【近藤“ド根性”洋史選手・兼平大介選手インタビュー】新木場・後楽園初進出!HEAT-UPが、「アツくてワクワクする」戦いを持ち込む!
<「アツくてワクワクする」HEAT-UPの世界>
――後楽園ホールでは特別企画をやると伺いましたが……
兼平:プラネタリウム!
近藤:大平技研さんにプラネタリウムを持ってきてもらって、リングの上に機械を置いて、機械の上に布をかぶせて、上からみんなで見るんです。天井ではなくリングの上を覆って、それを周りから覗くんです。リングの上にプラネタリウムを映すので、気球みたいな感じになります。
――いつ見られますか?
近藤:入場して一番最初です。
――他団体でもやったことないですよね?
兼平:DDTさんが以前、天井にプラネタリウムを投影していましたが、天井に映すと光の加減が難しいみたいで……。
――後楽園では新作グッズは出るんですか?
近藤:選手の個人Tシャツが出ます。
兼平:近藤さん、田村さん、僕のグッズです。
近藤:三人とも、今まではオフィシャルでは選手の顔が出ている程度でしたけど、完全に個人のTシャツは初めて。これは戦いですよ。
兼平:人気の差が出ます(笑)
――バロメーターですからね。このほかに注目してほしいことは?
近藤:HEAT-UPの売りとして、ビッグマッチでは障がい者支援をしています。普段は新百合ヶ丘などではチケットもぎり、座席誘導、配布物のホチキス止めをしていただいているんですが、お盆の時期で、障がい者のみなさんも帰省する時期なので、事前に配る、他団体様・協賛様のパンフレットの制作をお願いしています。後楽園大会の時は、障がい者の皆さんの活躍の場は見られないと思いますが、HEAT-UPが障がい者支援をしていることが伝わればと思います。ファンの方は、配布物で、障がい者の方が努力して作ってくださったことを感じてもらえるとありがたい。障がい者の方にも頑張ってもらっています。普段は会場で、楽しそうに仕事をしていただいていますから、私たちも本当に感謝しています。
――プロレスは勇気をくれるし、声を出して騒げる。来ていただいて盛り上がってますよね。
近藤:繊細な人にとっては、大きな物音や人が殴られる姿でパニックになってしまうのかと思っていたんですが、すごく楽しそうにやってくださっているのが印象的です。僕らの思いが伝わっている。
――プロレスを人生の糧にする人、プロレスに勇気をもらった人も多いです。
兼平:意外と、勝った時よりも負けたときのほうが、逆に応援してもらえるんです。
近藤:僕は逆で、キャラでそのまま「飛び跳ねるわ声を出すわ元気だね!」と、お声をいただきます。Twitterで「今日の近藤選手のヒップアタックはマリモみたいに高く飛んでいた、元気だ」と言われたり。田村さんに「ド根性」というキャラをいただいたおかげで、お客さんにもわかりやすいのが嬉しいです。元気そのものが試合スタイルそのものなので。でも最初は声を出したくないんですよね、声を出すと疲れるから(笑) ただ、もともとは野球をやっていたので、運動のときに声を出すのは染み付いているし、苦ではないし、力も出ます。
――そういうところも見てほしいですね。
近藤:逆にインタビューもいい機会で、取材でこういう話をさせてもらうと、そういうキャラや役目があることが伝わります。知らない方だと、「ド根性うるさいなあ」って思うでしょうし。まあ、そう認知してもらったら勝ちですよね。
――特に後楽園となると、今までにない人が来る可能性がある。初めての人にこういうところを見てほしいって、伝えていったほうがいいですね。
近藤:HEAT-UPの売りは、初めての人が見やすいところだと思います。会場もあったかいし、売店のスタッフも気さくだし、代表もほわんとしているし。試合内容はバチバチだけど試合が終わったらノーサイド、いい雰囲気を持ったまま締めるところは締める。メリハリがあります。
――小橋建太さんの「Fortune Dream 4」では、田村さんが鈴木鼓太郎さんとバチバチやってました。ああいう雰囲気はいいですね。
近藤:よく言われます。大平技研さん(プラネタリウム提供)や障がい者施設の方から「田村さんってどうしてあんなに穏やかなんですか」「どうしてあんな試合ができるんですか」って聞かれたりします。身長が小さいのに、試合をするとドラマになる。元気をもらえるんです。僕も元気をもらった一人で、気がつけば選手側に立っていました。
――元気を与える団体ですね。
近藤:「アツくてワクワクする」団体なので。
兼平:普段のポスターには、このキャッチコピーも書いているんです。
<その先のHEAT-UPを描く>
――新木場大会・後楽園大会のその先はお考えでしょうか? 団体の枠とは関係なしに、個人的なことでも。
近藤:僕は個人的に、相模原大会を開催したいと狙っています。田村代表にはアピールしているんですけど、新百合ヶ丘から近いからなじみのある街で、ある意味ホームなんですけど、感覚的には凱旋興行です。相模原総合体育館では新日本プロレスも試合をしたことがあるんです。野球部で甲子園を目指していた頃に、筋トレ練習で行ってみたら、新日本プロレスのポスターが貼ってあって、「よくこんな駅から遠いところでやるなー」って思っていた。初心に帰って、ジムとは別にトレーニングを総合体育館でやったりするんですが、甲子園に向けてトレーニングをした思い出のある場所で、自分が後楽園に向けてトレーニングをすることになるとは思わなかった。そういうこともあって、後楽園もいいけど、ここで試合をしたら友達も多く呼べるし、いいかなと思いつきました。
――凱旋興行は憧れですね。
近藤:いつ実現できるかわからないけど。今も実現を目指して動いています。それがどうなるかは僕次第だけど、去年くらいから計画していて、TwitterやFacebookで凱旋興行アピールを継続しています(笑) 兼平は金沢で凱旋?
兼平:僕はいいですよ(笑) 地元の金沢から東京に出てきているのもあって、せっかく東京に来たので、東京でがんばって上に行きたいという思いが強いんです。
――ビッグになったらその時に凱旋興行を?
兼平:はい、だからまだ早いかなと。
――石川なら産業展示館でしょうか。
兼平:よく見に行ってました。
――兼平さん自身の目標は?
兼平:僕は……団体が大きくなる面では巡業でしょうか。全国で巡業をしたいんですよ。大きな会場でなくてもいいので、今後バスが購入できたら全国を回りたいです。自分が思っている以上に、海外含め、TwitterやFacebookなどで自分たちを知っている人が増えているので、そこを回れたらなと思っています。
――今はネットの時代ですから、言い続けると誰かが見ていますよ。その希望を応援してくれる出てくるかもしれない。
近藤:今はハイエースを借りて僕が運転してますから(笑) 名古屋でもHEAT-UPの知名度が上がってきて、お馴染みになってきました。年に一回はやっているので。余裕を持って味噌カツも食べて帰りたいけど、普段はとんぼ帰りです。
――近藤さんは相模原、兼平さんは全国巡業。
兼平:北海道、行ったことがないので行ってみたいですね。リーグ戦をやるかもしれませんし、その時は各地を回れたらいいですね。
――後楽園を機に多くの方にHEAT-UPを知ってもらって、さらに大きな目標へ向かっていくことを期待しています。
7.8新木場大会情報⇒http://heat-up.biz/events/event/heat-up170708shinkiba/
8.12後楽園ホール大会情報⇒http://heat-up.biz/events/event/heat-up170812korakuen/
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