマエにもヒロムにも勝ったんだ。わかったか!?」
藤田が頷くと、エックスは「ヨシ!」と満足げにうなずき、観客の拍手を背にリングをあとにした。
その直後、藤田はマイクを握り、満員の観衆に向けてこう宣言した。

「ロビー・エックスのマイクが聞きたかったヤツはすまねえ。でも!俺は必ず指名する立場になって、アイツを一番に指名する!Aブロック、勝ったのは俺だ、なあ?希望もヘイトも、すべて背負った上で、俺が優勝する!以上!」
その声は、会場全体を包むように響いた。かつて“ヤングライオン”として道を歩み始めた若者が、ついに『SUPER Jr.』の頂点へと手を伸ばす位置までたどり着いた。夢を語るだけでなく、それを現実のものとする覚悟が、静岡の地で確かに示された瞬間であった。
<写真提供:新日本プロレス>
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