【WAVE】“ジェンダーレスレスラー”朱崇花が彩羽匠(マーベラス)を撃破し、10代でのレジーナ戴冠!朱崇花「生きてて良かったなと思いました」

19日、東京・後楽園ホールにてプロレスリングWAVE11周年記念大会が行われた。メインではマーベラスの彩羽匠から指名を受け、レジーナへ挑戦となった朱崇花。戦前のインタビューでは彩羽との戦いは合うし、楽しいと語っていた。

会場からは両者へ大声援が送られる中で試合開始。序盤は彩羽が朱崇花の右足をドラゴンスクリュー、ローキック、低空ドロップキック、関節技と執拗に攻める展開。朱崇花も攻められた右足をコーナーポストへ自ら打ち付け気合を入れ、キックで応戦と激しい展開。場外へのミサイルキック、リング内でもミサイルキックを2連発など反撃。彩羽もビッグブーツをとらえてドラゴンスクリューで反撃。ライガーボム、コーナーでの攻防からスワントーンボムなどで攻めるが決まらず。

終盤には、お互いに力をふりしぼりエルボー合戦。再びコーナーでの攻防となり、駆け上がる朱崇花を彩羽が捕まえるも、それをエルボーで撃退してムーンサルトプレスを放つもカウント2、すかさずシューティングスタープレスへ繋げてカウント3を奪った。

「Anivarsario WAVE」
★8月19日(日)東京・後楽園ホール
観衆=776人

Regina di WAVE~WAVE認定シングル選手権試合(30分1本勝負)
<挑戦者>○朱崇花(19分43秒、片エビ固め)彩羽匠●<王者>
※シューティングスタープレス。彩羽が初防衛に失敗、朱崇花が第11代王者となる



試合後には、対戦した彩羽に感謝を述べるとともに、また対戦しましょうと語った。

そして、WAVE全員を上げると、「生きてて良かったなと思いました。WAVEは今、大変な状況ではあると思うんですけれど、きっとみんな前しか見えてないと思うので、これからのも12年目のWAVEを応援して下さい!」とコメント。

バックステージでのコメント

「ありがとうございます。なんか試合前から、もしベルトを獲ったらこう言おうって家で1,000回くらい練習したんですけど、やっぱり疲れと緊張で何一つ思った様に言えなかったです。なんか女子プロ入門して3年経って、入門してからも、入門する前もやっぱりジェンダーレスっていうもので色々、自分でも言うのもなんですけど苦労した部分もあって、ちょっとくじけそうになった時とかあったんですけど、やっぱり努力し続けると夢って叶うのかなって思って、思わず生きてて良かったって言っちゃいました。」

――リニューアル前のチャンピオンとなりましたが、これから4ヶ月どう過ごしますか。

「そうですね、本当に日本初のジェンダーレスレスラーとして、結構、前人未到の事を、女子のシングルのベルトを巻いてるって事で、それにふさわしい、今までにないものをWAVEで見せていきたいなって思います。」

――どんなチャンピオンを目指しますか。

「やっぱりなんか女子プロレスってゴツゴツした、その全女(全日本女子プロレス)みたいなイメージがあるんですけど、華やかで軽やかでみたいな、ちょっと今までにない新しさを自分の中で意識していきたいと思っていて、WAVEに女性ファンが少ないという印象があるので、取り入れていきたいなという目標はあります。」

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