【SEAdLINNNG】<7・11後楽園大会記者会見③>▼SEAdLINNNG BEYOND THE SEA Tag Championship(王者組)世志琥&松本浩代 vs 高橋奈七永&里村明衣子(挑戦者組)タッグ王座を争う世志琥と奈七永が舌戦 

5日(金)14時より都内・ニコプロスタジオにてシードリングが記者会見を開き、7・11後楽園ホール大会で行なわれるシングル選手権試合の調印式を実施。
出場選手たちが意気込みを語った。
『SEAdLINNNG〜SUMMER BLAST 2019〜』
◆7月11日(木)東京・後楽園ホール(19:00)

タッグ王座を争う世志琥と奈七永が舌戦/シードリング会見

▼SEAdLINNNG BEYOND THE SEA Tag Championship・30分1本勝負
 (王者組)世志琥&松本浩代 vs 高橋奈七永&里村明衣子(挑戦者組)

奈七永「23周年になって、またタッグのベルトに挑戦することになりましたが…青コーナーに立つということで“なんとも高橋奈七永らしいな”と思ってます。いろんな山あり谷ありを乗り越えてきての高橋奈七永の今なので。今しかできない闘いを今回は里村明衣子選手が隣りに立って、皆さんにお見せできるっていうのが最高にワクワクしてます。さっき中島が“これが女子プロレスだ”って言ってたんですけど、“そんなのお門違いだよ”っていうことを、この試合でしっかり見せていきたいなと思います」

里村「里村明衣子と高橋奈七永の最強タッグに匹敵する対戦相手だと思いますが、この試合で里村&高橋の世代の強さと輝きをお見せします」(不在のため代読)

世志琥「ビヨンド・ザ・シー・タッグチャンピオンの世志琥です。ベルトを獲ってから初の防衛戦になるんですけど、まぁ高橋奈七永・里村明衣子…初めての防衛戦の相手としては不足はないのかなと思ってます。…けども、やっぱり防衛ロード1戦目でこのベルト手放すわけにいかないんで。そこはマジ気合い入れていくんで、楽しみにしててください」

松本「ぶっ壊すぞー!! “破壊する女”松本浩代です。私をシードリング出禁にした高橋奈七永が私に挑戦? 頭の中が??? でも、そんなことより私は世志琥とタッグのベルトを獲ったけど、女子プロレス界一のタッグ屋を目指すつもりなんてない。ただ単に強い奴らと闘っていきたい。高橋奈七永と里村明衣子、願ったり叶ったりの相手。こういう相手と試合がしたかった! 全員ぶっ壊すぞ!」(不在のため代読)

奈七永「なんで(松本は)来てないの? 里村明衣子ともなれば忙しいんだよ。松本浩代はヒマなはずなんだよ。何ひとつぶっ壊したことないくせに、こういうありきたりなコメントでホントつまんない。たぶん世志琥はタッグ屋が好きだと思う。パートナーとの意思疎通が全然できてない! そこはちょっとヤバイんじゃないですかね?」

世志琥「あのさぁ、そういうこと言ってるけど現タッグチャンピオンだからね? 松本浩代を出禁にして、その松本にベルト獲られてんだよ。どうも思わねぇのかよ?」

奈七永「私が獲られてるわけじゃなくて、次すぐ獲っちゃうから」

世志琥「シードリングのベルト獲られてんだからな?」

奈七永「それはムカつくんだよ! それがムカつくの!」

世志琥「こっちはちゃんと(結果を)残してんだよ。そういうふうに言われる筋合いがないわ。そっちはタッグだってそんな組んだこともないくせに、急にタッグ組んでベルトに挑戦するとか言って、そっちだってノリでしかないんじゃねぇの?」

奈七永「その“ノリ”が大事なんですよ。わかりますか?」

世志琥「マジ頭がイカレてるわ。ヤベー」

奈七永「ワクワクするじゃないですか。里村明衣子&高橋奈七永組なんですよ。それがベルト巻いて…」

世志琥「それだったら、こっちだってワクワクするじゃないですか。出禁になった松本浩代がタッグチャンピオンですよ。それこそビックリじゃん。高橋奈七永を踏みにじって…」

奈七永「松本なんてこんなちっちゃい話だから。里村明衣子なんて(両手で大きく輪を作って)こんなですよ」

世志琥「何それ? ゴミの山?」

奈七永「空」

世志琥「ヤバイ。死んでる。お星様だって」

━━里村についての印象は?

