【新日本】「WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム」に向けた第1弾対戦カード発表記者会見!1.4メインはオカダvs飯伏!ライガー引退試合の対戦相手は8人タッグで藤波、サスケ、タイガーマスクと組み佐野直喜、大谷、高岩、田口と対戦!セコンドにはエルサムライ、小林邦明!レフェリーは保永!
15日、東京・六本木のテレビ朝日にて新日本プロレスの「WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム」に向けた第1弾対戦カード発表記者会見が行われた。
菅林会長「昨日の両国大会の結果を受けて、1.4のメインイベントの対戦カードを発表します」
◆IWGPヘビー級選手権試合
【王者】オカダ・カズチカ vs 飯伏幸太【挑戦者 G1 CLIMAX29 覇者】
※オカダカズチカの5度目の防衛戦
飯伏「昨日はこの権利証をかけて戦ったんですけど、無事勝つことができてこの場所にいれて今、最高です。僕は初めからG1を優勝した次の会見からずっと言い続けてるんですけど、IWGPヘビーとインターコンチのベルトの2つを同時に巻きたい。それは変わらない。それはもっともっとプロレスを広めたいから。IWGPヘビーのベルトをなめてるとかそういうのは何も思ってない。オカダさんに対しても安いと思ってない。むしろ高いと思っています」
オカダ「こんにちは。僕は昨日言ったんですよ。マスコミの皆さんも一緒に盛り上げていこうといったのにいい大人が返してくれないと。(もう一度挨拶)僕はこの1番のベルトを大事にしたいなと思ってますし、東京ドーム超満員にしないといけないと思っているので。ただG1では飯伏さんに負けているのでその借りは返さないといけないと思ってます」
――飯伏選手、東京ドームのメインに上がるという思いは?
飯伏「何年か前にダブルメインイベントという形でやったことはあるが実質上セミの位置だったので、実際にやるのは今回が初めて。それも含めて楽しみです」
――飯伏選手としては東京ドームのお客様に対しては?
飯伏「僕も超、超満員にしていきますよ」
――オカダ選手2018年にタイトルをキープした時に次は満員にしたいと言っていたがあの時の気持ちが
オカダ「プロレスが盛り上がってきていると言われる中でまだ空いているところがるのを埋めてこそ本当に盛り上がっているといえる。MSGも超満員にしたので、日本盛り上がってないじゃんと言われないように僕たちがプロレス盛り上がっているとお見せしないといけない。来年1.4も5も超満員にします」
――2冠へのこだわりはどういうもの?
飯伏「IWGPのベルトは1度も手にしたことはない。ヘビーのベルトに価値がないと言っていると思われている僕が。でも僕はそう思って泣く、IWGPヘビーは最強の人が待つベルト、IWGPヘビーは金メダル。インターコンチは最高の意味での金メダル。だから僕は両方欲しい」
――最強と最高?
飯伏「そうです」
――オカダ選手はインターコンチを銀メダルと
オカダ「僕はIWGPしか巻いてきていない。もしかしたらインターコンチにそれだけの魅力があるのかもしれないけれども、過去にそれだけの魅力におしあげた人もいたけど、今はそこまでできていないので僕にはそこまで価値が感じられない」
――飯伏選手はオカダ選手の時代は飽きていると言われていたが実際にそう感じている?
飯伏「ちょっと長すぎないですか?最強だからそれだけの期間もっているのは素晴らしい。僕はそれを超えていきたい」
――新しい景色をみせる?
飯伏「みせたいと思います」
――オカダ選手も一言
オカダ「長い間、ベルトを持って強くてごめんなさい」
――1.4はこの試合がメインに決まった。1.5は今のところわからないということだが、1.5にどういうカードを望んでいるのか?
飯伏「そこは話が割れそうだが、理想的なのは1.4にIWGP、次の日にIWGPとインターコンチのWタイトルをやるのがベストかな」
オカダ「1.4も1.5も超満員にすると言っているので2冠ではなくIWGPの防衛戦をやりたいと思ってます」
――飯伏さんに聞きたい、僕には後がないとこれまでおっしゃってたが切羽詰まっているのか満足感があるのか?
飯伏「そこは常に変わらない。僕は限界にいるので。ずっとMAXで走り続けている。変わらない」
――オカダ選手、昨日の試合でいつもの決め台詞「金の雨が降るぞ」と使わなかったが意味は?
オカダ「特にありません」
――2年前に、幸せの雨を降らせるといっていたができているか?
