【リアルジャパン】「初代タイガーマスク 佐山サトル ストロングスタイルプロレスVol.2」6・20(木)後楽園ホール決戦の見どころはコレだ!
“猪木イズム最後の伝承者”藤田和之が初代タイガーマスクのリングに来襲!
迎え撃つはリアルのエース、スーパー・タイガー&船木誠勝。
関本大介がグラップリング世界一 タカ・クノウと大注目の一騎打ち!
リアルジャパンプロレスが6月20日(木)、東京・後楽園ホールにて『初代タイガーマスク 佐山サトル ストロングスタイルプロレスVol.2』を開催。
メインでは、「猪木イズム最後の伝承者」と言われる藤田和之がついにリアルジャパンプロレス初参戦を果たす。
藤田はケンドー・カシンとのタッグでスーパー・タイガー&船木誠勝組と対戦、いきなりリアルジャパンのエースとぶつかることとなった。
ほか、関本大介vsタカ・クノウという異次元の一騎打ちなど、魅力的なカードがそろった今大会。その見どころに迫ってみた。
「初代タイガーマスク 佐山サトル ストロングスタイルプロレスVol.2」
★6月20日(木)東京・後楽園ホール
開場/17時30分 試合開始/18時30分
▼メインイベント タッグマッチ 60分1本勝負
スーパー・タイガー(リアルジャパンプロレス)&船木誠勝(フリー)VS藤田和之(はぐれIGFインターナショナル)&ケンドー・カシン(はぐれIGFインターナショナル)
▼セミファイナル シングルマッチ 45分1本勝負
関本大介(大日本プロレス)vsタカ・クノウ(チーム太田章)
▼第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
アレクサンダー大塚(AO/DC)&崔領二(ランズエンドプロレスリング)vs竹田誠志(フリー)&岩崎孝樹(ガンバレ☆プロレス)
▼第3試合 シングルマッチ 30分1本勝負
ロッキー川村 (パンクラスイズム横浜)vs間下隼人(リアルジャパンプロレス)
▼第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
〝ゴールデン・ロッカーズ”雷神矢口(浅草プロレス)&山本SAN(COMBO)vs南野たけし(フリー)&那須晃太郎(ランズエンドプロレスリング)
▼第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負
倉島信行(ドラディション)vs将軍岡本(ブードゥー・マーダーズ)
大会は、倉島信行vs将軍岡本の一騎打ちで幕を開ける。
ドラディションの倉島はオープニングマッチに強いこだわりを持つ“ミスター第1試合”で、参戦時にはリアルジャパンの門番的役割も担っている。
最初の試合が大会成否の方向性を決める、その役割をわかっているからこそ、頑丈な肉体を持つ倉島はこのポジションに深い愛着と責任感を持っているのだ。
ストロングスタイルを標榜するリアルジャパンにとって、このような選手の存在は貴重。そこに今回、殴り込みをかけるのが岡本だ。
岡本はZERO1のヒールユニット、ブードゥー・マーダーズの一員として暴れているが、この試合においては個人としての勝負になるだろう。
岡本は「第1試合で倉島だと?テメエらオレをナメてんだろ。すぐに終わらせてやるよ。倉島の無様な姿を拝ませてやる!」と豪語しているが、それをストップさせることが門番の役割。
今大会の方向性を定めるのは、倉島か、それとも岡本か!?
第2試合で雷神矢口と山本SANの大型タッグが誕生。
ゴールデン・ロッカーズというチーム名も決まり、結成第一戦の相手として、南野たけし&那須晃太郎組と肌を合わせる。
矢口と山本SANは今大会が初のタッグ結成だが、実戦をおこなう前からすでに意気投合。
それもそのはず、この2人は実に共通点が多く、これまでほとんど接点がなかったのが不思議なくらいなのである。
まずは格闘技のバックボーンを持つ大型レスラーという共通点。また、矢口が浅草プロレス、山本SANがCOMBOという団体を主宰する者同士。
さらに金髪で、ともにミュージシャンというプロレスとは直接関係ないところでもつながっている。
この試合がリアルジャパンの勢力図はもちろん、2人のプロレス人生に大きな影響を与える可能性もありそうだ。
そのためにも、まずは相手チームを圧倒することが求められてくるだろう。ゴールデン・ロッカーズにはインパクト大の勝利を期待したい。
とはいえ、相手の南野&那須にもこの試合は大きな意味を持つ。山本SANが2年ぶりのリアルジャパン参戦なら、南野と那須も久しぶりの登場だ。
南野は両ヒザの手術後日本を離れ、アメリカに戦場を求めた。ここ数年の成果をストロングスタイルのリングで披露するチャンスを得たのである。
那須も約3年ぶりのリアルジャパン登場で、ランズエンド所属としてのお披露目でもある。両者ともに生まれ変わった姿をどこまでアピールできるのか。
ビジュアル的にはゴールデン・ロッカーズに移りがちな視線をどこまで自分たちに引き寄せられるかも注目ポイント。
今後、タッグ戦線に火が付くかどうかも、この試合に懸かっている。
第3試合はロッキー川村vs間下隼人のシングルマッチ。
このカードは間下の直訴から今大会で実現することになったという。
というのも、両者による一騎打ちは5年ほど前にハードヒットのリングで組まれ、間下が川村に秒殺負けを喫したのだ。
しかも間下は顔面を砕かれ、そのときの恨みを忘れていない。
