【ドラゴンゲート】72歳の藤波辰爾、アジアタッグ初戴冠ならず!マシーン・Jは「オマエは平田だろ!」事件を水に流す
プロレス団体ドラゴンゲートが3月3日、東京・後楽園ホールで『GLORIOUS GATE 2026』を開催。72歳のレジェンド藤波辰爾がストロングマシーン・Jとのコンビで“日本最古のベルト”アジアタッグ王座に挑むも初戴冠はならず。試合後、マシーン・Jは一家を代表して、伝説の「オマエは平田だろ!」事件を水に流した。
同王座を巡っては望月成晃&ドン・フジイのベテランコンビが1・18後楽園で王座を奪取。2・5後楽園でマシーン・Jが父スーパー・ストロング・マシーンと縁が深い藤波をパートナーにしての挑戦を表明。父のマシーンは1986年10月に阿修羅・原とのコンビで同王座を戴冠しており、藤波、マシーン・J組がベルト奪取に成功すれば、坂口親子(坂口征二、征夫)に次ぎ2組目の親子戴冠となる。藤波は同王座を創設した日本プロレス出身だが、デビュー間もなく新日本プロレスに移籍したため、このベルトには縁がなかった。藤波は2022年11・19上尾大会に参戦し、LEONA、マシーン・Jと組み、望月、望月ジュニア、MAZADA組と対戦しており、同大会以来のマシーン・Jとのタッグ、望月との対戦となった。試合はPWFルールに準じ、和田京平が特別レフェリーを務めた。
望月と藤波が張り合いから、藤波がドラゴンスリーパーも望月が脱出。藤波組は望月にダブル・タックルをぶち込んだ。望月が藤波に掟破りの逆ドラゴンスリーパーもカット。藤波が望月に、マシーン・Jがフジイに同時にコブラツイストの競演。藤波が望月、フジイにドラゴンスクリュー。望月が藤波にサソリ固めを仕掛けるも、藤波はサソリで返した。望月が藤波にドラゴン・スープレックス狙いも、逆に藤波がドラゴン・スープレックスで投げようとした。藤波は望月にドラゴンスリーパーもカット。マシーン・Jが望月にラリアットから、魔神風車固め狙いも、望月は腕十字で逆襲。そこから望月は腕固めに移行して、マシーン・Jを締め上げた。フジイが場外から藤波の足を捕獲してカットを阻止。耐えたマシーン・Jだが、見かねた藤波がタオルを投入してTKO勝ちし、王者組が初Vに成功した。

マイクを持った望月は「藤波さん、今日は僕らみたいな若造にチャレンジしてきてくれてありがとうございました。藤波さんと戦えること、いや、藤波さんとタイトルマッチできるなんて、夢にも思わなかったことです。藤波さん、72歳。俺、56歳。ドン・フジイ、55歳。藤波さん見習って、あと16年現役でいれるように頑張りますので、これからもご指導よろしくお願いします」と感謝の弁。
マシーン・Jは「このカードに大きな意味を持たせたのは、間違いなく俺だったな。本当は勝って、チャンピオンベルトを掲げてから言おうと思ったんだけど、この機会を逃したら、もうないかもしれないから、一つだけ言わせてくれ。藤波さん!俺がというか、まだうちの家庭としては許せてないことが一つあります。身内でありながら、マスクマンの正体をバラすのは一体どういうことですか!?」と発言。さらにセコンドについていたLEONAに対して「オマエも以前、俺ととあるテレビ番組で一緒になった時、収録中に俺のことを本名で呼んだな。藤波家、アンタら親子でどうなってんだよ?」と問い掛けた。だが、マシーン・Jは「俺の呼び出しに応じて、このリングに上がってくれたことは本当にありがとうございます。改めて隣に立ってくれたことで、藤波さんの本当のすごさを実感しました。これはある意味、あの事件があったからなのか、なかったからなのかは分からないけど、ひとまず親に代わって、息子の俺から、そのことは水に流して、あの事件に今日幕を下ろそうと思います」と、1985年5月に熊本で起きたプロレス史の伝説に残る「オマエは平田だろ!」事件を幕引きとした。そして、マシーン・Jは「負けちゃったことは申し訳ないんですけど、もう一つ意味ができました。LEONA、いつか2人でベルトを巻こう!」と握手を交わした。

バックステージでマシーン・Jは「アジアタッグ、俺の親父が原さんと巻いたベルトですよ。それが巡り巡ってドラゴンゲートに来ちゃったわけで。俺は黙っちゃいられなくて、何か一つストロングマシーン・Jらしい行動を起こしたいなと思って、まず藤波さんの名前が浮かびました。そこから呼び出しがあって、来てくれたことを感謝してます。リング上で言った通り、過去に大きな事件があったそうで、私は知りませんが。そんな縁もあって、今こうして2人が組んでるわけですよ」と話した。
藤波は「このオファーがあった時は、これは一瞬、どういう巡り合わせというのか。今日のファンのざわめきを聞いて、ファンの皆さんが知ってる通り、もう自分の頭の中に遠い過去のものとして納めてたんだけど。まさかこうやってタッグを組む機会がね。これも自分がリングにまだ立ってるからこそ、こういうのが実現したんだしね。でも、あのアジアタッグのベルト巻いてみたかったなあ。僕が一番最初、16歳で日本プロレスに入って、アジアタッグのベルトを見た時、吉村道明さんと大木金太郎さんだったかな?あの歴史のあるベルトだったんでね。あのベルトを巻いてみたかったなって」としみじみ語った。さらに「でも、それは今日(マシーン)ジュニアの方から、一つの希望をいただいたというか。自分の息子LEONAにぜひ叶うものなら、1回またそういうチャンスをもらって。選手権に挑戦できる、そういう機会をもらって託したいと思います。俺の叶わなかった夢を2人で叶えてくれ!」とマシーン・JとLEONAでのベルト戴冠を願った。
■2026年3月3日(火)18:30試合開始 観衆:1,188人
■大会名:GLORIOUS GATE 2026
■会 場:東京・後楽園ホール
【第5試合=60分1本勝負】■アジアタッグ選手権試合(PWFルール)
《王者組》 ○望月成晃 、 ドン・フジイ(13分00秒 、TKO)
《挑戦者組》 藤波辰爾、ストロングマシーン・J●
※タオル投入。王者組が初防衛に成功
(文=ミカエル・コバタ)