オカダ「プロレスファンをハッピーにしていくしかないので、色んな人に知ってもらって、プロレスってすごいな、プロレスってハッピーだなって知ってもらいたい」
菅林会長「引退を発表している獣神サンダーライガー選手の対戦カードを発表します」
◆獣神サンダー・ライガー引退試合Ⅰ
獣神サンダー・ライガー 藤波辰爾 ザ・グレート・サスケ タイガーマスク with エル・サムライ
vs
佐野直喜 大谷晋二郎 高岩竜一 田口隆祐 with 小林邦明
※特別レフェリー 保永昇男
菅林会長「佐野選手は普段は佐野巧真のリングネームだが、ライガー選手の思い入れのあるリングネームで戦います。なおライガー選手は1.5に引退試合Ⅱ、1.6大田区で引退セレモニーを行います」
ライガー「こんにちは、なんでも聞いて頂ければと思います」
――1.4初日のカードの感想は
ライガー「引退試合だからしめっぽくなるのも嫌だったので、華やかに。尊敬している藤波選手、一緒に戦ってきたサスケと、とんがっている大谷、高岩…そんな人たちとできるのは幸せ。引退試合はシュンとなるイメージがあるので、そうではなくてオースゲーと思われる試合をしたいと思います」
――この方にも登場を、藤波辰爾選手です!ライガー選手の引退に向けた心境を
藤波「まずは今回、ライガー選手の引退ということでライガー選手お疲れさまでした。こういう形で1.4東京ドームにあがるきっかけを作ってくれたライガー選手に感謝します。長年いた新日本プロレス、1.4にあがれることを懐深く上がらせてくれた新日本プロレスに対して本当に心より感謝を述べたいと思います。自分自身で久々に緊張というか興奮しておりますが、なじんでいた所なんですが10数年ぶりに新日本のリングに立つとなると、今回特にライガー選手の引退試合となると足を引っ張らないようにしっかりコンディションを整えて臨みたいと思います」
ライガー「僕が小学生の時に本屋さんに行った時に藤波選手が凱旋帰国でチャンピオンベルトを肩にかけているのをみて『格好いいなー』と。Y少年はドラゴンロケットとダブルアームの藤波さんの写真を飾っていた。藤波さんがいなければ僕はここにいない。その人と試合ができて本当に幸せです」
――パートナーについては
ライガー「サスケ選手が別の世界にいってますが、テクニックもあるし信頼している。タイガーマスクは普段からタッグを組んでいるし心配してない。藤波さんにおんぶに抱っこに肩車。そこまでお願いしようかなと思ってます」
――セコンドにエルサムライ
ライガー「試合しろっていったんだけど、できませんというので。長年タッグを組んでいた彼にセコンドをしてくれよといったらOKしてくれたので。僕のきっかけを作ってくれた先輩、パートナーだったもの、今のパートナー。皆様に感謝しております」
――対戦相手には佐野直喜、大谷、高岩、田口
ライガー「田口は普段からやっているのでわかっている。大谷・高岩はZERO-1でやって負けん気の強さはわかっている。佐野直喜さんは昔、藤波2世と呼ばれていて、僕は同期で入って『絶対負けたくない』と思っていた。佐野さんもそうだった。僕のバックには藤波さんがいるんで安心です」
――小林邦明さんについては
ライガー「僕のデビュー戦の相手ですね。いらっしゃるとプレッシャーも感じるけど、引退に花をそえるとかなくバッチバチにいく」
――さばくレフェリーが保永さん
ライガー「マスターズでこないだあって元気。保永さんがメキシコにいる時によくあっていてレフェリーお願いをしたいと思ってます」
――素顔の時代も含めて初期を彩ったメンバー、藤波さんからみると若いメンバーで大変そうだが
藤波「でしょうね。僕が狙われるでしょうからコンディショニングよくして足をひっぱらずに頑張りたいと思います」
ライガー「こういってますけど、マスターズで一番コンディションいい藤波さん。あまりタッグを組んでなかった。凄くワクワクしてます」
――1.5までにこの選手と戦っておきたいという人はいます?
ライガー「レスラーなんで、戦ったことがない相手とは1回て合わせをお願いしたいと常に思ってます」
――団体を問わず?
ライガー「はい。老体に鞭打って頑張ります」
――藤波さん、新日本プロレスはおそらく2006年以来、東京ドームへの思いは?
藤波「冒頭にもいったように慣れ親しんだ場所だが、もう一度呼んでくれたことに感謝。タッチをしなくても自分ひとりで全部たおすくらいの気持ちでやりたい」
――4日のカードは決まったが、翌日の希望は現時点であるか?
ライガー「やりたいという相手がいればなんでも。しめっぽい試合はしたくない。最後までガンガンぶつかりライガーはライガーらしかったねと言われるように」
――セレモニーは?
ライガー「ドームという試合数、雰囲気で1.4と1.5でいいかなと思っていた。10カウントをやって。会社からそういうところはケジメを付けたほうがいいし、セレモニーの時間はとるのでと言われたので。わざわざそういう席を設けてくれたのでありがたく。自分が所属している会社、団体をもちあげるわけじゃないけど感謝しております」
――ライガーさんの引退に対して藤波さんの思いは?
藤波「僕より全然若く淋しい、せんだっての長州力選手もそうだけど本当にめいっぱいの送り出しをしたいと思います」
――引退発表されてから7カ月、国内外色々な人の声を聴いて今の段階で引退とはどういうもの?
ライガー「僕で言わせてもらえれば、レスラーとしての獣神サンダーライガーが消え去るということでは」
――引退はいいもの?淋しいもの?
ライガー「2つある。こういいうものだとレスラーは痛い思いをするし、怪我もするし、命にかかわるもの。そういう色々なものから逃れようとする恐怖心、そういうものから解放されるほっとする気持ちがある。逆にこういう緊張感を日常生活で味わったことがないのでそれがなくなるのが淋しく思う。みんなで地方巡業に行ってワイワイやるとか。今は練習してツアーしてワイワイいくという。あっという間ここまで。とにかく1試合1試合頑張ってやるだけ。後は6日のセレモニーが終わってどんな気持ちになるのか、楽しみにしてます」
――最後に引退用にコスチュームは考えている?
ライガー「いつも通り。引退セレモニーもいつも通りでいこうと思ってます。ライガーはライガーでいいんじゃないですか?」
併せてDVD BOX 獣神伝説の発売も発表された。