【プロレスのある風景 Vol.25|榎本タイキ】
誰も傷つくことのない世界一平和な闘い『宇宙大戦争』
年末恒例のみちのくプロレス『宇宙大戦争』を観戦。誰も傷つくことのない世界一平和な闘い(?)
後楽園ホール全体を使って繰り広げられるハチャメチャな闘いを観てると常識が飛んでいき、思考がだんだん停止していきます。年々マスターことザ・グレート・サスケ選手のデンジャラス振りもエスカレート。
昨年も披露した桶をかぶっての落下が今年はさらに壮絶でした。脚立最上段から凄まじい衝撃音を立ててそのまま床下まで落ちて後楽園ホールは一時騒然。
一向に立ち上がってこないマスターはずっとコールドスプレーを浴びせられています。やっとリングに顔を出したときは本当にホッとしました。
マスター、覚悟は素晴らしいのですが心配し過ぎて試合を集中して観られないので、来年はどうぞご無理をなさらないでください。49分54秒というロングバトルの末、今年も宇宙の平和は守られた…ようです。
そしてこの日はがんと闘っているフジタ”Jr”ハヤト選手が挨拶に現れてくれました。お顔を観られると思っていなかったのでとても感激。
リングに再び帰ってくること、そして闘病の身であるのに明るく楽しく宇宙大戦争を盛り上げる呼びかけをしてくれ涙腺がゆるんでしまいました。心から病魔に打ち勝ち、またリングに戻って来てくれることをお祈りしております!
宇宙大戦争を観ると今年も終わるんだなあと思いますね。