【編集長コラム】「長州力の白いリングシューズ」

先日の「プロレスリング・マスターズ」大会で、ド迫力ラリアートなど、健在ぶりを披露した
レジェンド・長州力。躍動する革命戦士のリングシューズは、白い。彼の白いリングシューズは、日本マット界の定番のひとつ、と言っていいだろう。

今は、赤や金など多種多様な色を使用し、種類豊富にあるリングシューズ。各選手がタイツ、パットなどともに、統一されたデザインのモノをはいているが、かつては黒一色が多かった。

「何ものにも染まらない色」とされる黒は、強さの象徴として扱われている。「ストロングスタイル」を掲げている新日本プロレスでは、特に黒が主流だった。

そんな中で白いシューズを愛用する長州の存在は際立っていた。

しばしばサイパン合宿を敢行し、真っ黒に日焼けしていることも多い長州だけに、リングシューズの白さがまぶしく、ひときわ目立っていた。

なぜか? 「アマレス時代からの縁起を担いでいる」との説もあるが、長州は「足が長く見えるだろ」と自信満々だった。

ところが、色彩の専門家の答えは…長州のリングコスチュームの写真を見せて聞いてみたところ「トランクスが黒でしかも面積が大きいし、足元の白いリングシューズは短いので、足を長く見せる効果は特にありません」…。

白いリングシューズを履く場合、足を長く見せるには、①トランクスも白にする。できれば光沢のあるパールタイプがより効果的。②黒のトランクスを着用の場合は、大きさを半分ぐらいにする。色調は「カラスの濡れ羽色」のような、艶のないマットタイプがお勧め。③今の大きさのままの黒のトランクスを着用の場合には、ロングのリングシューズにする。この3点のどれかだという。

もちろん考え方は色々ある。長州はお気に入りの白いリングシューズを愛用し続けるだろう。

リングシューズだけではない。イベントなどに出演している長州の足元は・・・やはり靴は「白」が多かった。「白は足を長く見せる」という持論を貫いている。

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