奈七永「侍(さむらい)ですね。現代に生きる侍そのものですよ。自分の思いを貫く強さ、選手としての強さ、そして人間としての強さになってますね。センダイガールズを引っ張っていってて、今チャンピオンじゃないかもしれない。私もチャンピオンじゃないかもしれない。だけれども今まで築き上げてきた歴史っていうものが揺るがないんですよ。だから里村明衣子の歴史、高橋奈七永の歴史、これが合致するともうヤバイことになるんですよ。それが無限大の証かなと思います」

世志琥「自分からしたら“今さら”って感じですよね、里村明衣子とか。正直、今の自分にとって里村明衣子は必要がないというか。今、自分たちの世代が上がってきてるところで里村明衣子とか高橋奈七永とか、まったく必要がない存在ですね。むしろジャマ」

奈七永「幸せに思いなさいよ」

世志琥「ジャマなものは排除するだけです」

━━里村とのタッグに不安はない?

奈七永「不安は全然ないです、今。先月、小橋さんの大会(6・10後楽園)で試合をしたんですけど、それが7年ぶりぐらいだったんですけど、7年シングルマッチをやってないといえども里村選手のパッションがもう手に取るようにわかって、パッションとパッションの会話を20分間リングで存分にできたので。それが1番モチベーションになってます」

━━里村とのタッグは何年ぶりになる?

奈七永「たぶんスターダム時代にブル中野選手の引退の大会で、さくら(えみ)選手もいたんですけど6人タッグで3人で組んだ思い出があります。あとは『息吹』で組んだ覚えがあって…それぐらいしか覚えてないですね」

━━里村とドローになって、決着をつけるよりもタッグを組むのは?

奈七永「私のクセですね。もっと知りたいなって思うと隣りに立ちたいなって思う。タッグでいうのはそれぐらい奥が深いと思ってて“当たっても良し、組んでも良し”みたいになれるっていう、なんか…魂レベルの感覚です」

━━相手チームで警戒する点などは?

世志琥「自分は個々が強ければ問題ないと思うんで。自分たちの世代が上に行くのに、つっかえてると思ってるんで。今シードリングで彩羽匠がチャンピオンになってますけど、もちろん自分もそこを見据えてますし。こないだシングルで負けた借りもきちんと返さなきゃいけないと思ってるんで。そのためにもやっぱりこの防衛戦で結果を残さなきゃいけないと思ってるんで」

奈七永「警戒するところは世志琥の体重かなと思ってます。太りすぎだろうなと思ってるんで」
世志琥「ビビってるの? 動けるし。そこしかないんですよね、結局。言うところが。つまんねぇよなマジで。23年やってて出てくるコメントが“体重”ですよ? クソつまんねぇわマジ。なんで挑戦してくるの?」

奈七永「ベルトを頂こうかなと思って…23周年のお祝いに」

世志琥「ホント、バカバカしいね。こうやって会見やって、たいしたコメントも言わないで挑戦者のくせしてよ。そんなもんすか? だから中島安里紗にも、そうやってやられんじゃないの? ヘラヘラしてんじゃないのオマエ? シングルのベルト取られてから」

奈七永「楽しくて楽しくて、プロレスが。私も若いときは“負けたらやってる価値ないな”とか“辞めたほうがいいな”とか、さんざん思ってきて。“なんで勝てないんだ?”っていうところを通り越してきて、勝負論がなければ終わりですけど“負けていい”なんて一個も思ってないんで。それを乗り越えられる強さを私はもう身につけたわけで、それをお客さんにお見せできるのが真のプロレスラーだと私は思ってます。なので、今ここでツンケンしたって私的にはそっちのほうがおもしろくないかなと思います」

