【大日本】血みどろ植木が伊東から初勝利。その勢いでデスマッチヘビーのベルト挑戦へ<横浜ショッピングストリート6人タッグ選手権>
30日、大日本プロレスは東京・後楽園ホール大会を開催。メインイベントで行われた横浜ショッピングストリート6人タッグ選手権試合で血みどろブラザーズの植木崇行が大日本のデスマッチ路線を牽引するデビュー20周年の伊東竜二から初めてのピンフォール勝ちでタイトルを奪った。
植木は勝った勢いそのままにデスマッチヘビーのシングルベルトへの挑戦を表明。王者の木高イサミがこれに応じ次の挑戦者に植木崇行の挑戦が決定的となった。
【メインイベント 横浜ショッピングストリート6人タッグ選手権試合】
蛍光灯+凶器持ち込み6人タッグデスマッチ 30分1本勝負
【第32代王者組】●伊東竜二 佐々木貴 宮本裕向
vs
【挑戦者組】高橋匡哉 〇植木崇行 佐久田俊行
17分37秒 蛍光灯へのデスバレーボム→片エビ固め
※初防衛に失敗
※植木組が第33代王者となる
佐々木貴は植木の背中に蛍光灯を挟んでのキック
佐々木は次々と蛍光灯を蹴飛ばして割っていく
佐久田は自ら用意した”人間切断機”にフェイスクラッシャーを受けてしまう
伊東も自ら用意した”7人の小人”型陶器に叩きつけられる
植木の頭に剣山を突き刺す佐々木貴
剣山への竹刀攻撃は一度は植木が腕をクロスして防ぐも…
金的攻撃でガードを下げさせられて
竹刀をヒットさせられてしまう
最後は伊東が組み上げた椅子タワーに体を切り返した植木がパワーボム
からの蛍光灯へのデスバレーボムでフィニッシュへ
植木は初の伊東からのフォール勝ちを奪い6人タッグのベルトは移動した。
<試合後>
植木「あの伊東竜二から勝ったんですよね?大日本の波は血みどろに傾いています。もっと胸を張っていいですか? 木高イサミ! 見てるんだろ、チャンピオン?」とデスマッチ王者を呼び出す。
植木「この植木嵩行もチャンピオンだ。チャンピオンは2人もいらないっすよね。 俺からの挑戦受けてくれますか?」と挑戦表明
木高「今の試合を見てて、受けないなんてことは言わないよ」と即座に受諾し、「植木…強えな、お前。認めるよ。俺はお前を認めた上でデスマッチヘビーをやる。もう下には見てねえ。同格…いや、それ以上の敵として、俺はお前とデスマッチをする」と植木の挑戦を受諾。
植木「今までイサミさんには散々プロレスラーとしての技術がないとか、自分ばっかりの試合をやっている、アブドーラ小林第2世とか散々言われてきたけど…今、ここで認められて本当に感動しています。でも涙は流しません。勝ってからの涙は流します。もちろんその時は俺の勝ちです!」と反撃と感激の決意を表明。
この男気を受けた木高は「何も言うことねえな。血みどろの1人でもない。大日本プロレスを背負ってでもない。植木嵩行として俺を倒しに来い」と昂ぶりが抑えられなくなり残った蛍光灯をリングに並べ
木高「受け身がとりたりねぇ!」と自ら蛍光灯への後ろ受け身で男気を見せる。
負けじと植木も「俺だって受け身を取り足りねえっすよ。イサミさん! 俺の受け身で締めとします。イサミさん見ておいてください。お客さん、どうもありがとうございました!」と言うや、コーナーに設置された有刺鉄線ボードめがけて突進。両者の男気に後楽園ホールは熱狂し大会は締めくくられた。
<バックステージにて>
高橋「今日の主役は見てわかる通り、植木嵩行です」
植木「いや、高橋さんと佐久田がいなかったら、今の自分もないし、こうやって3人でベルトをもって、裏でコメントしていることもないでしょう。2人のおかげで俺はあの木高イサミ…デスマッチのベルトに挑戦します。言ったっすもんね? 言ったっすよ。みんな聞きましたもん」
高橋「言ったもん勝ちだ」
植木「俺を1人の植木嵩行として認めてくれたって。血みどろブラザーズ…大日本プロレス…いや、植木嵩行1人としてあの木高イサミに挑戦します。胸張って、勝負しにいきます」
高橋「よし。そんなことより、みんなわかっていると思いますけど、これ(剣山)を早く取らないと取れないんで。ごめんなさい」
※高橋が巨大ペンチで頭の剣山を引き抜く
高橋「取るぞ! 植木、我慢しろ」
植木「おのれ、チャンピオン!」
※引き抜くと植木の頭からは大量の血が流れる
高橋「タイトルマッチはこんなもんじゃねえぞ!」
植木「はい!」
高橋「もっとしんどい、もっと痛いぞ!」
植木「はい!」
高橋「覚悟しとけ!」
植木「はい! 佐久田、アメリカ行っても元気でな」
佐久田「すぐ帰るよ(笑) アメリカで優勝してくるから。俺ら同士でタイトルマッチやろう」
植木「やろう。血みどろは今、最高潮だ! お前ら全員ついてこい。じゃなきゃ、全員血みどろにしてやる!」