【スターダム】完全復帰は1ヵ月先か?岩谷麻優が膝の怪我から限定復帰も木村花の新ユニットTCSにベルトを奪われる。アーティスト・オブ・スターダム選手権
スターダムは16日、東京・後楽園ホールにて『STARDOM May Gorld2019』を開催した。
この日の第4試合にてアーティスト・オブ・スターダム選手権が行われ、岩谷麻優が率いるSTARSと木村花が率いるTCSが戦った。
※TCS=TOKYO CYBER SQUADの略で木村花がリーダーの新ユニット
試合は選手紹介の最中にTCSが強襲。
怪我をおして1日だけの限定復帰をした岩谷の痛めた膝を木村が徹底して攻める。
STARSも3人の連携で抗戦する。
小波も徹底した岩谷への膝殺し
最後は一人残された鹿島が小波のトライアングルランサーに捕まり試合は決する。
<王者組>岩谷麻優 ●鹿島沙希 中野たむ vs 木村花 ジャングル叫女 小波〇<挑戦者組>
(16分49秒、トライアングルランサー)
※第18代王者の岩谷麻優&鹿島沙希&中野たむ組が5度目の防衛に失敗。木村花&ジャングル叫女&小波組が第19代王者となる
<リング上のコメント>
バックステージにて
ベルトをとったTCSの面々は
小波「3人の力でベルトをとれたのがアーティストの価値。1人1人が強さを求めてこのベルトをスターダムで1番輝くベルトにしたい」
ジャングル叫女「(怪我をおして)まさか挑戦を受けるという岩谷麻優の決断、覚悟。しっかりリング上で感じた。ただケガ人から取っても正直嬉しくない。3人で防衛を重ねてベルトの価値をしっかりと上げていきたい」
木村花「アーティスト・オブ・スターダムは私の中でも思い入れのあるベルト。スターダムで初めて巻いたベルトで私が巻いていた時も手首の骨折で返上することになって。まぁ岩谷クソもやし麻優の気持ちもわからなくもない。けど今回はそこをおいしくいただいちゃいました。とりあえずは個人的に好きじゃないクソ・ファッキン・マザーファッカー大ゲロ隊を潰すのを2人に手伝ってもらおうかなって」とそれぞれ展望を語った。
一方の岩谷麻優は満身創痍でこの日の試合にかけた思いと膝の怪我の状況を話した。
岩谷「防衛戦をしたのは本当に強い気持ちがあって。この3人でベルトを防衛したかったしヒジを脱臼した時もまだ完治してなくて痛みがあるなかでも2人が助けてくれた。鹿島沙希が肩を亜脱臼したときも自分たちがカバーしてきた。いつも誰かしらSTARSってボロボロになってるんですよ。本当にズタボロになって傷だらけになりながら防衛していて。これがシングルのベルトだったらもしかしたら自分は潔く返上という形をとっていたかもしれないです。でもそれをしなかったというのは何かあった時に助けてくれるという絶対的な信頼が2人にあったからこそ出ようっていう風に決めて」
--また欠場に入るかを聞かれて
岩谷「本来はここで復帰する予定も計画も何もなくて、もっと先だったんです。痛いという気持ちはあったんですけど、意外と動けるなと思いました。いま試合してみたら意外と岩谷麻優のヒザ大丈夫じゃんと思えたので。これだけ攻められても時間がたてば立つことができるし。もちろん痛いですけど。1カ月休んでたんですけど意外とブランクは感じなかったですし、試合勘も薄れてるだろうなと思ってたけど、意外といけたので。このまま筋トレして練習すれば、近いうちに復帰できるかなと思いました。来月ぐらいに復帰できるかなと思いました。まだ会社とは話してないんですけど、twitterとかで来月復帰しますみたいな告知しちゃおうかな?できる気がします」
信頼する仲間との絆を信じて、アーティスト・オブ・スターダムの試合に痛みのある膝を抱えながら限定復帰して戦った岩谷麻優。結果的にその膝を狙われてタイトルを失う結果となってしまったが、下ばかりを向いているわけではない。ブランクがあってもそれを感じさせない動きと気持ちの強さでさらに力強くなって復帰する日は意外と近いかもしれない。スターダムのアイコンのストーリーはまだまだこれからだ。