世志琥「こういうタイトルマッチの会見をしてて、ベルトが欲しいっていう思いがいっさい伝わらない。自分からしたら」

奈七永「そんなわけないじゃんか。アホか! どんな思いでシードリングをやってきて、ベルトまでたどり着こうとしてるかっていうことが、オマエにはわかんないんだよ。だからオマエも薄っぺらいよ、中島と一緒だよ」

世志琥「一緒にすんじゃねぇ、あんなヤツとよ! こっちは“伝わってこない”って言ってんの。“里村と組めて嬉しい”、“ノリでベルトに挑戦します”? こっちからしたら“ふざけんなよ”だよ!」

奈七永「まぁまぁ、勢いっていうのはどっちにつくかわからないんで。ベルトもどっちを選ぶかわかりませんから。自分は“自分を超えていきたい”っていつも思ってるんで。進んでいくことが大好きなので、私は里村選手と組んで新しい…そう、新しい景色ですよ!(彩羽を呼び寄せて)私はシングルマッチでベルトを奪われました。だけど今まで感じたことがない、後輩に負けて“早くこの子が作る新しい景色を見たいな”って思わされたんですよ。じゃあ世志琥はどう思うんだ? 匠はどう思うんだ?」

彩羽「世志琥さん、自分たちしかいないですよマジで。自分はそう思います」

世志琥「そりゃそうでしょ。ウチらの世代がやってかなきゃいけないんだから。盛り上げなきゃいけないんだよ、女子プロレスを」

奈七永「わかってんじゃんかよ」

世志琥「当たりめぇだろが。基本だよ」

 奈七永「2人が新しい景色を皆さんに! ワクワクする世界をお見せできるか? っていうことを今みんな闘ってるわけで。“頑張ろうね”っていうだけではないよ、もちろん。だけど、人は1人じゃ生きられないわけですよ! だから力を今…!」

(世志琥と彩羽が奈七永のテンションに困惑)

彩羽「言ってる意味はわかってますけど…奈七永さん大丈夫ですか?(苦笑)」

世志琥「結局、何が言いたいの?」

奈七永「新しい世界というものを誰が見せて、作っていけるか? っていうことの闘いだ! 頑張っていこうぜ!」

 

(中島が奈七永に襲いかかり乱闘に)

中島「仲良しこよしがつまんねぇって言ってんだよ! つまんなくしてんだよ、オメーがよ! いつまでもヘラヘラしてんじゃねぇぞ、クソパッションヤローがよ!!」

(中島が退席)

世志琥「ほらね? オメーがそうやってヘラヘラしてっからさ、ヤツが出てくんだよ。ちょっとは勉強したほうがいいよ、何回もやられてんだから」

奈七永「……私はやめませんよ」

世志琥「ロクなヤツいねぇな」

◼︎2019年7月11日(木)19:00START /18:00OPEN
「SEAdLINNNG~SUMMER BLAST 2019~」
東京・後楽園ホール

〈第1試合 シングルマッチ20分1本勝負〉
小林香萌  vs  有田ひめか(アクトレスガールズ)

〈第2試合 ハイスピードタッグマッチ 20分1本勝負〉
真琴&朱崇花  vs  星月芽依(Marvelous)&Maria(Marvelous)

〈第3試合 タッグマッチ 20分1本勝負〉
水波綾(プロレスリングWAVE)&高瀬みゆき(アクトレスガールズ)  vs  志田光(AEW/MAKAI)&神童ミコト(Marvelous)
※志田選手シードリング初登場!

〈第4試合 スペシャルシングルマッチ 20分1本勝負 〉
中島安里紗  vs  下田美馬
※初シングル

〈セミファイナル SEAdLINNNG BEYOND THE SEA Single Championship  30分1本勝負〉
[王者] 彩羽匠(Marvelous)vs  [挑戦者] アマゾン
※初防衛戦。挑戦者が勝利した場合第3代王者となる。

〈メインイベント SEAdLINNNG BEYOND THE SEA Tag Championship 30分1本勝負〜高橋奈七永23周年記念試合〜〉
[王者チーム]世志琥&松本浩代  vs  [挑戦者チーム]高橋奈七永&里村明衣子(センダイガールズ)
※第5代王者チームの初防衛戦。挑戦者チームが勝利した場合、第6代王者となる。
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