【新日本】TMDKが“怪物”狩りで望み繋ぐ! ザック&大岩、薄氷の勝利で『WTL』勝ち点8「あとは神とブライアン・イーノに祈るのみ」
新日本プロレスは12月9日、福岡・飯塚市総合体育館にて『WORLD TAG LEAGUE 2025』第14戦を開催した。
Bブロック公式戦の最終局面となる第6試合では、共に3勝3敗(勝ち点6)で並ぶザック・セイバーJr.&大岩陵平組(TMDK)と、“モンスターソース”ランス・アーチャー&アレックス・ゼイン組が激突。
負ければ即脱落という瀬戸際の一戦は、TMDKが持ち前のテクニック“TEKKERS”で巨獣アーチャーを攻略し、決勝トーナメント進出へ一縷の望みをつないだ。

試合はゴングと同時にザックが奇襲の低空ドロップキックを放ち、ゼインを排除してアーチャーに狙いを定める展開で幕を開けた。
しかし、身長203センチの“マーダー・ハルク”は、二人がかりの攻撃をフライングボディアタックでまとめて圧殺するなど、規格外のパワーでTMDKを圧倒した。

中盤、アーチャーはザックの腕攻めをものともせず、大岩をリバースDDTの体勢に捕らえ、その上からザックをチョークスラムで叩きつける荒業を披露。
さらにザックに必殺のブラックアウトを炸裂させ、孤立した大岩をもブラックアウトで捕獲し、ザックの上に叩きつけようとする暴挙に出た。

万事休すかと思われたその瞬間、大岩が空中でアーチャーに組み付き「THE GRIP」で動きを封じる。

この一瞬の隙を見逃さなかったザックが、巨体を巧みに丸め込み、電光石火の3カウントを奪取。
力で勝るモンスターソースを、技と連携で凌駕したTMDKが勝ち点を8に伸ばした。

試合後、バックステージに戻ったザックは床に大の字になり、「あの男、マジでヤバいよ。(※日本語で)ブラックアウト、メチャヤバイヨ」と、怪物の破壊力に戦慄した様子を見せた。大岩も「ヤバいよ、危ないパワーだ」と同意しつつ、「これでも勝ちは勝ちだから」と安堵の表情を浮かべた。
自力での進出は他チームの結果次第となる状況に、ザックは「(※日本語で)マダワカラナイ(※英語に戻り)ちょっと運の味方が必要だな」と分析。そして、両手を合わせると独特な祈りを捧げた。
ザック「神に祈らないとな。ブライアン・イーノにも祈らないと。運を運んできてくれ!まあ、まだアイツは死んでないけどな。ブライアン・イーノ……運を頼んだぞ!イイ感じのアンビエンスを頼む!そして決勝へ行くぞ。(※大岩の頬を優しく叩き)これこそが俺らが言ってるテッカーズだ!」
大岩も「今できることはもうやったから、あとはこの後の試合次第だけど、いつでもね、俺たち、決勝トーナメントに上がれる準備してるから」と語り、Aブロック通過者の“毘沙門”後藤洋央紀&YOSHI-HASHI組や辻陽太&ゲイブ・キッド組との対戦を見据えた。
ザック「まあ正直、どうでもいい……(※日本語で)Aブロックはダレ?(※英語に戻り)毘沙門とツジ・ゲイブか……。もしいけたとしたら……どっちと当たってもいい……どうせこの先どっちとぶっ倒すことになるからな」

一方、あと一歩のところで敗退が決まったモンスターソース。アーチャーは「だからザック・セイバーJr.は元IWGP王者なんだ。あの抜け目ないスネーク野郎」と勝者を称えつつ、自身の油断を悔やんだ。
アーチャー「勝利はもう俺のものだって、あの2人には何もできねぇって思ってた。けど、俺が間違ってた。油断して目を離しちまった。それは全部俺のせいだ。俺のせいで、モンスターソースはタッグリーグから敗退した」
また、パートナーのゼインが首に深いダメージを負っていたことを明かし、「アイツらはそこをしっかり利用してきやがった」と振り返った。
そのゼインは、自身がカットに入れなかったことを深く悔やみ、悲痛な叫びを上げた。

ゼイン「恥ずかしいのは、ずっと自分に問い続けてしまうことだ。『まだ余力があったんじゃないか?』『俺がフォールを解きに行けたんじゃないのか?』……ってな。痺れや麻痺した感覚、背骨に走ったあの感覚があったとしても、俺は立ち上がれたんじゃないか? (中略)それでもこのくやしさは、頭の奥でずっと噛みつき続ける。脳の裏側を、何度もえぐるようにな。あのとき俺は1パーセントだったか? あと1パーセント力を絞り出して、リングに飛び込んでフォールを解くことはできなかったのか?」
しかし、両者はすぐに前を向いた。標的は現IWGPタッグ王者の“Knock Out Brothers(K.O.B)”である。
アーチャー「俺が望んでるのはただひとつ……K.O.Bがあの王座を守り続けることだ。なぜなら、俺らは戻る。そしてK.O.BからIWGPタッグ王座を奪う。全員ぶっ倒すぞ……それを実現するために、俺は必ず戻ってくる」
ゼイン「俺が行けるって思える状態まで回復した時……IWGPタッグ王座は、モンスターソースの腰に巻かれてる。相手がTMDKだろうが、K.O.Bだろうがどうでもいい。(中略)そしてこのタッグ戦線に、新しい“味”と“刺激”をぶち込んでやる。俺たちはどこにもいかないぞ。そして俺たちを見たら、ひとつだけ覚えとけ……お前らを生きたまま食ってやる!ファッ●ンイタダキマス」
「EVERYBODY DIES」の予言を残し、モンスターソースは再襲来を誓って会場を後にした。Bブロックの最終結果を待つTMDK、リベンジを誓うモンスターソース。それぞれの物語はまだ終わらない。
<写真提供:新日本プロレス>
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