間下は「元々歪んでいた性格に顔まで歪んでしまったこの恨み、晴らさずにおくべきか!」と息巻いている。
間下のコメントに対し川村は「飢えた虎の眼をしていた、あの眼を取り戻せ。そのためにも初心に還れ。
虎の眼、EYE OF THE TIGERだ!」とある意味余裕の返答。間下が一矢報いるか、それとも川村が返り討ちにしてみせるのか。
いずれにしても、一瞬たりとも目が離せない、危険な闘いが待っていることは間違いない。
第4試合は、アレクサンダー大塚&崔領二組vs竹田誠志&岩崎孝樹組というタッグマッチ。
PRIDEでの実績もあるアレクは、旗揚げ以来頻繁にリアルジャパンに参戦しているプロレス&格闘技の強豪だ。
今回は崔との大型コンビでの登場となる。レギュラーに近い存在のアレクだが、このところ目立った活躍は見せられていない。
それだけに、ジェラルド・ゴルドーから学びランズエンドを率いる崔とのタッグで何か新しいものが生まれるのではないかとの期待がかかる。
対戦相手の竹田誠志はリアルジャパン初参戦で、ストロングスタイルとは対極に位置するデスマッチの第一人者。
大日本プロレス、FREEDOMSでデスマッチチャンピオンに輝き、デンジャラス極まりないスペクタクルファイトで圧倒的存在感を見せつけてきた。
その一方で、彼は総合格闘技のバックボーンも備えている。レスリングを始めたのもデスマッチファイターになるためだった。
その過程でアマレスの国体に出場し、U-FILE CAMPに入門。格闘技の経験が異色のデスマッチファイターを生み出したと言っていいだろう。
パートナーの岩崎孝樹は昨年の“原点回帰プロレス”シリーズに参戦し、大抜擢のタイトルマッチでメキシコのレイ・アンヘルに勝利、UWAアジアパシフィックヘビー級王座をかっさらってみせたラッキーボーイだ。
岩崎ももとはと言えば、元UWFインターナショナル 山本喧一主宰ジム出身という格闘技畑の選手。
格闘技がバックボーンの4人がそろったタッグマッチは初参戦の竹田を筆頭に、すべての顔合わせが刺激に満ちている。
セミファイナルでは、関本大介とタカ・クノウが超異色の一騎打ちを敢行する。
大日本プロレスのストロング路線を牽引し、ZERO1の世界ヘビー級王者でもある関本と、グラップリング世界一のクノウがシングルで闘ったら、いったいどんな試合になるのだろうか。
その夢が6・20後楽園で現実のものとなる。両者は過去、3度ほどリアルジャパンマットで絡んでいる。
2014年7・2後楽園では6人タッグでチームを組んだ(藤波辰爾&長州力&スーパー・タイガー組vs高岩竜一&タカ・クノウ&関本大介組)。
15年9・18後楽園では石川雄規&アレクサンダー大塚&タカ・クノウ組vs高岩竜一&関本大介&長谷川秀彦の6人タッグで初対戦。
さらに17年9・14後楽園のセミファイナルで関本大介&LEONA組がタカ・クノウ&間下隼人組と対戦している。
関本とクノウの間で決着が付いたことはなく、それほど長い時間絡んだわけでもない。よって今度が正真正銘、逃げ場のないタイマン対決。
試合は関本のパワーとクノウのテクニックという図式になるのだろうが、闘いはやってみなければ何が起こるかわからない。
関本はリアルジャパンマットでもレジェンド王座のベルトを巻いた。一方のクノウは2度の挑戦経験があるが、プロレスではまだベルトに到達していない。
この試合の内容結果いかんでは、今後のレジェンド王座戦線に絡んでくる可能性もあるだろう。
関本のジャーマン、アルゼンチンバックブリーカーが爆発するか、それともクノウのサブミッションがプロレス界屈指のパワーファイターからタップを奪うのか。
大注目の一騎打ちが、ついに実現する。
そして今大会メインに、大注目のカードが組まれた。“猪木イズム最後の継承者”と言われる“野獣”藤田和之がリアルジャパンマット初上陸。
ケンドー・カシンとのはぐれIGFインターナショナルコンビでスーパー・タイガー&船木誠勝組と激突するタッグマッチだ。
4人とも総合格闘技のバックボーンがある選手だが、クセモノのカシンがいるだけにどんな闘いになるのかまったく予想がつかない。
ここ数年の藤田はカシンとのチームが多く、“邪道”大仁田厚との禁断の遭遇も実現させている。大仁田と言えば、リアルジャパンマットで初代タイガーマスクとの因縁も深い。
藤田は17年11・16東方英雄伝におけるタッグマッチで船木と初対戦。船木には18年6・3全日本の神戸で藤田に乱入され33周年記念試合をぶち壊された遺恨がある。
巡り巡ってたどり着くリアルのリングで藤田はいったいどんなファイトを見せるのか。船木とともに藤田&カシンを迎え撃つのはリアルジャパンのスーパー・タイガーである。
スーパーは言わずと知れた初代タイガーの愛弟子でリアルジャパンのエース。現レジェンドチャンピオンシップ王者でもある。
船木は初代タイガーに憧れてプロレスラーとなりパンクラスを旗揚げ、ヒクソン・グレイシー戦に代表されるように総合格闘技にも進出した。
プロレスラーとしてデビュー後海外に渡り、格闘技からプロレスにカムバックした経歴は不思議なほど佐山サトルと似通っており、フリーながらも初代タイガー欠場のリアルジャパンを守ると宣言したことも頷ける。
その言葉通り、船木にはレジェンド王座戦線を盛り上げてきた功績もある。だからこそ、スーパーと船木はリアルジャパンのツートップと言えるのだ。
よって、リアルジャパンは最高の布陣で最強の外敵、藤田&カシンを迎え撃つこととなる。が、ここでリアル・サイドが敗れてしまったら…。
