【プロレスのある風景 Vol.17|榎本タイキ】
初めてのプロレスラーとのツーショット
プロレス会場などでは選手が一緒に記念撮影を撮ってくれたり、物販で会話をしてくれたりします。ファンとしては本当に夢心地の瞬間。
僕も今でこそ緊張しながら参加できるようになりましたが、それもここ数年の話。プロレスラーは『天上のアイドル』だったので話をすることすらとてもできませんでした。
そんな僕が体中の勇気を振り絞り初ツーショットを撮って頂いた選手は小橋建太さんでした。小橋さんは2013年5月11日に日本武道館で引退を向かえます。
僕もプラチナチケットをゲットでき会場でその感動に立ち会いました。何度となく勇気と日々を生きるチカラを小橋さんの試合から頂いてきました。
どうにかこの押さえきれない感謝の気持ちをご本人に言葉で伝えたい!と思っていると、小橋さんが引退後初となる、ファンに感謝を伝えるトークライブツアーを行うことを発表されました。僕は「これだ!」と思い東京での参加を決意。
トークライブ終了後、ツーショット会が始まります。列に並んでるときから僕の心臓はバクバク、手には汗がにじみ出ていました。
ついに自分の番がやってきて小橋さんのお隣で言葉を交わさせて頂きました。浮つきながらこれまでの感謝と自分のイラストを小橋さんにお渡ししました。
とにかく優しくてあたたかいオーラに溢れていました。このときに撮って頂いた写真はずっと僕の制作机の前に飾ってあります。
これが僕のレスラー初ツーショットのエピソード。この体験をきっかけにプロレスラーに感謝と恩返しを込めて、プロレスイラスト制作を本格的にライフワークにしようと思ったのです。
皆さんの初レスラーツーショットはどの選手でしたか?