【プロレスのある風景 Vol.36|榎本タイキ】

平成時代最後のプロレス観戦

『平成』という時代の最後に観戦するプロレスは全日本プロレス チャンピオンカーニバル決勝戦。三冠王者・宮原健斗選手とジェイク・リー選手の一騎打ち。

この一戦を観てプロレスラーにとってライバルの存在というのは成長を促し、より闘いに豊かさや深みを生ませるのだなと改めて感じました。天龍vs鶴田、三沢vs小橋などが思い起こされます。

この試合のジェイク選手はまさにジャイアントキリング(番狂わせ)を起こしそうなほど本当に素晴らしいパフォーマンスを発揮。それでもわずか1歩2歩凌駕する宮原選手の強さがそこにありました。

プロレスを長く観ていると1人の選手がデビューしていつしか大スターになっていく行程を見ることができる機会があります。それがプロレスを味わう大きな醍醐味の1つでもあると思います。

宮原選手はその最たる存在です。いち青年がひとつひとつ階段を昇りプロレス界を代表するスーパースターとして栄光を手にしていく姿を見られてファン冥利に尽きます。

平成の31年間、本当に素晴らしいプロレスを観続けることができてとても幸せでした。令和のプロレスをこれからはもっと楽しみたいと思います。

榎本タイキ

プロレスファン歴30年以上のイラストレーター。愛と感謝を込めてプロレスイラストを描いています。

著書『プロレス語辞典(監修・高木三四郎 誠文堂新光社)』

Facebookページにて『プロレスリング・イラストレーション』更新中!

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