試合後、いったいどんな風景が待っているのか。カシンはすでにはぐれIGFが挑戦するシングルでのタイトルマッチ実現を要求しているが、ネクストはあるのか、それとも…。
迎え撃つスーパーは「令和元年、ここから新たなストロングスタイルが始まる」と決意を新たにしているものの、果たしてリアルジャパンが掲げるストロングスタイルの闘いになるのだろうか、すべては藤田とカシンの出方次第。大会前から気になって仕方がない、
こんどのリアルジャパン6・20後楽園大会。絶対に見逃せない!
(新井 宏)
【各選手コメント】
■スーパータイガー(リアルジャパンプロレス/第13代レジェン
「昭和~平成~令和、力道山先生、猪木会長、初代タイガーマスク
3つの時代をまたぐ、ストロングスタイルの系譜。
時代は、”強さの象徴”としてのプロレスの在り方、観る側、やる
時代が変わったとして、揺るぎない大切なもの。
今回の闘いが、新しい時代へ、リアルを追求、そしてプロレス、格
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■船木誠勝 (リアルジャパンプロレス/第13代レジェンド王者)
「アントニオ猪木の弟子と初代タイガーマスクの弟子。
一期一会のストロングスタイルで令和初のリアルジャパンマットに
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■関本大介(大日本プロレス)
「以前タッグマッチで闘ったとき、タカ・クノウ選手にグラウンド
自分が20年間やってきたプロレスがどこまでタカ・クノウ選手に
関節を極められないように、チャレンジのつもりで闘います!」
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■タカ・クノウ(チーム太田章)
「今回は大日本のトップ選手との対戦の機会をいただき佐山総監に
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■アレクサンター大塚(AO/DC)
「竹田選手も岩崎選手も共に初対決。
岩崎選手は、若さと勢いも含めてガンガン来るでしょう。
竹田選手は、キャリアを重ねつつデスマッチの一任者でもあるので
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■崔領二(ランズエンドプロレスリング)
「竹田選手、岩崎選手、共にコンディションが良く、オールラウン
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■竹田誠志(フリー)
「初めて見る人は、身体だけ見たら『何だコイツ』と感じると思い
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■岩崎孝樹(ガンバレ☆プロレス)
「今回もリアルジャパンプロレスに参戦でき非常に光栄です。大会
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■ロッキー川村(パンクラスイズム横浜)
「Yo! ポーリー 俺の名はロッキー川村だ。マシタ!お前は飢えた虎の眼をしていた
そのために初心に帰れ。虎の眼だ!EYE OF THE TIGERだ!!」
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■間下隼人(リアルジャパンプロレス)
「5年ほど前に顔面を砕かれ秒殺されて以来の対戦、相手にとって
元々歪んでいた性格に顔まで歪んでしまったこの怨み・・・晴らさ
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■雷神矢口(浅草プロレス)
『俺からすべてを奪えても、これだけは奪えない。俺が、雷神矢口
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■山本SAN(COMBO)
「2017年4月以来2年ぶりのリアルジャパン参戦。浅草プロレ
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■南野タケシ(フリー)
「ようやく念願叶って数年ぶりにリアルジャパンプロレスに参戦す
両膝の手術を経て、海外遠征でさらに幅の広がった俺の闘いを楽し
那須選手と共に暴れまくるんで、そこんとこヨロシク!」
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■那須晃太郎(ランズエンドプロレスリング)
「約3年振りのリアルジャパン参戦になります、ランズエンドプロ
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■倉島信行(ドラディション)
「いつもリアルジャパンのリング熱い男達と試合を組んで頂き有難
猛将、将軍 岡本との試合熱い戦いにし新しい何かを産み出したいと思います。
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■将軍岡本(ブードゥー・マーダーズ)
「第一試合で倉島とだ!?てめーら俺をなめてんだろ。すぐに終わ
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